43話 教師を脅迫
「私が気づかないところでそんなことがおきていたなんて」
イリスが老人教師の胸倉から手をはなす
老人教師は崩れ落ちる
「わかった。私も学園辞めるわ。こんなとこにいたくない」
イリスが明るい声で言う
「なんじゃと。そんなこと許さん。化け物が2人も野放しになるなんてあってはならん」
老人教師が言う
「え?私のことも利用しようとしてたの?きも~」
イリスが老人教師を軽蔑する
「お前たちが帝国の戦力になれば帝国は戦争に勝つことができるかもしれない。周りの王国は勇者を召喚したようじゃ。わしら帝国は勇者を召喚することができないのじゃ。だからそれに対抗するには才能ある者を利用するしかない。そんなときにお前たちが現れた。イリスお前が目的で監視していたがもう一人も化け物だった。ちょうどよかった。だが気づかれて逃げられてしまった。帝国は戦争に勝てない。終わりじゃ」
老人教師の声から力が抜けていく
「黙れ、そんなことのために私たちの人生を無駄にさせようとするな」
イリスの声に教師が怯える
「リリアの居場所を教えろ」
「わかりません」
教師は震えている
「なぜだ」
「逃げだしたことすら知らなかったので」
「あっ。そっか」
イリスは忘れていたようだ
「まぁいいわ。お前らはおとなしくしてなさい。帝国に報告しようなんて考えるなよ」
「はい」
イリスは職員室を後にする
寮の自室に向かって歩いていく
イリス(どうせするんだろうけど。こいつらを殺すと私が指名手配されることになる。それは嫌だ。だからリリアも逃げることを選択したのだろう。それか単に人を殺したくないからか)
イリスは納得したようだ
イリス(リリアは冒険者になるって書いてあった。そうだ、私も冒険者になればいつかリリアに会えるかもしれない。そうとなれば早く準備してこんなとこ出て行こう)
イリスは少し駆け足で自室に戻っていく
そしてすぐに学園を後にした
「まずいことになった。あの化け物が帝国に牙をむけたら帝国は大変なことになる。早急に対処させなければ。帝国の闇部隊が10人いれば1人を倒すことはできるだろうか?成長されたら本当におしまいだ。今すぐに報告しなければ」
老人教師は息切れしているが全力で城に走っていく




