13話 最初の授業摸擬戦
ー2日後ー
授業が始まった
「まず皆さんの強さを知るために摸擬戦をしてもらいます」
教師が言う
最初にペアが戦闘を始める
「最初はファス・トーマスとドーナツ・セカンだ」
「「はい」」
ファスとドーナツが返事をする
「訓練場に入れ」
ファスとドーナツはそれぞれ訓練場の右端と左端に入る
「摸擬戦、始め」
「紅き火よ、我が声に応え球となり敵を燃やせ 《ファイアボール》」
「大地を統べる土よ、我が声に応え壁となれ 《ロックウォール》」
ファスの手のひらに火球が生成される
ドーナツの前に大きな石壁ができる
ファイアボールが放たれた
それを防いだロックウォールは崩れた
「どうだ俺のファイアボールは」
ファスが自慢気に言う
ドーナツは驚いている
「べ、別にまぁまぁね」
少し慌てたように驚きを隠して言う
が、全く隠せてない
「2人ともなかなかやるな。ファイアボールを打てる。それを防ぐロックウォールを作れる。」
「ありがとうございます先生」
「これからも練習がんばります」
ファスとドーナツは嬉しそうにして訓練場から出ていく
ドーナツの悔しそうな顔はもうない
教師に褒められたのが相当うれしかったのだろう
次はリリアとイリスの番だ
「リリア俺は手を出さない。1人でがんばれ」
「うん。がんばる」
「次はリリアとイリス」
「はい」
「は~い」
リリアはハッキリと返事をする
対してイリスはダルそうに返事をする
(あいつリリアのことなめてるだろ。Aクラスに入れる実力があるからって調子乗るなよ。)
リリアとイリスが訓練場に入る
(敗北を知るがいい)
天使がイリスを睨みつける(目ないけど)
空間が重くなる
「えっ?」
イリスが何か嫌な気配を感じ取る
「どうしたイリス。何かあったか?」
教師がイリスに聞く
「いいえ、大丈夫よ」
イリス(今のなに?何かに殺されそうな感覚があったんだけどすぐになくなった)
「摸擬戦、始め」
教師が言う
「蒼き水よ、天翔ける風よ、我が声に応え氷となり敵を貫け《アイシクルランス》」
(リリアは得意な氷魔法か)
「紅き炎よ、我が声に応え敵を燃やし尽くせ《フレイムバースト》」
(え。火の中級魔法?そんなの使えるの?あの子結構強いかも?だがリリアには勝てない。絶対に)
リリアのアイシクルランスをイリスのフレイムバーストが溶かす
リリアのアイシクルランスが溶けて石ころほどのサイズになりイリスに飛んでいく
イリスはそれをギリギリで回避する
「摸擬戦終了。2人とも本当にすごいぞ。イリスの火の中級魔法、フレイムバーストはもちろんそれを耐えるリリアの氷の初級魔法アイシクルランス」
教師が絶賛する
「ありがとうございます」
リリアは褒めてもらって喜ぶ
「なんで私の炎が、」
イリスは納得がいっていないようだ




