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異世界なのだから最強の剣を求めるのは普通だろ  作者: 雪兎
1章 始まりと学園と青年紀
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第7話 試と王都と彼女と

少し飛ばし気味ですが学園編スタートです。勿論王道で行きます

 それにしてもアレは有り得ないだろ、だれだよあんな物を細切れにしてから放置したバカ野郎は。

 そんな事を考えながら、俺とグランとフランシスは魔力枯渇によるマジックフローで、馬車内にて救出に成功した王国の3等兵士とB級魔法師による治療を受けていた。


「本当にすまない。私たちが居ながら貴方方入学前の生徒を戦闘に駆り出す事態になってしまい」


「魔力精製水に依る治療が終わりましたよ。貴方方には、感謝しても仕切れません。もし他にも不調が有れば言ってください。出来うる限り、このご恩を返させてください」


 兵士と魔法師の二人はお礼を言い、俺達に握手とハグをして護衛の任務へと戻っていた。


「グランに、えっとフラン? 二人とも大丈夫か? 本当に悪かったな無茶な事しちまって」


 恥ずかしさから、頭を掻きながら謝罪をしてしまったが


「まぁヒルトだからな、慣れてるよ。それよりも、俺様の華麗な魔法と剣見ててくれたかい、フランシス」


 こいつは……フランが女とわかってからちょくちょく色ボケかます様になった。

 しかも指パッチンからのウィンクって昭和か? それに順応が早すぎる。羨ましい限りだ。


「お前な、色ボケの冗談は、大概にしとけよ。それでフランがキョドってるだろ。それに後お前の剣が何だって? 一瞬で手から無くなってたよな?」


 グランが俺の魔法が無かったら倒せなかっただろうとか何とか言いながら、じゃれ付いてくる。その光景を見てキョドっていたフランが、


「本当に君たちは昔のままなんだね、羨ましいね。僕が男だったら昔のまま君たちといれたのかな?」


 すこし涙目だった、俺は、言葉が出なかった。


 正直に言えば何て言えば良いか解らなかったんだ。

 ……あと早く言ってくれていれば他に方法が有ったかも知れなかった。なんで友達なのに言ってくれなかったのかって少し怒ってもいた。だから言葉を出さなかったが正解かもしれないな。

 あとフランの服が肌蹴て胸を見てしまい、ビンタされるのはご愛嬌。



『俺とグランがハモった時に戻るか』


 いきなりフランが女だ? 俺は信じれなかった。そしてグランはなにやらホッとした顔をしていた。


 なんだろうコイツ、一番フランとベッタリだったのに何でコイツは、嬉々として喜んでんだ? まぁ女好きだから問題ないか……。

 そう思い、グランは一旦放置で自称『フラン』と言う女が問題だ。


「おい、お前な、いくら何でも冗談は止めてくれるか? あの日以来俺達はフランと会えなかったけど、それでも友人なんだ。流石に友人を貶めたり成りすます行動は許せないよ」


 おれは、太腿に帯刀していたソーンスコルのナイフに手を伸ばしていた。

 流石にキレ過ぎかもしれないけど、大事な友人だ。許せる冗談じゃない。

 殺意は無くとも脅しにはなる。真相を言わないなら、ソーンスコルの牙で出来たナイフだ電流の一発でも流せば素直になるだろう。


 そう思っていると、グランが止めに入ってきた。


「おいおいヒルト、やりすぎだって、完全に怯えてんだろう。それにもし言ってる事が本当だとしたらお前、友達に刃を向ける事になるんだぞ、いいから冷静になれ。それとここは俺に任せろって。女性の事なら俺だ、剣バカ」


 俺は、そう言われ溜飲を下げ、グランに任せることを承認した。何故かテンションが高い、確信でもあるかのようだった。


「よし、ゴメンな剣の事以外だとこいつバカだからさ、怖がらせたね。一つ君がフランだって言うならさ、質問が有るんだけど、答えてもらえる?」


 俺をディスりながら自称『フラン』と話し始めた。そして。


「知ってる、ヒルトは昔からだし。質問ってなに?」


 少し笑顔が見えた。そして似ていた……


「ありがとな。質問てのは、ずばりコイツの必殺技はなんでしょうだよ」


 俺はその質問だけは止めさせたかった。唯一知るのは、俺達五人だけの事とは言え、もしグランが正解はとか言った日には俺が死ぬ。止めないと。


「はぁ? おいおいちょっとまて俺を巻き込むな、それに俺の唯一の汚点だやめ……」


 と言い掛けたが、グランに遮られそして


「え? そんな事で良いの? たしかあの時グラン君がヒルト君に[グランドスラッシュ]とかやって、頭に当たってから、正義の一撃とか言って飛び蹴りしながら叫んでた奴で良いよね? たしか[エンシェントライトキック]、だったよね?」


 俺はその答えにより心の中で悶絶していた。

 正解だが今聞くと30前のオッサンがそんな恥ずかしい事をした事になる。

 俺の心は、崩壊寸前だった。


「ヒルト、決定だな。ホントにフランだよこの子はさ。それにしても今聞いても良い技名だよな、そういやなんであれ以来技を叫ばないんだよ? カッコ良いのにさ」


 この世界の奴らはオカシイ。自分の絶対的な技や決め技をする時に必ず技を叫ぶのだ。そしてどれも痛々しい技名が多い、心がエグラレソウダ……

 そして絶望している俺を更にエグる話を二人で談笑し始めていた。

 俺はこの談笑を無視して、事実に目を向けて認めなければならなかった(俺の尊厳の為に)。

 目の前にいるフランが女性であり友人であったフランだという事を認めたとしてもだ、でも謎は残るんだ。


「認めるしかないけどさ……もしもフランだったとしたらおかしくないか?」


 俺の発言で仲良く談笑していた二人は、何の事みたいな顔を向けてきた。


「あのさフランは、儀式の日結果に喋れない位に落ち込んでいたんだよな? その後だって会いに行っても今は会えないって追い返されたし、ここに居るのはおかしくないか?」


 俺がそう言うと、グランはああそういえばと反応してから。


「能力的な問題で落ち込んでたんじゃないって事だろ? きっとな、そうだよねフーラン」


 もうこの色ボケ野郎は、事女性に関しては使い物にならん。


「おいグラン……はぁお前は全く。フラン、俺はそれを話してくれないと流石に友達だったとしても信用することは出来ないし、グランもシオンもムーラも、そして俺も心配してたんだ。理由位話してくれても良いと思うんだけどな」


「おいヒルト、お前な、流石に本人が話すまで」


 そのやり取りを遮るように


「ごめんなさい……僕は話さないといけないよね。僕の本当の名前は……フランシス・ネロ・セレンスなんだ……」


 セカンドネーム持ちって……。


 この世界では、セカンドネーム=特権階級者で有り、俺やグランの様な一般人は名乗れず、そして虚偽成りすましで使えば極刑になる可能性も有る。

 そしてフランが羊皮紙を渡してきた。俺とグランは、それを確認して更に、


「「はぁぁぁぁ、マジでーーーーか」」

 又ハモった……


 内容は。

              フランシス・ネロ・セレンス

                   魔力適正

                    [遠]

                   魔力量

                    [大]

                   発現魔法

               [嵐][重力][回復][水][土]

                   発現スキル

      [結界][魔法付与向上][カドゥケウス紋章][魔力軽減][行動補助][鷹目]

                    『S』


 驚愕的な物だった、もうチートに近い。


 それしてもカドゥケウスでネロと言えば……没落貴族の名前だったような。理由は知らないけど、発現能力が著しく落ちて除外されて、だったかな?


「僕の家では、女の子は10歳までは男の子として育てる仕来りが有って、それを言えなくてね、それに騙すつもりなんて無かったんだよ、僕も自分が男だと思ってたんだ……だから……きゃぁ」


 言葉の途中でいきなり馬車が止まり、反動で後部へと飛ばされ。

 俺は、フランの胸に顔を埋める形になってしまった。

 グランはフランの太腿に顔を埋めていた。


 コイツは喜んでニヤケテル。


 当然即座に退避して言い訳をしたが……俺とグランはビンタと重力により床に押し付けられていた。

 まぁフランが謝って解除してくれたけど、外が異様に騒がしく御者も声を掛けに来ない。


 俺達は、顔を見合わせてから馬車の外にでた。


「はぁ? 何だよこれー」


 俺の目に映ったのは、無数のスライムの群れが先頭の馬車を襲い、護衛の人をまるで蟻が群がるように飲み込む光景だった。


「スライムがなんでこんなに大群を作ってんだよ?」


「俺が知るかよ、それより護衛の人たちが飲み込まれた、ヤバイだろアレは」


 グランが言うことは、的を射ていた。

 何故ならスライムは基本的に集団行動する知性は無く、ダンジョン等で狭い場所ならいざ知らず、こんな草原地帯のど真ん中では有り得ない。

 有るとすれば誰かがスライムを切り刻んで放置した位だ。


 俺達は、焦りどうするべきか悩んでいると


「そんな事より助けないと……シルフィードー」


 フランが風の魔法で前方の馬車や兵士魔法師に纏わり付いていたスライムを吹き飛ばし、その風を結界の様に維持していた。

 スライムは風に阻まれて近づけないみたいだったが、前方に居た人達は気絶していて動けないようで、俺とグランは、いきなりの魔法で固まっていた。


「ヒルト君、グラン君、早くして。僕の結界……じゃ長く……あの人達を僕の近くに」


 俺達はその言葉で我に返り、前方の7人を順番にフランの元へと連れ帰った。


「こいつで最後だ」

 

 俺が一番遠くに居た司教の息子を抱えて戻ると、フランは結界を小さくした。

 にしてもこの馬共は何なんだろうか? イの一番にフランの近くまで避難してきたけど。


「これで少しは長く持つけど、これからどうしようか? このままだと僕達も……」


 現状スライムが前の馬車を完全に消化してこちらに向かってきているし、後方からも、完全に囲まれていた。


「ヒルト、お前考え無いのかよ? こういった事はお前の専門だろう」


 俺は悩んだ。それをこの二人が見守っている。


 全くトンだ無茶振りである。こんな状況をどうしろと? スライムは切れば増えるし、対処法なんて蒸発させ……

 ふと司教の息子の腰にある物が目に入り、殺意と解決策を思いついたが、


「このクソバカは……」


 俺の怒りに気が付いたのか、不安そうに俺を見てから、二人は、俺の見ている物に目をやってから頭を押さえていた。


「まぁ全部がコイツが悪い訳じゃない。それに解決策が出来たよ……成功するかは、解んないけどな」


 俺は作戦を説明してから、司教の息子を担ぎ上げ


「行くぞ? 良いな?」


 二人が了承したのを確認してから、グランと俺は結界から飛び出た。


 すると作戦通りスライムの群れが砂鉄が磁石に引き寄せられるみたいに俺を追いかけてくる。

 一部例外が、フランの結界に群がるが、グランが炎の剣で蒸発させて対処してくれた。


「おいおいヒルト多いってこれ……うぉい、ちょ剣が、クソがぁぁ」


 剣をスライムに溶かされて魔法のみで対処していた。さすが[中]、火炎放射機みたいだぞ。


「グラン早くしろよ、俺も限界だって流石に」


 俺は、スライムを引きつれながら、襲ってくるスライムを拳大の炎で叩きながら逃げ回っていたが、どんどん増える。

 後ろを見たくない、後ろからスライム特有のグチョグチョという移動音が重なって聞こえる。そして異様に早い。それもこれもこの馬鹿の腰にある魔水結晶のせいだ。


「グラン君もう大丈夫だよこれくらいなら、だからヒルト君の方に行って」


 グランは躊躇していたが、根負けして俺の方に来て俺の横を並走すると。


「速攻で片付けるぞ、ヒルト」


 俺は、司教の息子を地面に落とした。後方のスライムは司教の息子に群がって行く。


「シルフパウトーー」


 フランの声と共に、一つの風の渦が全てのスライムを巻き上げながら移動してくる。


 司教の息子に群がっていたスライムも連れ去り、司教の息子が竜巻の上から排出され落下していくのをグランがキャッチした。

 中のスライムは結界によりミキサー状態で閉じ込められていた。結界とは本当に便利なスキルだよ。


「サンキュウ、おらぁぁぁクラエヤ軟体ゲル共」


 俺は竜巻にナイフにピアノ線を巻きつけた物を投げ入れ、竜巻内の溜まった静電気を操り雷撃を発生させ、スライムの電気分解を試みたが。

 竜巻が水色になる程の量で分解が追いつかない上に魔力が拡散する。


「くそ、思ったよりも魔力の拡散がでか過ぎた……グラン、手伝え」


「本当にお前は人を何だとまったくまぁ、サラマンダーフレイム」


 待ってましたと言わんばかりに司教の息子を放り投げ、火炎放射機の様に炎を竜巻に向かい打ち込んだ。


 ここで問題です、水素に酸素が閉じ込められた場所に火をぶち込むとドウナルデショウ……

 正解は、大爆発なのだが……


「結界スゲー……って、あっ」


 俺は目を疑った。


 竜巻の結界内で高温の爆発が生じ、全てを閉じ込めたまま渦を巻いていた。

 そう、俺のナイフ(力作のソーンスコルのナイフだ)はピアノ線が溶け切れて中に閉じ込められたのだ。終わった。俺は魔力フローとショックで地に伏せた。そしてグランも魔力切れ、フランもそんな爆発を封じ込めたんだ、当たり前だが倒れていた。


【そして冒頭に戻る】


「ああ? なに時化た顔してんだよ、な? ヒルト? 俺達が友達だし昔と何も変わりなんて無いよな?」


 俺の腹に軽く拳を入れながらグランが言ってきて、悩んでいるのが馬鹿らしくなった。


「そうだな、たまにはグランのクセに良いことを言うよな。そうだよフラン、俺達は変わらない、変わらないバカだよ」


 俺とグランの言葉にキョトンするフラン、グランは、俺の言葉に噛み付いてじゃれてくる。

 そして、


「あははは、本当に僕は何に悩んでたんだろうね。何も変わらないね」


 涙を拭いながら笑うフラン、連れて俺もグランも笑った。

 そう昔の様に変わらず、ただ笑うフランが女性として見えた事以外だけど。


 そうして昔の様に話していると、外から司教の息子の声が聞こえてきた。


 まぁアレだけ荒く扱ったんだ、服は無いし前の馬車の連中は馬車ごと荷物も消化されたのだから予備も無いだろうけど、アイツに関しては知らん。それに、俺のナイフ……

 なんて思っていると。


「すみません……このナイフは貴方方の物ですか? 先ほどの場所に落ちていましたので」


 さっきの魔法師が馬車の扉を開けて差し出してきた。持ち手部分は溶けて原型は無かったが、刀身である牙は一切の損傷が無かった。


「俺のです、ありがとうございます」


 本当にスゲーなこの牙……有り得ない耐久性だ。


 そう思いながら大切に布で巻き、鞄に収納した。その時に出発前に注文品だから渡しとけと言われた剣を見つけ、タグを確認すると


「おいグラン? 家に剣なんて注文したか? お前宛に預かった物みたいなんだ」


「いや? 知らないけど? ってオイ投げんな」


 俺は、剣を投げてグランに渡したら怒られた。剣には手紙が付いていて、それを読んだグランは少し剣と手紙を抱きしめていたけど、直ぐに元の表情になり


「父サンからだよ、全く出発前から遠征とか言って送り出しできないからって。直接渡せよな」


「まぁでも丁度良かったじゃないか。お前の剣、さっき溶けたんだし」


 俺が何気なく言うと。全くだなと言いながら剣を握り締めていた。


  【そしてその後何の異変も無く4日の旅を終え王都へと着いた】


 俺達の町からの馬車が最後だったようで、一日の休息を用意された宿で取り、翌日、

 王都グラズトルニの南区の学園区画の中央に位置する場所へと王国全土より集められた者達が集合。

 王立グランスト学園の大講堂へと俺達は集められた。総勢400名程が集まると、壇上に一人の王国騎士風の人物が上がって行くと辺りは静まり。


「私は、王国エインス騎士団長のスラン・サーバーだ。これより諸君等には振り分け試験を受けてもらう。その結果と、適正に応じたクラス編成を行なう。これに等級優遇等は存在しない、それを理解した上で試験に挑んで貰いたい、以上だ」


 壇上より降りていった。


 その後何名かの騎士や魔法師が壇上に上がり資料を見ながら名前を呼び。呼ばれた者を連れて行った。

 俺は、何が等級優遇が無いだよ、などと悪態を思っていると。俺とグランの名前が騎士に呼ばれフランは魔法師に呼ばれ、分かれる事になった。


「俺とヒルトは一緒か……フランシスちゃん、別々のグループだけど頑張ろうな」


「フラン後でな」


 俺とグランは、それぞれフランに言い残し騎士の下へと向かった。


「後で絶対にだからね」


 大声で俺達に叫ぶフランに対してグランは振り返り大きく手を振り、俺は恥ずかしく軽く腕を上げる程度に返事をした。

 そして試験会場である広大な広場へと連れて行かれると、そこら中で魔法や剣の試験が行われていた。


 騎士が所定の木製案山子が設置された場所まで案内すると


「これから君たちには順番にこの目標を、自身の一番強い技による一撃で無力化してもらう。名前を呼ばれた者は前に出ろ」


 そう言い順番に7名の名前を読み上げていく。それぞれ痛々しい技を叫びながら木製の案山子へと技を放つ。魔法だったり剣技と魔法の混合だったりして、大抵は案山子は破損程度だった。そしてグランが呼ばれ


「紅の紅蓮剣」


 と叫びながら巨大な炎を剣に纏わせ、案山子を真っ二つに燃やしつくした。初めて見る技だった。周りが騒がしい。

 正直、痛い技名だな。あと、紅〈クレナイ〉と紅蓮〈グレン〉で、被ってんだよなんて思いながら。


「お前隠し玉かよスゲーな」


 と俺はグランの肩を叩くと、


「お前も有るんだろ?」


 そういい拳を出してくるから拳を合わせた。案山子が交換され俺の名前が呼ばれた。


「見てろよグラン」


 俺は案山子の前に立つと、魔力を纏いその魔力を雷撃へと変化させ、[迅雷]の体勢に入ると周りがまた騒がしい。

 そして、鞘へも電撃を流しながら雷撃の反動を利用して一息に案山子へと飛び込み


「しっっっ」


 鞘で電撃を増幅させ、ローレンツ力を生み剣を打ち出す。

 最速の抜刀術からの反射神経の加速で速度を殺さず案山子へと5度の剣撃を見舞う。

 銘を付けるなら[電磁加速抜刀]だな。


 案山子は、頭・胴・下半身・足・腕の横5分割になり崩れた。


「ふぅ……どうよグラン」


 俺は振り返り、指を立ててみせた。




今回は注記無しです。まぁ当分は注記は無いと思いたい。


4月5日の5時には次話投稿予定… もしも過ぎる様なら活動報告に書きます

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