婚約
完結します
あれよあれよ、とヒルクと婚約したけれど。
ヒルクは、落第した。
ありえないでしょ!
考えられない。
「ミサがいてくれるなら、すぐに卒業するから!」
「いつまでも待ってると思わないことね」
ビシリと言ってやる。
甘くすると、どこまでもダメになるわ、こいつ。
私は、一度、両親の元へ戻った。
ユング商会は、大繁盛まではいかないものの、そこそこ繁盛していた。
「おかえり、ミサ!」
家族に出迎えられて、ココロが緩む。
「うん、うん、みんなに会えて嬉しいわ」
涙が滲む。
「お嬢様ーーーっ!!!」
みんなが喜んでくれている。
「リアンナーーっ!マリオさん!」
感動の再開。
「お姉様!」
ジョセフも、15歳。
街の学校へ通っている。
とても優秀らしい。
そして、イケメンに育った。
「お姉様、僕が弟でなければ、結婚したかったのに。あんな奴、やっぱりいなくなれば、、、」
やや重度のシスコンへ成長した。
しばらくは、お父様の仕事を手伝いながら、この世界の仕事に慣れて行く。
いずれは、王都へ行くかもしれないし、行かないかもしれない。
そんな先のことは分からない。
私は商人として働いてお金を稼ぐだけだ。
「いらっしゃいませ」
商談相手を迎え入れるのも、私の仕事。
今日は、王都から来た要人らしい。
「ああ、来たぞ」
ん?んん?
「やっぱり、諦めるのは止めた。落第するような男は、ミサには似合わないからな。今は、遠く離れているから、チャンスだと思ってな」
来た。
そして、詰めて来た。
「今回は、きちんとした商談だ。よろしく頼む」
そう言うドレインは、少し大人っぽくなっていて、更に背も伸びた?
視線が合うと、ドキドキする。
もう、ヒルク、頑張ってよね!
早く卒業しないと、私、本当にどうなるか分からないからね!
怒りを手紙にぶつけてやった。
死ぬ気で勉強しやがれ!
その間に、私は立派な商人になっといてやるから。
目指せ、貯金王!
自分の幸せは、ヒルクなんかに頼らないから!
掴み取れ!作り出せ!自分の幸せ!
あまり、商会の仕事に焦点が当たらず、、恋愛メインになったような?
まあ、ラブコメも入ってたので、良しとしよう。
趣味だし。
読んで頂いた方、誠にありがとうございました。
楽しかったです!




