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打診
娘の結婚
ダグラス商会から、一通の手紙が来た。
内容は、恐れていた通り。
ゆくゆくは、ミサとヒルク君を結婚させたいと記されていた。
学院を卒業したら婚約してはどうか、と。
ヒルク君は、強くミサを望んでいる、と。
絶望だ。
ミサがお嫁に行くなんて、絶対嫌だ。
妻は喜んでいた。
「あら、いいじゃないですか。ヒルク君、優しい子だもの、ミサと合うと思うわ。それに、ダグラス商会との更に強い縁も出来たら、我が家は安泰ですわ」
そんなことを言ってるんじゃないんだ。
例えこの国の王子が相手だって、娘を結婚させたくないんじゃーーーーっ!!!
返事は、濁して先送りした。
何度か来たけれど、さり気なく話題をずらした。
そうこうする内に、1年が経とうとしていた。
男親にとっては、嬉しくないことらしい。




