クラスメイト
クラスに王子
学院のクラスは、入学時のテストの成績ごとに分けられるらしく。
私とヒルクは同じクラスだった。
もちろん、最優秀クラス。
ヒルクったら、頑張ったのね。
「まあ、王子様よ?!」
クラスメイトが囁いて指さすのは、本当の王子様だ。
この国の王子様。
王位継承権第2位のドレイン王子。
黒髪黒目のなかなかのイケメン。
でも、ヒルクの方が王子~っぽいんだよね。
「へー、あれが王子様ねぇ」
さすが本物の王子様は、気品がありますな。
それに、成績優秀。
まあ、そうでなくても王族だから、このクラスに入るだろうけど。
「それでは授業を始める」
いつの間にか入って来ていた教師の声に、気を引きしめる。
この学院では、基本的な礼儀作法や上流階級のマナーから、国の成り立ちや他国の歴史、今のこの国の課題も学ぶ。
商人にも、王族にも、役立つ内容盛りだくさん。
それに女生徒のための刺繍やお茶会作法まで。
男子生徒は、女性のエスコートの仕方まで学ぶらしい。
あらゆるニーズにお応えする学院。
しかも、3食付き。
私は特待生?扱いで、無料で入ってるけど、これ相当高いんじゃ?
まあ、こうなったら、思う存分利用してやる!
卒業は5年後の17歳。
お母様は17歳で、お父様と結婚したらしいけど、私は絶対しないわ。
お父様の商会を継いで、バリバリ働いてやるんだから!
目指せ、貯蓄王。
夢のような展開。




