↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/39

ミサレイ

親も子供をよく見てます。

ミサレイは、とても良い子。


癇癪なんて起こしたこともないし、本当に幼い頃から聞き分けが良い。


育てやすくて、苦労なんてしたことも無い。


けれど、時々、不安になる。


時に、あまりに子供らしくない言動がある。


もっとワガママを言ったり、周りを困らせることがあっても良いのでは?と夫にも相談した。


夫も、思うところがあるみたいで、なにか考えているようだった。


弟が産まれて、子供らしくはしゃいでいたけれど。


決して無理やりに世話を焼こうとするわけでもなく、私が疲れている頃に、さり気なく手伝ってくれる。


あるいは、リアンナを呼んでくれる。


もちろん、かわいい、かわいいとあやしてくれるが。


それでも、毎日の勉強は欠かさず、家庭教師も休まない。


ハンカチの刺繍には興味は無いようで。


「名前、決まったのね?ジョセフ!ステキな名前だわ!」


喜んで弟の名前をしばらく呼んでいたけれど、それだけだった。


まだまだ弟は赤ん坊で、遊び相手にはならないから、無理も無いのかもしれない。


そう自分に言い聞かせて、不安な気持ちをなだめていた。



「遊び相手?」


「ああ、やっぱり同年代の友達がいた方が、健やかに育つと聞いたんだ」


夫から、遊び相手を用意すると聞いて、胸のつかえが取れたようだった。


やはり、夫も考えていてくれたのだ。


「そうね、それがいいわ。毎日、家庭教師と私達とだけでは、あの子の成長に良くないもの」


そう頷いて、その相手が来てくれるのを心待ちにしていた。


「当日まで、ミサには内緒だよ?」


イタズラっぽく笑う夫が、すごく素敵で惚れ直した。

じーっと見てます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。