追跡16 新たな真実
ある暗い夜道、一人の大男の後ろに私はいた。彼の大きさは力の大きさを表しているかのようで、私は彼についていくことにした。私の仲間のために・・・そして――――――――――――
リーダー・・・
突然、大男の足が止まり、ついビクッとしてしまった。その先を見ると、怪訝そうな細がらの男が目の前に立っていた。
「ガンズっ!!きさまああ!!よくも私の家族をおおおおおお!!!」
あたり一帯に響き渡ったその声は、鼓膜を破るように大きく、憎悪に満ちた声だった。
ガンズ・・・そう、この大男の名前・・・外国人であり、また<インディペンデント>というチームの一人、私はリーダーを助けるためにこの男についている。
「なんだあ、おまえはあ・・・いちいち殺していく人間の顔なんて覚えちゃねえんだよ。」
「くたばれえええええええええええええ」
理性をほとんど失いかけた細がらの外国人は銃を持ち、引き金を引く。
銃声―――――――――――――――――――――――――――
「なぜだ、なぜ、死なない・・・」
さらに何発も銃声が響き渡る。
「おれのことを知っているならなあ・・・覚悟して地獄へ行く準備をしろおおおおお」
「う、うああああああああ」
瞬間、私は目をつぶった。目を開け、何度も何度も見てきた似たような光景。相手の男は、頭から腹にかけて肉はえぐられ、血しぶきが出ていた。
こわい、こわい、こわい・・・こわいよお・・・
リーダー・・・
一瞬、背筋に寒気が走る。
「・・・あれ・・・」
「どうしたの・・・。」
「いや、なんでも・・・ない。」
とりあえず、俺は買ってきたパンを食べていた。ちなみにメロンパンを何個か・・・
「ねえ、変態くん、それ私にもちょうだい・・・」
満月の俺に対する名前の呼び方が変わらない・・・まあ名前ないしな・・・でもなあ・・・
とりあえず、やるか。
「くれるの!?ありがと~」
嬉しそうにしていたので、よほど腹が減ったんだろう。
「まあパンだけど育ち盛りなんだから、食べて大きくなれるといいな。」
急に満月の口が止まった。
「あんた、それどういう意味?」
「え?あ、いや・・・特に意味はないんだけど・・・胸とか?」
「井手口!この変態ゴキブリ虫を退治する許可を!!」
「・・・・・どうぞ・・・」
「井手口さん!?あんたどうにかしちゃっただろ!?やめさせろよ!!」
「問答無用~~~~!!!!」
満月スーパーパンチが俺に炸裂。
「ぶっ!!!!痛ったああああ、ひどいだろ!ジョッ、ジョークだって!」
「では・・・黒井についてですが・・・<インディペンデント>である可能性が高いです。」
「いきなりかっ!!!」
パンは満月にすべて没収され、挙句の果てに、背中を踏みつけられる。ちくしょう・・・どこかの下僕
みたいな踏みつけ方をしよって・・・あいにく〇じゃない!!!
すぐさま俺は体を起きあげる。すると、手が満月の足に当たり、満月が体勢を崩し、俺が下敷きに、
「ひやあ!?」
俺の手が、彼女を支えるがために、柔らかなふくらみに・・・スーツの上からでもわかった。そして下から見るその顔は赤面の表情から激怒へ・・・。
「~~~~~ぶっ放す!!!」
「スンマセンした―――――――――――!!!!ふぐっっっ!?」
「・・・ええ~・・・・・気を取り直してですね・・・あの・・・井手口さん?」
「はい、さきほど申し上げたとおりですが・・・」
「うん・・・ガンズってやつは?」
「・・・場所を特定することはできませんでした。最後の目撃情報からもうだいぶ経ってますし・・・」
「・・・じゃあどうすんだ・・・。」
「私達の仲間が動いているでしょう・・・報告を待つのみです・・・。問題は黒井です。」
「そういや、<インディペンデント>なんだろ・・・」
「彼らに目を付けられたかもしれません。」
井手口さんの声は低くなるばかりで、問題の重要さを感づかせる。
「と、とりあえずそれまで特訓よ、あんたは・・・」
満月はそっぽを向いたまま言うが、手伝ってくれそうだな・・・
「特訓って・・・また屋敷に行くのか?」
「それについてなんですが・・・まだ任務が残ってまして・・・特訓として手伝ってもらおうかと。」
「手伝うって・・・戦うんかい・・・」
まだ二人がどんなことをしているのか俺は知らない。そもそも任務を特訓としてって舐めてたら死ぬんじゃないの・・・
一応、ガンズとかは外国人で英語話してるんですけど、まあ、わかりやすく、外国人らしい感が出るよう頑張ります。日本語に見えるのは、いわゆるみなさんの超能力です。すごいですね・・・。では。またよろで~す。




