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追跡17 任務

 夜の工場跡地。静まり返っているのは当たり前である。まわりは草原に囲まれ、風が心地いい。

 

「じー・・・」


 そして、俺から目を離さないやつがいる。俺は目をそらしているのだが見られてる・・・確実に、身長は俺と変わらず、短髪少女。・・・てか、胸・・・

 スーツの上からでもわかるその大きさは、その女の子の頭ぐらいはあろうか、なんだかんだ言って見ちゃうんだけどさ・・・

 とりあえず、こいつをなんとかしてほしい。


 そう、なぜ俺が工場跡地にいて、この少女に見られているのか。任務がてら特訓である。片手にはもちろん異一型剣、重いです・・・。

 肝心の二人はどこへ行ったのか、井手口さん共に満月とは別行動らしい・・・まあそのうち会えるだろう・・・


「こら、だめですよ、困っているでしょう。」


 スーツ姿の男が短髪少女に話しかける。


「妹が失礼しました。ご無礼をお許しください。」


「い、いや、俺そんな身分じゃないって言うか、あなたのほうが上の立場って言うか・・・」


 って言うか妹って・・・兄妹で何やってんだこいつら・・・。

 今回の任務、なんでも<武器>に関わるらしくて、この工場跡地や、廃墟アパートなど数々の地帯に分断、つまり、俺を含めるこのメンバーと他の場所にも待機している仲間がいて・・・この場所で何が起きるかなんて知らない、とりあえず待機している。


「これからここで何が起きるんだ?」


「・・・武器による殺戮・・・または、取引だったりするんですよ・・・」


「そうなのか!?俺たちは止めに入るのか?」


「場合によるものですよ。それに来るかどうかわかりませんし。」


「・・・いつもこんなようなことを?」


「・・・武器関連だったり、<インディペンデント>がらみだったり・・・もとは我々も自警団ですから、いつの間にか、そういう任務が多くなってしまって・・・今や<日本部ヴィジランティー>として組織化してますよ。」


 <日本部ヴィジランティー>?・・・まあ、組織化って言ってるんだから<インディペンデント>と似たようなもんだろ。みんなスーツ姿なのか・・・俺だけジャージって・・・

 

 しばらくすると、遠くのほうから光が見える。一応、俺たちは草の陰に隠れている。やがて、その光は車のハイビームだということがわかり、数台はあるだろう。工場跡地に車を止め、男たちが降りてくる。


「さてと・・・この武器の威力を試そうじゃないか・・・持ってきたか?」


「今回、用意できたのはこの三人です。」


 男たちの会話を聞いてると、どうやらボスらしき人物が、ただの木の棒を持っているようだが・・・

 車のトランクから三人の人間を出す様子がうかがえる。会社員、主婦、あと一人は女の子だった。

 


「よし・・・すみませんなあ、皆さんはこの武器の試食品です。まずはそこお兄さんから。」


 口を何かでふさがれているのか、三人の声は、聞こえない。そして、いつの間にか俺の近くにいた兄妹の姿はない。

 三人をどうする気だ。もしものことがあってからじゃ遅い。阻止しないとまずいよな・・・。


 しかし、男のほうは容赦も躊躇もなく木の棒を上空に上げ、振り落とす――――――








 飛び散る血しぶき・・・


 ボールのようなものが落ちる・・・。そして、それが人の頭ということはすぐに分かった。会社員のような人がいたところには、頭が取れ、身動きを失った胴体。

 切断されていたのだ。

 

 男の持っていた木の棒は、斧のように形を変化させていた。女性の泣き叫ぶ声がわかる、そして状況は極めて残酷だ。男の笑い叫ぶ声が聞こえる。


「くっ、行くしかねえ・・・っっ重っ」


 剣が言うことを聞かない。


「誰だ!!!」

 

「遅かったか、人間に取りついた悪魔、いや・・・悪魂間アクゴンゲン


「じー・・・」


 別に俺がバレたわけではないようだ。兄妹がやつらの注意を引く。わけわからんこと言ってるが、軽く無視して、とらえられている二人を助けないと・・・。


「おい、こっちにもいるぞ!!」


 バレた・・・


「くそっ、おまえら、こいつらは厄介だ!逃げるぞっ!!!」


 は?・・・逃げる?逃がすわけないだろ、勝手なことしといて逃げるなんて、虫が良すぎるぜっ!!!

 剣は軽くなる・・・


「うがあっ!!!!!!」


 車に乗ろうとした男を剣で吹き飛ばす。兄妹も応戦する。二人の武器も剣のようだ・・・ってか、あの妹、伊達に弱くねえぞ・・・


「くそ!くそ!くそ!・・・・・・・」


 あとはボスみたいなやつだけか。


「くっあああククククククククククククククク」


 男の様子が急変する。


「じー・・・間違いなく悪魂間アクゴンゲン。」


「人間ノクセニ勘ガ鋭イジャナイカ・・・殺シテヤロウ」


「それは無理・・・」


 短髪妹がそう言うと、男の首を斬り落とした。




 今回の任務で大分わけのわからないことが起きている。ボス以外は死なないようにしたのだが、さっきの倒した奴らの姿は消えていた。車は置いてあるし・・・逃げたわけじゃないと思うが・・・


「犠牲は一人ですか・・・」


「おまえら!!!まだ早く出れたんじゃないのか!?」


「君は出れたの?」


「うっ・・・」


「とりあえず、あの人たちを助けましょう・・・話はそれからです。」


 井手口さん、満月・・・おまえらいったい何と戦ってるんだ・・・



 新しい用語説明~パチパチパチっと・・・まずは日本部ヴィジランティーとは、元は自警団・・・それが外国から日本にも一つの本部として存在しているので~す。もちろん、井手口さんとか所属してますよ・・・続いて~悪魂間アクゴンゲンについて~・・・これは組織の任務であり、主人公とは全く別の敵です。人間に取りつくんですね~ある一定の条件で・・・例えば性格が似てるとか?あと悪魂間といっても、正式名があったりなかったり、組織がそう呼んでいるだけです。まあ今度話しましょう。これくらいかな・・・では、またまたよろ~

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