逃げて超逃げて
「おはよー!昨日のナイト観た?」
「観た観た!新ナイト『バード』、カッコよすぎたー!」
「なんでぇお前ら、小5にもなってまだ超戦士ナイトなんか観てんのか?ガキだなー。」
「毎度毎度うるっせえっての!」
「ナイトは子ども向けなだけじゃないんだぞ!」
まぁこいつとは結構ノリが合う。何やかんやいい奴なのはわかってるけど、ナイトを子ども向けって切り捨てるのはいただけない。
「いいか?超戦士ナイトってのは──」
「おい、あれって…!」
「なんだよ。そんなベタな──は?」
「1ヶ月くらい前、ニュースで見た...」
黒くてデカい…ロボットの飛行機!!
ズズバババリン!!!
「うわぁ!」
飛行機が黄色い光を出した。建物が崩れる音。
「こっちになんか来る…」
「に、逃げよう!」
黒いロボットが追いかけて来る!
──…
「早く早く!」
「いだっ!」
「コケてる場合かよ!」
「僕は運動苦手なんだ!5分もダッシュしてたらそりゃ転ぶよ!」
「良いから早く…ひぃっ!」
すぐうしろに黒いロボットが長い爪を振り上げて飛んでいる。
目の前は瓦礫。
もう…ダメだ…!
僕はぎゅっと目を瞑った。
ベキャッ!
「ひっ!」
金属がつぶれるような音。
「…あれ?僕、生きてる…?」
「君、小学生?これ!」
目の前には高校生くらいのきれいなお姉さんが立っていた。さっきのロボットは僕たちの足元に転がっている。
お姉さんは新品の消しゴムみたいな何かを僕たちに放って渡した。
「それがあれば君達がどこにいるか分かるから、すぐに保護して貰えるわ。君!立てる?」
よく見ると、お姉さんの腰あたりに銀色の飛行機みたいななにかが被さってる。ゲームの当たり判定バグみたいだ。
そういえば、お父さんがあんな感じのキャラが出てくる漫画を読んでたような…。
「早く逃げなさい!」
「お姉さん、誰?」
「──『A.S.I.S』。あなた達を守る守護者よ。」
そう言うとお姉さんは銀色の光の軌跡だけを残して、飛行機から出てくるロボットに向かっていった。
Q.フレッチ・ダージェントでどうやって通常兵器が効かないチェルノボーグを撃墜するの?
A.オーラで身体の末端を強化して引っかけるor蹴り飛ばす。要するに轢き逃げ。




