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カラーコート  作者: 真紗
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監督×監督=それぞれの可能性

天気が不安定過ぎて怪我の古傷が痛いですね〜まぁ無理をしないように頑張ります。短いですがどうぞ。文字の乱れはご容赦ください。

荷物も運び終わり、体育館の前に着くと、キャプテンのコウタさんが「並んで!」と指示を出した。

美桜が言うには、試合の最初に相手チームと並んで挨拶をするのがマナーらしい。(いつも体育館でやっていることと一緒だし挨拶は大事だから、当然だよね)僕たちは手早く一列に並ぶ。

大町の監督さんを筆頭に、選手たちがすでに綺麗に並んでいた。彼らのキャプテンが「今日一日よろしくお願いします!」と大きな声で挨拶すると、僕たちもしっかりと「お願いします!」と返した。大町のキャプテンが「よろしくお願いします」と言うと、大町の選手たちもしっかりと挨拶をしてくれる。

挨拶も終わり、シューズに履き替えて荷物を指定された場所にまとめ、アップの準備をしていると、琉惺のほうへ大町の選手が一人近づいてきた。その選手は、先ほどの挨拶の時も頭一つ抜けているほど大きかった。(160cmは超えてるよね?)庚午のD1選手たちよりも大きい。

そんな彼は琉惺に近づき、話し始めた。

「琉惺、久しぶり!元気にしてたかーい?」

僕が聞いたことのない独特のイントネーションだった。(県外の人なのかな?)

そう思っていると、琉惺が「開成、久しぶり。相変わらず元気だな。俺は普通だよ」と返していた。

え、同級生!?

僕はびっくりした。彼が広島県ナンバーワンプレーヤーと言われている伊藤開成くんということになる。独特のイントネーションで喋っているが、人の良さそうな笑顔でニコニコしながら琉惺と話している。

その後、監督に呼ばれたようで、開成は「じゃあ次は試合でねー」と言って足早に戻って行った。

僕は琉惺に「彼が、開成くん?」と確認した。

「ああ、あれが大町の怪物って言われてる開成だ。見ての通りの大男だけど、喋るとわかるが、すごく穏やかな奴だよ」

健太が「いや、デカすぎだろ……」と、まだ驚きを隠せない様子だ。美桜も「さすがに私も驚いちゃった」と言っている。

そんな僕たちを見て、山本監督が「コラコラ、早く準備しないと試合の時間になっちゃうよ」と軽く注意した。

僕たちは慌てて準備を整え、アップに向かうのだった。


~side 山本~

(……相変わらず、いや、またデカくなったな、彼は)

私はアップをしている大町の選手たちの中に、ひときわ大きく成長した開成君の姿を見つけて内心で戦慄した。一体どれほど大きくなるんだ。その身長もさることながら、ただ身長が伸びただけでは無くしっかりと体も大きく成長しており、彼がどれだけ練習を積んできたかがわかる。

広島県ナンバーワンプレイヤー。その肩書きに、誰もが納得するほどの体格と才能を持っている。今日は、晴翔君たちがどれくらい彼に通用するのか。彼らの武器が、通用するのか。そう考えると、指導者としてワクワクが止まらない。

そんなことを考えていると、隣に大町の監督がやって来て話しかけてきた。

「山本監督、今日はよろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくお願いします。選手たちもやる気十分といったところですね」

しばらく雑談を交わす中で、話題は自然と新しく入った晴翔たちのことに及んだ。

「山本監督のところも、今年は新しい子が結構入ったって聞きましたよ」

「ええ、特に4年生の子たちには期待しています。面白い才能を持った子ばかりで、指導者としても毎日が刺激的です」

そう伝えると、相手の監督は興味深そうに目を細めた。

「ほう、それは楽しみだ。特に、あの体格の……しっかりしてる子が居ますね、彼はどんな子ですか?」

「晴翔、ですか。彼はですね……」

私は迷うことなく、晴翔のキャッチの才能について語り始めた。動体視力と空間把握能力がずば抜けていること。まだ本人も気づいていないような、底知れない可能性を秘めていること。そして何より、仲間とドッジボールができることを心から楽しんでいることを伝えた。

「試合で、ぜひ見てやってください。驚くと思いますよ」

私がそう言うと、大町の監督は「それはぜひ、期待させていただきます」と笑顔で答えた。

雑談も終わり、お互い自チームの選手のもとへと戻る。

さあ、ようやく始まる。

君たちが勇気を出して踏み出してくれた一歩。その一歩が間違いではないと、今度は私たちが自信を持たせる番だ。

思い切り楽しんでくれ。

私は心からそう願い、アップをしている選手たちを見つめていた。

豆腐ハンバーグとサラダ、ヘルシーでしたが中々お腹が空きますね、プロテイン飲んで頑張ります。

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