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カラーコート  作者: 真紗
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練習×実践=練習試合へ向かおう

少し連休中に食べ過ぎて予想より増量してしまったのでプチ減量開始、気を紛らわす為書いていますがお腹は空きますね。そんな時は寝るに限ります、それでは短いですがどうぞ、文字の乱れはご容赦ください。

ルールを美桜に教えてもらってから、二回の練習があった。

やはり、ルールを知った上で練習をできたことは大きかった。なぜあの動きをしているのか、どうしてあのパスを出したのか、といったことが腑に落ちるように理解できた。

土曜日は紅白戦をメインに行った。D1のコウタさんをはじめとするメインアタッカーたちとも対戦させてもらえた。(D2は全敗だったけど……)。それでも僕はボールをキャッチできたし、健太もしっかり外野での動きをこなしていた。美桜は鈴木コーチから様々な戦術を教わっているため、監督たちからの指示を的確に僕たちに伝えてくれる。おかげで、一度だけ勝てそうな試合もあったくらいだ。

そんなこんなで、いよいよ迎えた日曜日の朝。僕はいつもよりずいぶん早く目を覚ました。

朝食は、今日はおにぎりと味噌汁。普段の僕からすれば、少し控えめなメニューだ。試合前だから、お腹を壊さないようにという母さんの配慮だろう。僕は手早く食事を済ませ、ユニフォームに着替えて準備を整える。

準備を終えた頃、家のチャイムが鳴った。玄関に出ると、健太と美桜が、自分たちのお母さんたちと一緒に待っていた。

「おはよう!」

僕は二人に挨拶をする。そして、お母さんたちに「今日は運転、よろしくお願いします!」と元気よく挨拶を終え、僕たちは車に乗り込み、体育館へと向かった。

車の中では「ちゃんと寝れた?」など、他愛のない話をしていると、あっという間に体育館に到着した。やはり車だと一瞬だ。体育館の前には、すでに何人かの選手やその保護者たちが集まっていた。僕たちはまだ朝早いこともあり、小さな声で挨拶を交わす。

その後、続々と選手たちが集まり始め、すぐに指導陣も全員が揃った。山本監督の周りに集合し、挨拶と点呼を終えた後、山本監督が話し始めた。

「はい、全員いますね。今日は大町さんと己斐さんとの練習試合です。練習試合とは言え、もうすぐ己斐さん主催の“ペイサーズ杯”もあります。今回、人数は足りていませんが、D2もエントリーしました。D1の選手はもちろん、D2の選手もそのつもりで今日の練習試合に臨んでください」

普段の穏やかな声色ではなく、真剣な勝負に向かう監督の表情と声に、僕たちは思わず身が引き締まる。体育館に張り詰めた空気が漂う。

しかし、監督は厳しい表情から一転して、優しい声で続けた。

「だけど、怪我には十分注意してね。それから、昨日までの練習で試したことを、ここで試す場でもある。失敗を恐れずに挑戦してください。いいですか?」

「はい!」

僕たちは、普段よりも少し小さな声で返事をした。

「それでは、行きましょうか」

山本監督の声で、みんなそれぞれの車に乗り込んでいく。僕の母さんは、初めて行く場所だからとカーナビを設定しており、それを再度確認していた。僕は、その後部座席からその様子を眺めていた。

いよいよだな……。

そう思うと、少しずつ胸が高鳴り、ドキドキしてきた。思った以上に緊張していたようだ。

その時、後部座席に座っている美桜と健太が、僕に声をかけてくれた。

「晴翔、気楽にいこうぜ」

「そうそう。笑顔で楽しもう!」

二人の言葉に、肩の力がふっと抜ける。緊張で固まっていた体が、少しずつ緩んでいくのが分かった。

僕は二人のほうを向き、「二人ともありがとう」と、心からの笑顔で答えた。ちょうどその頃、車が走り出した。

そうだ、楽しまないとね!

僕はそう思いながら、揺れる車窓から流れる景色を眺めていた。

さぁ初めての練習試合。僕の心は、期待と少しの不安、そして幼なじみたちの心強さで満たされていた。

今日はどんな試合になるだろうか。

そして、僕の「キャッチ」は、どこまで通用するのだろうか。

僕の始まったばかりのドッジボールの新たな一ページが、今、開かれようとしていた。


車が走り始めてしばらくすると、車内の空気が少し和らいできた。母さんがラジオから流れる軽快な音楽に合わせて鼻歌を歌っている。

「他のチームも、みんな上手いんだろうな〜」

健太が窓の外を眺めながら、ぽつりと呟いた。

「そうだね。特に、大町の伊藤君って子がすごいって、琉惺君が言ってた」

僕の隣に座っている美桜が、スマホで何やら調べながら言った。美桜は学校の授業で気になった事を勉強する為に調べ物を昨日からずっとしているらしい。相変わらず流石だな、と僕は感心する。

「琉惺が?ああ、そういえば同学年にとんでもないのが居るって亮君が木村コーチと言ってたな」

健太が納得したように声を上げた。木村コーチは、亮太君お父さんだということを、最近知ったばかりだった。

「うん。琉惺君が言うには伊藤君は、間違いなく広島県NO.1プレーヤーだって、普段は優しくて話しやすいらしいんだけど、試合になると人が変わったみたいにプレーをするんだって」

美桜が真剣な顔で説明する。

「へえ、すごいな……。おばあちゃんがドッジボールに詳しいお客さんから、凄い選手が居るって前に聞いたことがあるって言ってたけど、まさか本当にそんなにすごい人がいるなんて」

僕は少し興奮気味に言った。

「そうだよ、だから気を抜かないでね」

美桜が念を押す。

「分かってるって!でも、楽しみだなぁ。そういうすごい人たちと戦えるなんてさ!」

健太はワクワクが止まらないといった様子だ。

僕も同じ気持ちだった。不安もあるけれど、それ以上に、今まで憧れて眺めている事しか出来なかった自分が、そんなレベルの高い選手たちと戦えることに胸が躍っていた。

やがて車は、見慣れない体育館の前に到着した。駐車場には、たくさんの車が停まっており、すでに多くの選手たちが集まっている。

ユニフォーム姿の少年たちが、ボールや荷物降ろして移動している。普段とは全く違う雰囲気に思わず息を飲む。

「すごいな……」

僕は思わず声に出していた。

「うん、ここからが本番だよ」

美桜が小さく笑って言った。

「よし、やるぞ!」

健太が気合を入れて、シートベルトを外す。

僕たちは車を降り、荷物を持って体育館の方へと向かう。体育館の入り口から聞こえてくる、ボールの弾む音と、活気あふれる声。

これから始まる戦いに向けて、僕の心は静かに燃え上がっていた。

_(›´ω`‹ 」∠)_ハラヘッタ

家系ラーメンとやらを食べてみたい、、、

家系近所に無いんだよな〜今度のチートデイにしよう、異論は認める。

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