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カラーコート  作者: 真紗
38/77

癖×才能=それぞれの役割

これくらいの文量を書き続けられたら1年で位でそれなりの量書けるんでしょうが、おそらく途中で詰まるんだろうな、、まぁぼちぼち書き続けます。それではどうぞ、文字の乱れはご容赦ください。

琉惺君がボールを頭上に掲げると同時に、主審を務める鈴木コーチが笛を吹く。そして、タイマーのブザーが鳴り響いた。

スタートの笛と共に、琉惺君が猛然と走り込んでくる。そして、ボールを投げてきたが、それはアタックではなくパスだった。

僕たちはしっかりとボールを目で追いながらターンを行う。モッ君が「おー、はいっ!」と大きな掛け声を出してくれているので、みんなの動きにばらつきはない。

ターンが終わり、構えに入ろうとする頃には、健太は既にボールを持っていた。そのままパスか?と思ったが、健太は僕たちとは反対側の外野サイドに走っていく。その動きに合わせて、僕たちはVの字のような形を取り、健太からのアタックに備えた。

健太はそのままアタックしてくる!そう見えた瞬間、健太は顔だけこちらを向いており、内野にいる琉惺君にパスを出したのだ。

慌てて元の形に戻り、下がろうとするが、一拍遅れてしまう。それを見逃す琉惺君ではない。そのままアタックを仕掛けてきた。

反対側のサイドにいたリョウタくんに当たる。木村コーチから「リョウタ、しっかり、取れるぞ!」と厳しい声が飛ぶ。リョウタくんも「はい!」と大きな声で返事をしている。

しかし、健太はかなり厄介な外野だ。初めての外野なのに、やってくることはD1のソウタさんと同じようなことをしてくる。改めて気合を入れ直さないとな、そう思っていると、モッ君の「構えて!」という大きな声に、僕たちも「ハイ!」と返事をして構え直す。

再び琉惺君からのボールで練習が再開された。今回も走り込んでボールを投げようとしている。

隣の美桜が、僕に「晴翔」と小声で教えてくれた。この声と同時に、僕はターンよりもキャッチに意識を向ける。その瞬間、琉惺君は僕に向かって思い切りアタックを打ち込んできた。無回転ではなく、バックスピンの効いたストレート系の球だ。

美桜からの声もあり、僕は余裕を持ってキャッチした。

山本監督が「晴翔、ナイスキャッチ!琉惺も今の単発は狙いは良かった」と褒めていた。

僕は美桜に「ありがとう」と小声で言う。美桜は「大丈夫、健太に関してはもう少し待って。私の認識が甘かった」と言っていた。

なるほど、美桜の想定を健太は超えてきているらしい。僕の幼なじみたちは、やはりすごい。改めて僕はそう感じた。


~side 健太~

琉惺の球を晴翔は難なくキャッチした。それを見て、俺は「さすが晴翔だな」と感心する。

晴翔は、この練習でキャッチができなくなる時がよくある。一つはさっきのような単発攻撃。そしてもう一つは……。

俺はそれを実行するため、事前に琉惺に伝えていたジェスチャーを行い、ボールをそちらに投げてもらう。

さあ、晴翔。俺が木村コーチにしっかり確認して覚えた、サイドアタック。防げるかな?

再開の笛が鳴った。


~side 晴翔~

鈴木コーチが再び笛を吹いて、練習が再開された。

琉惺君は相変わらずしっかりと助走をつけてくる。(歩幅と歩数が変わっていないのか?)そう思うほど、彼の助走は美しい。隣の美桜は声をかけてこない。ということは、パスなのだろう。美桜は琉惺君がアタックを打つかパスを出すかがおおよそでわかるらしい。だから、アタックを打つ時は小声で伝えてほしいと、練習前にお願いしていたのだ。

今回は僕達に向かって助走している。ということは、真っすぐパスが出るはずだ。




“そう思っていた“






しかし、ボールは美桜側のサイドに投げられた。

「サイド!」

美桜の声が響く。そして、そこにはボールを持ってこちらを狙っている健太がいた。僕たちが準備するよりも早く、健太のアタックが放たれた。ボールは美桜めがけて飛んでいく。

美桜も必死にキャッチの構えをとり、なんとかボールを捉えようとした。だが、ボールは腕に当たって弾かれてしまう。

しかし、球は弾かれたためか、高く浮いた。僕はそれを見て、すぐにボールをキャッチする。

なんとかアシストキャッチに成功し、僕は安堵のため息をついた。美桜から「ありがとう」と言われ、木村コーチからは「ナイスアシスト!」の声が飛んでくる。

続けて木村コーチは「健太!あれでいいんだよ!続けていこう」と言っている。健太も「はい!」と大きな声で返事をしている。

これは引き続き、気を引き締めないとな。僕は集中して正面に構え直した。

本日は赤いチームを応援に行くので明日文を書いてから応援に向かいます。甲子園も決勝なので楽しみですね。そうめん食べながら夏をのりきります。異論は認める。

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