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カラーコート  作者: 真紗
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正式入部×試合=ルールの罠

仕事も始まり更新頻度は1日1回ですがキチンと継続していきます。もっと早く出せればいいのですが、、、精進します。短いですがどうぞ、文字の乱れはご容赦ください。

目が覚めた。新しいシューズを早く使ってみたくてウズウズしているからか、いつもより少し早く起きてしまった。時間もあるので、日課の動画とパズルを朝ごはんより先に始めることにした。毎日同じ時間、同じやり方でやっていると慣れてしまい、パズルなんかはつまらなくなってしまうから、今日はいつもと違う解き方を試すなど、色々工夫してみる。

日課を終え、僕はリビングに向かう。この匂いは…まさか!僕は逸る気持ちを抑えながらリビングのドアを開けた。お母さんが「おはよう」と挨拶をしてくれたので、僕もおはようと返したが、心ここに在らずだ。今日から正式入部だからだろうか、僕の目の前には、ハム、味噌汁、そして納豆と生卵、白米が並んでいる。母さんが「今日から正式入部でしょ。気合いを入れる日は雲仙ハム!これに限るからね」と笑ってくれた。

最高すぎる。雲仙ハムは通販じゃないと中々手に入らない代物だ。脂が、たまんない!あっという間に朝食を完食し、バナナ2本とヨーグルトもバッチリ食べた。日課は終わっていたから早めに準備できたので、外で健太たちを待っておこうと、少し早めに家を出る。

「行ってきます」とお母さんに言って玄関を出ると、既に2人とも僕を待っていた。少し驚きつつ「あれ?早くない?」と僕は言う。

「晴翔も美桜も新しいシューズ買ったばかりだから早いだろうなと思ってな」と健太は得意そうに言う。「私も早く出たはずなんだけど、健太は既にいたわ」美桜は少し呆れていた。「友達なんだからわかるに決まってるだろ」と得意そうに言う健太に、嬉しいけど少し気恥ずかしいな、と思いながら僕たちは体育館へ向かった。

体育館に着くと、既に部員が何人か入り口で待っていた。僕たちは近所の迷惑にならないよう静かに挨拶をする。少しすると、当番の保護者が入り口を開けてくれたので、いつものように準備を始めた。準備を始めると、山本監督を始めコーチ陣が体育館に入ってくる。僕たちは元気な声で「おはようございます!」と挨拶をして、すぐに準備に戻った。

準備も終わり、全体の挨拶をした後、山本監督が「晴翔くんと美桜さんが本日から正式に入部しました。改めて2人ともよろしくね」と言ってくれた。その後、部員みんなが拍手を送ってくれる。嬉しいやら恥ずかしいやらだったけど、「これからもよろしくお願いします」と僕たちが言った後で練習が始まった。

アップが終わり、D1とD2に分かれて練習、というところで山本監督から集合がかかる。「なんだろう?」僕はそんな風に思いつつ、駆け足で山本監督の周りに集まる。みんなが集まったのを確認して、山本監督が口を開いた。

「前に連絡した通り、来週の日曜日はレイダーズさんと練習試合です。あとペイサーズさんも来てくれることになりました」

僕はそれを聞いて心臓が跳ねたような気がした。

続けて監督は「4年生以下の練習試合は人数の関係でお断りしていましたが、」と言って僕たちの方を見て、「新部員が入ってくれたので、8人で試合をしてもらえることになりました」と言った。琉惺くんは「ヨシッ!」とガッツポーズをしている。僕たち3人は、よく分からないといった感じで戸惑っていた。

山本監督が「なので、D2のみんなも試合があるんだと思って、いつもと同じくらい、いやそれ以上に頑張ってくださいね」と穏やかに笑った。健太はワクワクとした顔で、美桜は何か考えているようだ。僕は試合に出られるかもしれないという喜びよりも、もっと重要なことに気づいてしまい、どうしよう、と新しいシューズとサポーターを買った嬉しさも忘れて、呆然と立ち尽くしてしまった。

雲仙ハムはガチ、マヨつけて食えば昇天確定、異論は認める。

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