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カラーコート  作者: 真紗
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才能×秘密=晴翔の正体

家に帰ってきて、日常に戻る為短いですが出来たもの投稿しておきます。文字の乱れはご容赦ください。

体育館に到着した僕たちは、手際よく準備を始める。3回目ともなると、僕達も慣れたもので、あっという間に準備が整った。山本監督、木村コーチ、鈴木コーチも揃い、いよいよ練習が始まる。

全てのアップが終わり、水分補給の時間になった。(なんとか、みんなについていけるようになってきたな…)僕は少し安堵した。アップの時に山本監督に教えてもらったプランクを「毎日1分でも続けるといいよ」と言われたその日から、僕は欠かさず日課に組み込んでいる。他にも教えてもらった色々なトレーニングを取り入れたから、保育園からの日課の時間は大幅に増えたけど、効率よくこなす工夫をすれば問題なく続けられることを今までの経験で知っている。だから、ただひたすら続けるだけだ。

そんな僕には、今日どうしても山本監督に聞きたいことが一つある。それは、ボールを使わない投げる練習の仕方だ。そんなことを考えながら、僕はD2の練習に向かった。D2は基礎を徹底する練習だから僕は好きだけど、望月くんたち低学年組は「ブーブー」と文句を言っている。でも、健太が「もっくん、一緒に頑張ろうぜ!」とニコニコしながら声をかけると、みんなは楽しそうに練習に戻っていく。(相変わらず、健太はみんなを乗せるのが上手いな)そんなことを思いつつ、僕はキャッチ練習に集中した。

いつものキャッチ練習が終わり、アタック練習になったタイミングで、美桜と健太が山本監督に呼ばれ、体育館から出ていった。(ん?あの二人だけに用事か?)3人で行動しているから僕も呼ばれるのかなと思ったけど、呼ばれることはなかった。琉惺君と当て合いの練習をすることになったので、疑問は一旦隅に追いやり、目の前の琉惺君に集中した。

~side山本~

私はキリのいいタイミングで、健太君と美桜さんを体育館の外に連れ出した。

「突然すまないね、ちょっと聞きたいことがあってね」と切り出すと、二人は少し戸惑った様子だ。「なんの話でしょうか?」と美桜さんが尋ねるので、「ああ、晴翔君についてなんだが…」と答えると、ますます二人の頭の上に「?」が浮かんでいる。困らせても仕方がないので、私は単刀直入に尋ねた。

「知っている範囲で教えて欲しいのだけど、晴翔君は何か小さい頃から続けていることや、継続していることはあるかい?」

すると、二人は「あります!」と即答した。

「何をしていたか、教えてもらえるかな?」

「たしか、動体視力トレーニングっていう動画を毎日見ているって聞いたことがあります」と美桜さん。「あと、立体パズルと積み木をしてるって言ってました」と健太君。

それを聞いたとき、(やはり後天的な要素も大きい子だったか…)と、内心納得している自分がいた。空間把握能力に関しては遺伝的要素も強く影響するので分からなかったが、動体視力は後天的に鍛え上げることが可能だ。この二つの能力が、あれほど高次元な領域にあるということは、おそらく1〜2年程度で身につくものではないだろう。きっと、もっと幼い頃から彼は習慣化していたに違いない。

そう結論づけた私は、二人に礼を言い、練習に戻るように伝えた。練習に戻っていく二人を見送りつつ、(さて、次は本人に聞いてみるか)そう決めた私は、晴翔君の方へと歩みを進めた。


夜はソーメンのみ、胃腸が疲れてるから生姜か何かを入れておきたいですね。

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