非凡ハンターの必要性
まあ、そうだな。人は人の視線に敏感だ。多分彼女はおれがちょっとずつ見てたその目を感じて「なんだ?やるのかてめー」とも思ってるのだろう。
えーと、悪魔だな。非凡ハンターは基本的に非凡の騎士さんのようにアルマが多いが、使えるとしたら何でもありだ。魔道具で体を守ることも、聖堂が守ろうとする人々を食おうとする、つまり平凡の社会を脅かす怪物を探知して噛むことができる罠のようなものもあるらしいし、自分が正気を保つために使う飲み物とかもあるらしい。
そしてブキとしては、アルマのように自分の体の強さを平凡の物質でできている武具に被らせて非凡のものにも通る強力な槍のようにするが、これは団体行動が必須の騎士団とは違ってそのような地方の領主や地域団体の長が関与できない抜け穴を埋めるのが「事変」ののちハンターが育成されている理由なので、その中には騎士に「なれなかった」人も多いから、気質がそれぞれで共同作業に向いてない、ただ「素人は玄人に学ぶものである」ということは守って貰わないと困るくらいの社会性を持つ、エーテルの性質を持つ闘士の人たちだから、その属性も実は多様であるようだ。
でも、その資格にはそのもののエーテルの詳細に関して記録するようなシステマはできていない。元々体系がいらない、逆にあると困ることがあるかも知れない……個人個人であるからこそ意味がある制度だから、だから教皇庁非凡科は「これくらいなら、聖堂騎士の既存の権力も障らなくて、魔術ギルドもやることがあるでしょう。寝ます」と今のこの体系を持たない体系を構築したのであった。
書いた人:教皇庁非凡科
名前はないのかよ。
でも確かにこういうのはめちゃくちゃまとめることに苦労をした人がいたとしてもその個人の名誉や利益よりは団体の、そして大きい教えの権威が大事なものだから、それがステラ・ロサさんが言ってたフォルトゥーナ・グノシーさんであっても他のハゲの人だとしても変わらないはずだ。
とりあえずディミティスの調査官の人の中で、既存の「事変」からの欠点を補助するために必死だった人がいたのが感じられる概要だったので、おれは次に移す。
ほかの非凡組織との提携。
もちろんそのように緩く認められてるハンターは個人事業者なので、マギアとアルマが持つ同じ契約で結んだ方がいいが……ここで問題点はディミティスやそれと似たような術はどうやら「理解してるもの」ではないとわからなくて、触れないらしい。つまり、「四属性のマギア」や「金のエーテルを身とブキに纏う騎士」じゃない、「なんか岩のような剣を振るうハンター」「奇妙な音が出る笛を使って魔物を狩るハンター」とかは元々調査官の理解を外しているため、エーテルの属性を把握するのも、やったことを読んで判断するのも不可能なのだ。だから「玄人」を必ず通るようにしていて、この人たちが同じハンターでありながらも素人をよく育って装備を共有すると聖堂や魔術ギルドから支援が出る、そのような仕組みになっていて……
そう、そのカネや魔道具などにはディミティスが効く。
だからこれを敵国に売りましたか?使ってないですか?なんで変な非凡組織をやっつけたのに私たちがくれた金が出たのですか?ほかほか。責任を問える手段が出ていて、その平凡の商売のようなカタチで玄人を絡んでいく。
そして、非凡のものは非常に危険だから……ハンターの活動を持続ためには結局支援が必要なんだ。これが全体的に火の堂の「非凡ハンター支援制度」のこと。
そして他の非凡組織の連携することでは、「雇用された非凡使いが問題でした」の場合はその軍閥を問題視しフラマが一緒に出ていくといいことだし、「ベヒモスは俺たちの仕事ではないです」の場合は騎士団に連絡すること。「あれくらいは小さいから、別に倒しちゃっても文句はないな」のような危うい場合もあるかも知れないけど、人は大体能力の限界があって、みんな自分の命が大事なのでそんな危険知らずのハンターは別にないと想定できる……と間接的に読めるな。
そのための連絡網としても、その支援のためのコネはずっと維持できていることで、実はこれが本当に人力が必要なお仕事なんだけど……
もともと平凡の人たちに非凡使いは稀で険しいものなので、このようなシステマができてないと怪獣にはなってない魔法生物が現れたことによってより大変になるでしょう、というのが全体的にこの制度が必要な理由なのだ。
うん、やはり後出しの理由だけど、ここの「非凡ハンターの退治対象」にもステラ・ロサさんは入っていなかったため、おれは昼飯を食べて今日の風の授業に行く予定だったが……
そろそろ昼休みを出歩く他のフラマたちがわちゃわちゃする廊下に出ようとしたら、
「ねぇきみ」
先の新入生の人に捕まえてしまった!
「はい、なんですか」
「……もしよかったら、うちらの個人倉庫がどこにあるか教えてくれない」
「いいですよ」
どうやら喧嘩になるところではなかったらしい。




