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深紅の悪魔は普通の悪魔とはなにが違いますか?

もちろん、「彼女に会ってなかったら」を仮定すると、おれが今までギルドには「ただ風邪がひどかったんです」と言っている「深紅の悪魔から襲撃されたこと」がどうにもならないから、おれの人生はもうそこでフィレンツェ最高の頭脳がパーになって最悪に終わったはずだから意味ないことだけど。

そう、おれは元々ステラさんがなかったら今生きていることもできない。そしてそのあと彼女から貰った言葉の「四属性をそれぞれマスターして生き残る」とか今のおれが思うにもバカみたいなことを聞いて目標にすることもできなかった。だから、逆に彼女がおれの命を救ってくれた「この世界」のおれに取ってはステラさんに心を譲って今のように頑張っていくのはどうぜんのようなことだ。


……このような言い方ではまるで「おれが救われなかった世界」というものが実在するような感じになるから変だとも思うけど、彼女の、夜に頭が光る性質に関した話とかを色々聞いているおれにとって、彼女の運命に関することはなにもかもが偶然でもあって必然でもあると思える。仕方なく思ってしまう。だから、確かに「彼女がおれを救えなかった場合」「彼女が彼女として成立できなかった場合」などはどっかにはありえる話だと思ってるんだ。


深紅の悪魔ね。それは今見ている本の話題「非凡ハンター」ももちろん敵対すべき「悪魔(デモン)」のような魔法生物だ。そしてそうではあるけれど、その性質によって普通の悪魔とはけっこう変わってるものだ。

それはなんと、人が物事を思ってエーテルを発することに使われる「言葉そのもの」に干渉できる、それのウヌスの強さとは別に……別の軸にチート能力を持つ「夜空のもの」の種族なんだ。人の頭を開いて意識を支配する。その為のエーテルが足りなかったらお肉を食べて栄養にする。最悪の存在だ。

平凡の社会の人はもちろん魔術ギルドの人たちにも「その時だけの戯言」に過ぎないムーの話を本当だと思ってからの話だけど、その種族は実は古代国ムーが「ムーの最悪」に逢って一日でなくなった時、もうこの世界に来ていて粉々になってた怪物らしいので、確かに「夜空から来たもの」だと言えるけど、もう今の非凡使い全員よりこの世界に居た時間が長いので、それを外部者・外来種の意味の「夜空のもの」だと言えるのかはちょっとわからない気持ちもあるけれど……

ともかく魔術理論の根幹であるイドだスフィアだすることをその悪魔はガン無視するのだ。


そう。どんな種類だって、エーテルを扱ってそれをぶつけるまではそれぞれの術師が全権を持って扱うことができる。マギアは熟練してる人なら呪文(エセンピ)魔法陣(プログラム)も省略して、自分が纏っているエーテルの色で魔力素材も払って攻撃魔術を放つことができるし……他の非凡使いも似たような順番を持つ。そして、構造が解明できているドラゴンや他の怪物もそれは似たようなものだが、「深紅の悪魔」はそのルールを破るのだ。

深紅の悪魔は「そう意図したその心自体」を自然に横取りして自分のエーテルのように使っちゃうから。

ステラさんの護身用の杖に何回殴られることで姿が維持できなくなるくらいの弱い種族でありながら、この世界のありとあらゆるエーテルを扱う平凡の肉体を持つものにとって、それはありえない絶対的な先制攻撃、捕食能力を持つ。

もちろん深紅の悪魔博士であるステラ・ロサさんによると、それを「同時に何人もいるところに」統制能力を発することはできないらしいのだ。限度があるのだ。だからこそ「強い捕食対象が何人もいるところ」を嫌って闇にこもって餌食を狙う……そのような特徴を持ってるらしい。その部分もまさに悪魔そのものだ。


そして、おれはその悪魔に襲わせて、自分のクワトロの世界が閉じた色覚を感じた経験があるのだ。


まあ、それがおれが経験した「悪魔」の話。ここで話してる「普通のこの世界の悪魔」は違う。

いったん人の話をして、人間に化けることができて、神様を敵対するのだ。固有魔力を持つ非凡使いのようにそれぞれの変な術を持つ場合が多くて言葉で騙す事も、幻術で欺くことも上手い。

自分を隠す事もいらない怪獣のような強い魔法生物とは違って、悪魔は人の心を騙してその霊魂を自分のものにするのが目的。だからハンターであるものはいつも警戒するすべきで、そのお仕事を手伝うために非凡科は火の堂を通って玄人と素人の教育や魔道具の供与をしているのだ。

それは、平凡の戦争の傭兵のような立場であるフラマはできない仕事だから、でも「レヴィアタンの事変」のあと、間接的にギルドの安全のためにも大事なシステマだと思われるから……その全体の理由を知っても知らなくても、いったんおれがここでこの本が読めるように、ハンターと一番近いものはフラマなんだな。


そこまで考えて、本を見ていたら視線を感じて……ちょっと周りに気を付けたら、どうやら先の「純粋のフラマの新入生」がこっちをガン見してるように感じれて、おれはあえて本の内容に集中して忘れようとした……

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