再会、大魔術の解散ののち
「情報集めをしてくれたギルドのみんな、調査隊、水の堂中心に毒液の検査にいっぱい夜更かしした子たち。作戦と補給と連絡にそれぞれ、それ以上にも頑張ってくれた火の堂、土の堂、風の堂のギルド員たちみんなが協力してくれました。
その化け物としたっぱはわたくしの目で見ても全然わからなくて読めないことが多く……だから『夜空のもの』だと判定しますが、これは元々今回の『大魔術』の立案の根拠になった、ギルド長の相談役のアストラ・ネロさまの『祟りの占い結果』が当て嵌まった結果で、そのおかげで非凡科のみなさまも協力的、遠征が順調にできたと思います。
わたくしも今聞いたばかりですが、彼女は今回の件を最後に、ギルドの方向性に関わる占いから手を離れ、後学の天文学部の教授たちに任せると仰いました。最後のお見事の貢献に、この場を借りて感謝を示したいと思います」
ぱちぱちぱちぱち……
「だからちょっとチカラ抜いたのか?」
「どうゆうことなの」
「ギルド長は占星術師のアストラさんが溺愛だから。それが今日完全に最後だというから、そうみんなに伝えるのだからちょっとはしょぼん(´ω`)としたんだ」
「そういうことか」
他の理由があるかも知れないけれど。
「そしてマギアみんなの戦いで怪物を倒したのは、ぼくの固有魔術も含めて今後整理して論文で共有する予定なので、土の堂やセントラルで閲覧ができると思います」
「あの『土煙』結局固有魔術かぁ。デュラはあまり見ないと聞いたけど、やはり長はすごいんだ」
「全体的に作戦通り毒を浄化して炎矢をいっぱい撃って、『奇怪巨木』とはわたくし司令部の組で相手をしました。その辺は、同じくレポートにも載ると思うので後で見ることになるでしょう。
此度の新しい魔術の……元素魔術・水の『脱水』はいい活躍を見せましたが、このままでは非凡の戦い以外はぜんぜん使えるものにならないと思うので、すぐ改善を。
そしてわたくし個人も戦いの間、新技である『水玉』の改善の余地が見れましたので、結果的にはいい経験になったと思います」
「参加したギルド員はみんなそれぞれの経験を得ることができて、全部の難しい状況だった『毒草の化け物の出現』『変な、見たことのない植物の流行り』『黒魔術師による非凡の毒液の流通』の問題を終えて、魔術ギルドは改めて世界最高の非凡組織であることをここで言いたいと思います」
「わたくしたちはここまででございます。これにてギルド員たちの指揮をそれぞれの堂、そしてギルド長に戻して……いったん休みたいと思います」
ぱちぱちぱちぱち!!
「うん、それでは、これにて解散。食堂はギリ開いていると思うし、普段よりすぐ食べれる食事を頼んでいるから、すぐご約束とかがない人は貰ってもいいよ。
終わり!」
それぞれの堂のマギアと職員が堂に戻ったり食堂に行ったりうじゃうじゃとしていた。
「まあ、それでは改めて指揮が俺に戻ったな。みんな自由にして。大魔術の間カリキュラムの代替ができる部分は準備しているから、後でチェックすること」
「わかりました」
「それじゃバイバイしよう。堂で会いましょう」
そう言い、ミカエル学長は手を振って、火の堂に歩いて……堂にすぐ行きたい何人もそれに付き合った。
「さて、おれはどうするべきか」
その時、慣れた声が聞こえる。
「いったんご飯でも食べますか」
「ステラさん!」
振り向いたら、そこは白色の美しい髪にルビーのような赤い目、薬師としてちょっとは普通に見えるギルドの薬師、ステラ・ロサさんがいた。
「実は今日はアストラ・ネロさまとの予定がない日だったけど、きみが来るのがなんか感じれて急いで城に戻ったところだ」
「あは」
その、おれのことを感じるというのが、おれの首飾りとして付けているスターダストの指輪の効果だけど……まあ、そんなことよりいったん食堂だ。
「ご飯ね、なんかパンと飲み物もらって帰ってもいいし、食べてもいいらしい」
「ステラさんはどっちがいいですか」
「きみが好きな方だ」
「なら持ち帰りの方がいいです」
食堂に行って、もちろん同じ考えのギルド員が多いので、結構並ばなきゃいけない。
「その後はどうだった?本当に温熱器具だった?」
「それだけではなかったです。なんか本当に見たことない平凡の草木を燃やしたりしました」
「あら」
「おれはちょっとは勿体無いとも思ったけど、ステラさんはそういう時どっちの方が正しいと思いますか?」
「外来種か。
うん〜普通に不思議なチカラで魔力を得ることができなくなるとどうせ元々あった種に負ける傾向があるから放置も問題ない。そしてもしここの草木が負けたらそれもそれで彩り。あ、でも薬用植物学の本が大きく変わっちゃうから、それを考えるとあえて除去するのも正しいね」
「そうですか。今は鞄のどっかにあるけど、珍しいと思った枝や葉っぱ、果実をちょっと取ってきました」
「それはありがたいことだ」
「外ではいつもの通り薬草探しと鍛錬ですか」
「そうね。いつものことだね」




