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奇怪巨木の件は本当に解散だ、解散

「なんか普通に帰れる感じかな」


「さて、どうだろう」


堂に戻るのも少し曖昧でこのまま引率者がいないまま立ってるのもちょっと変だ。それでも馬車は次々ギルドの門を入っている。(そう、馬車のまま入るから、いつもの魔力登録を確認する過程を通らない。そのため、実はマギアの移動には、どの馬車に誰が乗ってるのか、全部厳密に管理されているのだ。そして、もちろんこのことはとても大事な秘密でもあるため、特急情報にもなる)

そんな曖昧な時に、おれたちの最強無敵がやってきた。


「やあ、みんな」


「学長!」


火の堂。

その強さと戦果ゆえに、動くだけで国際問題になってしまう、実質魔術ギルドから戦闘目的で動くこと自体ができなくなっている、強すぎる人。火の大魔術師、ミカエル・グエラがそこにいた。


「土の堂の工事までぜんぶ終わったんだね。みんなお疲れ様。まだぜんぜん来ている間だけど」


「はい、『非凡の雨』が降りた時は本当に大変なことだったけど、それも司令部の教授たちが頑張って防いでくれたから、おかげで毒草をいっぱい倒せました!」


「魔法生物はどうだった」


「緑で紫でいっぱい飛んできて唾を吐くから気持ちが悪い。毒液にやられて治った人も何人いるのです。というか、俺です」


「無事か?魔力の運用には問題ないように思えるけど」


「はい、魔法効果によるものだったらしくて、食って寝たら完璧に直りました」


「それはよかった」


「火の堂は生徒の方はだいぶ来ている感じかな。でも、みんなが解散するには全員集まる必要がありますね」


「そうだな。『フラマは全員いるから解散します!』したらあまりにも薄情ものだ。みんな雑談でもしながら待とう。大体の話は中央堂のせんせいが伝えてくれたけど、きみたちに直接聞きたい」


「はい、是非とも」


おれたちはフラマの戦闘を主に、毒草との戦いを言った。


「調査隊の段階で心配した、『個体それぞれが火炎の魔術を防ぐ方法を持つ』状況ではなかったのです。ただ、怪物は学長の考え通り、その沼地全体が補給ができる、やつらの食堂で戦うようなことなので、次々現れる毒草で炎矢(フレイム・アロー)の素材の消費が激しかったんです」


「雨は?沼地に怪物が降らせたというの。

それちょっと心配したんだよな」


「はい、完全に予想外の変な技。司令部はどうやら沼地の怪物全部に影響を与える、例えるともう散らばってる魔物を生き返らせる術だと思ったのですが」


「それは元々阻止できてる」


「はい、多少は対魔法生物用の付加効果で一撃必殺で、ずっと燃やすことで、その変な生命力も抑制することができるから、『それなら対策済みだ』という感覚がちょっとあったんですが、本体の巨木は()()()()()()()()()()、その地域全部に命を止まる魔法効果を持つ、毒液の雨を降らせたのです。それは平凡の兵士などが来ていたのなら、とても被害が大きかったんでしょうね」


「そうだな」


「火は水に消される。それは子供もわかることですが、火のエーテルには通用しません。……でも、影響が完全にないわけではなくて、平凡のものである魔力素材が魔力されてたんです」


「そう、奴にはもう後がないから、本当に『これを乗り越えたら終わり』のところに足掻いてたんだ。

でも、本当に降ったんだな、毒の雨。あまりにも信じ難い」


「ちなみに、野営地にはぜんぜん降ってなかったらしいです。戦場に、沼地を制圧しに来たマギアたちがいるところに集中させたようです」


「精密性も保たれるのか。本当にウリエル・モルテ学長のおかげだな」


おれたちはそうそう、と学長の話に同意した。


「はい、そのような厳しい戦いが続いてた最中、ウリエル学長がめちゃくちゃな『オレンジ色の土煙』を出して、雨自体を止めることができました」


「それもまた信じられないすごい技だね。でも、彼のスフィアは俺より重いから、その硬さで土煙の埃一つ一つが雨の雫を防げるくらいの硬いものだったかな。本当に凄いことだ」


「はい、正しく。

それからはまたの逆転です。雨からはずっと水のマギアが全方向に『浄化』の魔術を使うために気をつけなきゃいけなかったことの、その必要もなくなりました。そして私たちも雨のせいで使い物になってなかった媒体の調子もよくなって、それぞれの組で最後まで毒草を倒したんです」


「うん、本当に凄いね」


「学長なら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()かも知れませんが、現場のものは堂を問わずみんながとても頑張りました」


「うん、本当にそうだよ。みんなとても頑張ったと思うよ。それは皮肉とかではない。

俺のそれは、毒キノコのようなものだからだ。食べることはできるけど、一生に一回しか食べれないことだ。あとの身の安全を捨てることだから。俺はそんなことをやった時のあとの責任問題が怖いから」


「はい、いつもおっしゃる通りです。みんな強くなって対応ができるようになるのが最善です」


おれたちの話で、ミカエル学長は優しい目をした。


「そう。ほんとうにそう」

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