これから人生長いよ?
「ウリエルくんにも言ったっけ。この魔術の企画中に、あたしの『霜星』のように水のエーテルを潰して平凡の水を押し出す案もあったんだ」
「どうかな。情報を接した覚えはある。直接聞いたかもしれないし、論文を見たかも知れないし」
ガブリエル・ブリナは頷いた。
「まあ、どっちでも。とにかくそれと似たようなことが起きた。水が乾いただけではなく、質が悪くなりました。破壊されたんです。
これを今まで何日、みんなと調べたんだけど、結論から言うと水が動く間、すごく小さい傷を作るのではないか、ということになりました、なったのよ」
「まあ、実際にそのような理由でダメージを与えるのがフロスト・ノヴァだ」
「ちょっと違くないかな。朝の霜に植物が冷害を負うことと無理やり水を取り出そうとすることだよ。人も水に浸かって体温が落ちちゃうと難しくなるでしょう?冷害はそんな理由だと思うけど」
「そうか。冷たさとは別に関係ないな」
硬い部分が色が変になって気持ち悪い柔らかさになったりするけど、まあ、ただ冷たくて死んだからそうなったのかな。
「それで、この傷のようなものがまたの問題なのをわかりました。先もウリエルくんが言った例えで言うと、『濡れたブーツを早めによくする』方法で、ブーツを外して雑巾で足を拭いてブーツと雑巾に今の『攻撃魔術の段階での』脱水を行うと、それは中々実用的な魔術になると思った。でもブーツがなんかズタズタになってよくないと思われました」
「代案は?」
「まあ、もちろん速度ね。速度を落とすと良くなります。
脱水をすご〜くゆっくりさせると、その破壊がどんどんなくなることを確認してた。でもマギアがブーツを乾燥させるためだけにずっと集中することもおかしい。だからそれを助けてくれる媒体を探すといい」
「なるほどね。魔道具にはできそうか?」
「『渦巻き』の違うバージョンみたいな感じね、乾燥機の魔道具。もちろん作れたらそっちが簡単だね。別に術のことを考えてなくても使えるから」
「まあ、確かにそれは魔術ギルドのうちでは使えそうだ」
ぼくは頷いた。
エーテルの運用で平凡のものが変になるのはよく知られていることだ。しかも、細かい制御が難しいのが本当に問題で、だからぼくたち、デュラの場合は「自分が動かしていた重いものがぐちゃぐちゃになっていて、それが実は術師本人もわからない」という特性の弱点をいちばん受ける属性で、だから硬さを保つことが大事だからデュラだ。今、まさにその一番難しい部分を何日ずっとぉ終えた後だから、脱水魔術がどれほど難しい状態なのがちょっとわかる。
「ウリエル・モルテ学長、質を保つために、速度を落とすこと以外もありますか」
「ううん?どうかなぁ。
えーと、起点から目的性であり目標でしょう?その中間の関与因子がエセンピに先絵にマテリアルと、他のマギアや堂の魔力が使えたりして性能が上がって規模は大きく、安定性が保たれる。魔術の効率が上がる。
でもこっちの効率とやらは、結局繊細にブーツを助けるための効率にはならないんだね」
「そうですよ」
「速度を落とすとその面は確かに安全だ。それが一番の方法だといったん魔術理論にはなっててぼくもそう思う。
速度を維持したままね。考えられるのは……本当の本当に小さいものを多く扱うことができる場合、慣れているものを扱う場合」
「どっちも無理だな」
「そうだね。土の『土煙』を例えるとその土煙を塊のようなものとしてスフィアの中で『土煙、一個』として扱うものだ。別にその埃一つ一つを数えたりしない。『土煙、その埃が100万粒』になったら頭が弾けてしまうのだ。
でもその一つ一つを本当に全部制御するとしたら、『素早くて安全』もできないわけではないんだ。まあ、それが無理なんだけど」
「そうだね」
「そしてすごく慣れているものはもう自分の魂の相棒のようになって、なんでも感覚で把握してるから『あ、これは大事なものです』と『そのもの自体が起点になって』術を働かせることができるから、馴染んでいる服をほかほかにする、とかはできると思うよ。これもまた汎用性は欠けている」
「そかそか、やはり速度は落とすしかなくて、その媒体探しだ」
「平凡の技術がすごく発達して、その結果ものをマギアに入れることもできるようになったら、また改善の余地があるかも知れないな。
でも、ぼくたちの感覚では……」
「うん、人の『水のマギアという存在』として、これが最先端なんだね。この上は人として持たないね」
「同様」
急に「これから人生長いのにな」とかを言い出したら、水の堂の教授さんが来て食事を聞いた。
「あ、そうよね。移動は長いんだ。撤収前にご飯食べた方がいいな」
「はい、もうだいぶテントも解体してるあいだなので、パンで済みましょう」
「そうするしかない」
「司令部にマギアはみんな集まってたか?なら日程が終わったことを改めて言いますか」
「そうしよう」
テントを開いたら、何日すぎて多少疲れた感じの生徒たちがいっぱいいた。




