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仕事なので勇者探します  作者: 新町新
19/23

19話

7話くらい前から同じ日にバンバン予約投稿してるんですが、推敲(かっこいい)とかしてないので誤字とかあるかもしれません。推敲のルビは【推敲】という言葉を使いたかっただけなので気にしないでください。

 



 大昔の偉人は未来の俺?死んだ師匠も未来の俺?俺は一体なんなんだ!?


 嘘です。キスを邪魔されて森に入って逃げました


▲△▲△▲△▲△▲


 周りにモンスターが集まってくる気配がする。今襲われたらバラバラにしてしまいそうだ。


「……」


 首から下げた魔道具を取り出す。俺の能力を抑える代わりに、ある呪いをかける魔道具。


「なんで呪いなんて……」


 握り締めても壊れたりしない。むしろ手に食い込んで血が流れる。


「なんで俺じゃないんだ」


 なんで……


「なんで死ねないんだ」


 なんで俺なんだ!


『クケー!』


 コカトリスが飛び出してくる。ここは東の森か……


『死ね』


 コカトリスが勢いのまま倒れ、ゴロゴロと転がる。


「……グッ!」


 凄まじい虚脱感に襲われる。影響力の強い魔言を使った反動で体力や魔力を失う。


『離れろ』


 にじり寄るモンスター達に牽制すると、徐々に気配が消えていった。


「ふぅ」


 空を見上げると暗くなっていることに気付いた。長くここにいたのかどこか走り回ったのか……


 空にはたくさんの星がある。ビンセント様が言うには、星の数だけ世界があり国があり人がいるらしい。ビンセント様の口癖は……諦めるな道はある。


「諦めるな道はある」


 俺が道を作ればいい。呪いが無い魔道具を俺が作る!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「クライス!」


『止まれ』


 走ってくるフラウを魔言を使って止める。今近付かれると困る。


「今はまだダメなんだ」


「なんで?さっきのことなら僕は気にしてないよ」


 フラウの気持ちでどうこう出来る問題じゃないんだ。


「すまない、理解してくれとは言わない。許してくれ」


「何言って……」


『ヒメ!クルウ!街を出るぞ』


「待ってよ!説明してよ!」


 今お前と話すとダメなんだよ。俺は弱いから。


「必ず戻るから」


 ヒメとクルウを連れて全力で走る。


「クライス……」

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