表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
郷立高志地霊学園 本編 東方地底秘話  作者: 梨月心夢(地底の小石)
東方地底秘話
39/60

東方地底秘話29話

「かなり大まかだな……」

「もう少し詳しく…言ってくれるかな?」

「何度も起きていたからね、偶然じゃないなと思ったんだよ。

だから、夢というものでもないかなーって。

それで、試しに1週間後の自分を見ようとした。そうしたら見れたんだー」

「未来予知と考えていいのかな?」

「そうなのかな。よく…分からないけど」

「その予知は外れたことがあるの?」

「ないよ。今の時点で……だけど」

「それは……大事だと思うわよ。起こる出来事が、あなたが見るものと一致するのだから。未来予知は何回ぐらいした?」

「少なくとも、1000回以上かなー」

「……………まずいわね」

「何がだ?」

「仮に1度予知が外れたとして、総合的に考えれば外した確率は1000分の1以下。0.1%にも満たない」

「ということは………」

「見た出来事が確実に起こるという考え方をするしかないみたい。外す期待は駄目ね」

「お前………本当に人間か?」

「はっきりとしてるなら言ってるよ〜」

「持子。今か…………」

「今から、何か未来を見せてって言うんだっけ?」

「!」

言いたいことをそのまま……。

「その未来を変える方法がないかなーって思ってる?どう?当たってるかな?」

「どうして……そこまで……」

「行動と発言は未来を見て知るけど、心を読んでいるわけじゃないんだよ。ただ予想をしただけ。行動とか発言からこんなふうに考えているのかなって。それを言ってるだけ」

「それにしては言ってる内容が明確なのね。

人間の域ではないわ」

「そんなこと言われても〜」

「その予想は読心と変わらない。しかも、行動と発言の未来まで知れるのだからそれ以上。読心の妖怪がいるにも関わらず、更に行動と発言までもが分かる人間がいるものなの………?」

「ちょっとちょっと!話が重いよー?悩まない悩まない!」

いや、お前の話だから……。

きっと覚無も同じことを考えただろう。

「もし、私が人間じゃなかったとしても、今更変えられないよ……」

「営業に支障があるのか……」

「うん。それは嫌だから……」

「それは仕方ないな……」

「だーかーら、話が重いよっ!」

いや………………。

「じゃあな」

「あ、ちょっとちょっと!待ってよ〜」

「何だ?」

「場を明るくしようとしただけなの〜」

「もう少し考えろよな……。でも、そんなに明るいお前が羨ましいよ……」

「なんで?」

「はっきりとしてはないさ……。

でも、何か感じるんだ……。この明るくなる感覚を」

「店の営業してるんだから、明るくいるほうがいいもん!」

「まあ、そうだな」

「そろそろ帰りましょう?」

「そうだな。帰るとしよう」

「バイバーイ!また今度来てねー!」

俺たちは地霊殿へと帰った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ