東方地底秘話13話
「え?そんな……嘘でしょ?」
「いやあああああああああああああ!!!」
ん…………?今、撃たなかったか?
「いつまで地面に身体を埋めてるのよ」
そういうことか。俺の身体の側に撃って身体を回転させたな。
直接当たりもしていないのに身体が回転するなんて…化け物だな、この銃は。
「お前ら、なに泣いているんだ?」
「え?」
2人が同時にこちらを見る。
「殺られてないぞ。だから、泣くな」
「うわああああああああん!」
ちょっ、お前ら……2人で飛び込んで来るな……また埋まるから……ちょっと…。
ドスン。
「お前ら、ちょっと待て!地面に埋まるから待て!」
飛びついて来たせいで動けない。
「よかったあ〜。サコにぃ、ありがと」
「全くよ、地霊殿がどうなるかと思ったわ」
「ありがと、サナねぇ、サコにぃを助けてくれて」
「!?」
「解っただろ。さっきまでお前と敵対していたのに感謝されているんだ。
俺もお前のことを解ってやるから、さとりたちのことも解ってくれ」
「…………」
非常に動きづらい状態だが覚無の手を握る。
「俺は古明地覚故。お前の永遠の人だ」
「…………ほんと?」
「ああ」
「絶対?」
「ああ」
「死にかけていても?」
「……それは今だな」
「生物が消え去っても?」
それはどうすれば一緒にいられるんだ……?
「一緒にいてやるよ。まずは、おかえり、覚無」
「うん…ありがと」
「とりあえず中で話そう」
4人は地霊殿の中に入っていった。
「お前、どこで寝るんだ?」
「一緒…………」
あー、俺と寝るのか。
しかし急にデレデレして……。
まるで別人だ。
「わざと、そんな風にしているのか?」
「そんなわけないでしょ!ばかじゃないの?
ほら、早く部屋に入って!」
なんだろう、この変わりようは。
「とりあえず、ベッドの上でね?」
ベッドの上に座り込む。
「今から、私とあなたが出会った時の意識を創るわ。目を閉じて。
今のあなたには辛いことかもしれないけど、
目を逸らさないで」言われた通りに目を閉じる。
「これはあなたの記憶の中だから、視点はこの時のあなたよ」




