↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独な元少年兵は、隔離地区の吸血鬼に恋をした  作者: tukinami


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/22

第18話 Sideカエ 浅見の策略

「カエ、どうしてここに?外に出られるようになったのか?」


 千鶴は、はっとしたように尋ねてくる。


「え?管理者候補になったの。これからは中央で訓練と仕事」

 浅見から何も聞いてないのだろうか。そういえば、先ほどもひどく驚いていた。


「えっ!?どこに住むの?」

「……」

 その言葉で、私は気付く。浅見にやられた。

 

「家は決めたか?寮とか?」

「…まだ、決まってない」


 絞り出すように、答えた。


「え?荷物持ってきてるのに?仕事はいつから?」

「明日」

「明日!?」


 私は頭を抱えた。


「…浅見が。とりあえず身の回りのものを持って千鶴の家に行けばなんとかなるって……」


 怒りのあまり、声が震えた。


「!?」


 千鶴も絶句している。ただ、今頼れるのは千鶴しかいない。

 

「家は探すから。しばらく置いてもらってもいい?」

「!?」

 

 千鶴は言葉を失っている。


「無理なら……」


 どうしよう。

 私が悩んでいると、千鶴が私の両肩を掴んだ。

 

「いや、いいよ!全然いい!むしろ探さなくていいから!!」

 

「え、いいの?」

 千鶴は何度も頷いている。

「ずっと、ここに居ていいから!!」


  さっきの沈黙は何だったのか。

 そう思うほどの勢いだった。


 よかった。


 私は安堵し、つい笑みがこぼれるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。