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9「狂信者と襲撃者」

 ――武装した男達は決して諦めてなどいなかった。

 

 「我がベガドベ教団の教祖はこれから私が勤める。あの精霊共に、我々の力を見せしめてやろうぞ」

 「「「「「「「「おおおおおおおっっっ!!!!!」」」」」」」」

 

 謎の制服を着た男達は鈍器を上げ、そう叫んだ。

 教壇らしきものに立つ教祖は顔を不明瞭な感情で歪め、踵を返した。

 

 「ひひっ、これであの精霊達も終わりだな……」

 

 すると、二人の男女が教祖の前に現れた。

 

 「俺達はあんたを守れと神に言われた」

 「あたしも」

 「それは丁度良かった……! 私は今から精霊界を攻めにいく。お二人も、来られては?」

 「勿論行くよっ!」

 

 少女は不気味に笑い、男は不愛想に真顔、教祖は好奇と狂気に哄笑した。

 

 $ $ $ $ $ $ $ $ $ $

 

 「――何だこれは」

 

 森にいた精霊の男が、向こうから聞こえてくる轟音に目を見開いた。

 今までに聞いたことのない音だ。

 

 何かの叫び声も聞こえる。

 

 「教祖様と幹部様の仇じゃああ!!!」

 「がああっ!」

 

 精霊の男は謎の男達に囲まれ、思いきり鈍器で叩きつけられた。

 全身がぐちゃぐちゃに潰れるほどに殴り付けられ、原型がとどまらないほどに踏みつけられた。

 

 謎の男達は黒い制服を身に着けており、叫喚しながら村の方へと進行していく。

 その異変、騒音は勿論――村にいたリキア、メリア達にも聞こえていた。

 

 「何か来ているのか……?」

 

 リキアは『白銀の豺虎』メンバーが全員いる喫茶店を抜け出し、メリアの元へと向かった。

 メリアは村の精霊の家に訪れて、農産物を渡していた。

 

 「メリア、何か来る!!」

 「リキアさん……詳しく」

 

 顔色を変えたメリアは、リキアの後を着いていく。

 リキアは音のする方へと走り、

 

 「あれは……」

 

 目の前に、波のように押し寄せてきている大勢の人を見て――

 

 「ベガドベ教団……!!」

 「ベガドベ教団だと?」

 「シャロン大将軍がその教団の教祖、幹部を処刑したの。もしかしたら――それの復讐で」

 「なんだと……しかし、あの数は」

 

 多すぎる。私とて戦争相手の人数が、これほど地平線一体に広がるほどの光景は初めて見た。

 

 「どうしたの、リキア……!」

 「人だ……それも凄い数の」

 

 遅れて駆け付けたトウマは、慌てた顔をしてリキアに尋ねた。

 そして、目の前に迫りくる大量の人々を見て絶句する。

 

 それは、ウテナ、レイラ、エルヴィット、ザギンク、ユダの五人も同じだった。

 

 「全員、戦闘態勢へ入れ」

どうも、焼き鮭です。

もし

「面白い!」「敵との戦いが見たい!」

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