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8「何をしようか」

 精霊神メリアとの協定を結び終わり、精霊界にいる意味もなくなってきた頃。

 

 私は協定を結び終えたので、村から帝国へと戻る準備をしていた。

 それは『白銀の豺虎』メンバー全員も同じであった。

 

 「魔車を手配してくれるか?」

 「うん、全然いいよ!」

 

 メリアにそう頼むと、私は制服の皺を正した。

 

 「明日の朝までには準備を済ませておく――魔車はなるべく早めに手配しておいてくれ」

 「うん……リキアさん、了解しました!!」

 「ならいい。私もまた別の任務があるからな」

 

 帝国に戻ればまずはクーデターを起こそう。

 そうだな、先に精霊界から軍隊を貰っておくか。

  

 「メリア、次の任務が大規模な帝国内での戦争なんだ。少しで良ければだが、軍隊を貸してくれぬか?」

 「近いうちに起きるの……? ん、精霊騎士の人達に伝えておくね」

 「ああ。早急に頼む」

 

 そう言い伝え、メリアは走ってどこかへと向かっていった。

 私はそれを見届けると吐息を一つ零した。

 

 「エルヴィット、おはよう」

 「おはよう……ふわぁ~」

 

 大きく欠伸をし、エルヴィットは目の端に涙を浮かべる。

 

 ちなみに私とエルヴィットは、宿の出口で他のメンバーを待っていた。

 今日は特に何かしないといけない任務はない。完全に非番だ。

 

 「おはようございます、リキア様、エルヴィット様。起きるの遅れて申し訳ございません」

 「問題ない。だろ、エルヴィット」

 「え、ああっ!? も、勿論問題なんてないのじゃ!!」

 

 何故か慌てた様子のエルヴィットを視界の端に、私はニヤリと笑った。

 

 「エルヴィット、ちょっといいか?」

 「え、な、何じゃ……!?」

 「――エルヴィット、お前……さてはザギンクに気があるな?」

 「んなわけあるかっっ!!!!!!」

 「照れるな照れるな」

 

 私がそう耳元でささやくのと同時に、必死になったあまり顔を赤くして否定するエルヴィット。

 

 本当に可愛らしい奴だ。答えが全部表情に出ているじゃないか。

 

 「おっはよう! みんな」

 「朝からうるせぇんだよ……」

 「お! 珍しくユダが叫ばない」

 「叫べるわっ!!!! ほら見た」

 「近くで叫ばないでよ! 鼓膜破れるかと思った」

 「わ、悪ぃ……」

 

 珍しく謝っているユダを前に、私は微笑む。

 

 「ユダも、レイラと打ち解けたみたいで何よりだ」

 「ああっ、そうかよ」

 「素直じゃないな。まあ、そこがユダの魅力でもあるのだろうがな」

 「な、なんだそれ」

 

 困った顔をするユダに笑いかけ、私はレイラの方を向く。

 すると、彼女は明るい笑みを浮かべたまま足元に生えた花を愛でていた。

 

 「おはよう、みんな!」

 「おはよう……み、んな」

 「違うよウテナ! 『みんな』だよ、点要らないよ!!」

 「噛んだだけ……」

 「そうなんだ! あははっ」

 

 トウマとウテナが宿から出てきた開口一番、失態を犯してしまったウテナは恥ずかしいのかトウマの後ろに隠れる。

 

 「早速全員が揃ったとこだ。何か食べにでも行くか」

どうも、焼き鮭です。

もし

「面白い!」「続きが気になる」「自分もリキアと一緒に食べに行きたい」

と思った方はブックマーク、↓の☆を押して評価をしていただけると励みになります!

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