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人生ついてない彼女の転生スローライフ  作者: 春人


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 マリザとセシルがいなくなってからずっと本を読んでた。いろいろな家がある。私財を増やすために悪事をしてた人と私財を使って自分を犠牲にしてたのに同じギロチンの刑が執行された人。この当時、どんな気持ちだったんだろう。


「今、歴史の教科書でもちゃんと歴史を伝えてくれるのかな?」


 この本にはちゃんと書いてある。悪い人といい人が書いてあるけど、読まないとわからないんじゃ可哀想すぎる。


ーーーーー


「お嬢様、ただいま戻りました」


「おかえり。マリザ」


 お昼ご飯の時間かな?


「目録を探しに行ってきました」


「目録?」


「ギロチンにかけられた貴族名簿について調べてきました」


「わかったの?!」


「はい。1と2は200年ほど前に作られた本です」


「200年前。最後に書いてある刑が執行されてから100年以内に本が出てるってことだよね?」


「300年ほど前の貴族が書かれてるんですか?」


「今読んでる限りそれぐらいだと思う」


「私が思い当たるのは、革命と王家乗っ取り貴族一掃でしょうか」


「革命とかあったの?」


「お嬢様がお読みの歴史の本には書いてなかったですか?」


「まだ出てきてないです」


 王家乗っ取りって何?ダメな王様だったからよくするために?それともいい王様からダメな王様に?でも貴族一層ってことは良くするためかな?


「250年ほど前にこの国は良くなるために貴族が立ち上がりました。それはひどい国だったそうです。王家の人間と一部貴族が力を持ちすぎて無能な国王がお金を使って税を上げる地獄のような時代だったそうです」


 何それ、小説の中の話じゃん。本当にあるの?たった250年前にそんな世界があったなんて。え、今もそんな人いるの?怖い、怖すぎる。


「今は?」


「今の王様と王家の方々は賢王といわれる方達ばかりです」


「貴族は?」


「貴族ももちろん一部ではまだ悪い人はいますが、昔とは違います」


「歴史の本読まないとね」


「はい」


 また、読書に戻ろうとするとマリザの話が終わってなかったみたい。


「お嬢様」


「なんですか?」


「その本3もあるみたいです」


「え、3?」


「はい。目録にはギロチンにかけられた貴族名簿3の記録がありました。それも50年前に出されてます」


「騒動があった後もそんなことがあったの?」


「セバスさんもご存知ではなかったので公開されていないようです」


「一緒に置いてなかったってことはないのかな?」


「あるはずなんですが、別の場所に紛れ込んでるのか、失われてる可能性があります」


 あんなに綺麗に整頓されて、仕分けされてた図書室で紛れ込む?そんなことわざとか、誰か読んで違う場所にしまったってことでしょ?お祖父様かな。


「お祖父様でしょうか?」


「その可能性が高いです」


 探して見つけられるのかな、でも探してみないとわからないよね。


「本探してくれる?」


「はい、図書室の隅々まで確認いたします」


「本がたくさんあって大変だと思うけどよろしく」


 私は歴史系の本を読み尽くそう。あとは、お兄様とお父様に聞きに行く方がいいのかな。でも知らないと何聞いてもよくわからないよね。


「ご飯食べたら図書室に行きます」


「かしこまりました」


 マリザは頭を下げて部屋から出ていく。



ーーーーー

セシルとアン探さないと。


「アン!やっと見つけた」


「マリザとセシル?大きい声出すなんて珍しいわね」


「アンが忙しく仕事してるから探しても探しても見つけられないからよ!」


「?いつものことじゃない。それで何かあった?」


「コゼットお嬢様が、図書室で探したい本があるそうなの。膨大すぎるから3人で手分けして探したいんだけど」


「私とマリザで探すけど、手が空いてる時でいいから手伝いに来てくれる?」


「もちろんです。私もお嬢様付きのメイドなので」


 アンは忙しくってあまりそばにいれないが、ちゃんとお嬢様付きメイドとして仕事をしている。人手は欲しいけど、増やしてお嬢様に何かあったら困る。


「午後から図書室に行くので、午後から探し始めます」


「わかりました」


 解散して、食事の準備をする。


ーーーーー



 食事を食べて図書室に移動する。移動する時はマリザと手を繋ぐことが増えた。


「昨日来れなかっただけなのに、久しぶりに来た気がする」


 嬉しくなる。本の匂いが懐かしいって感じちゃう。たった1日なのに。それに、本が机の上に出てるから目から受ける印象もすごい。


「マリザ、セシルお願いね」


 2人にお願いして歴史の本があるところに近づく。本棚の前に座って本を読み漁ることに。


「これは違うかも」


 3冊広げて同時に読む。3冊までは何とか読める。小説とかだとちゃんと読みたいけど、歴史とか勉強系なら読める。本当にこの体は5歳なのに優秀だ。


ーーーーー


「お嬢様、そろそろお部屋に戻りましょう」


「もうそんな時間?」


「はい。夕方になりました」


 もうそんな時間。今読んでるのとこれとこれ持っていこ。


「この3冊お部屋に持っていきたいです」


「お預かりいたします」


 セシルが持って行ってくれる。


「手分けして探してるんですが、まだ道のりは遠そうです」


 読んでる間ずっと探してくれてた2人。こんなにたくさん本があるんだからしょうがない。


「急いでるわけじゃないから、ゆっくりでいいからね」


 仕事の間に頼んでるんだから無理しないで欲しい。それに、本当に急いでない。


 あっという間に時間が過ぎる。


 ご飯食べ終わったら庭に行かないと。


「水やりしてきます」


「お一人で行けますか?」


「朝も行けたので大丈夫です。水やりしたらすぐ戻ります」


 走って出ていく。

 朝とおんなじように土に触って、水やりをして声かけて部屋に戻る。もう真っ暗になってるので急ぐ。


「ただいま」


「おかえりなさいませ。お風呂の準備ができてます」


 お風呂に入れてもらって、ゆったりしながら夜を過ごす。本を読んで髪の毛に櫛を入れてもらう。


「おやすみなさい」


「「おやすみなさいませ」」



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