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人生ついてない彼女の転生スローライフ  作者: 春人


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メイド

 

 お嬢様が本を読んでる間に仕事を終わらせていく。


「お屋敷に興味持ってくださいましたね」


「そうね」


「1人でお庭に行かれましたね」


「よかったわね」


 マリザとセシルはコゼットが部屋から出て庭に行くのをこっそり見守ってた。それに、庭でゴソゴソしてるのをこっそり見守ってたりした。


「机喜んでくれてよかったわね」


「はい。いいサイズでした」


 お嬢様が過ごしやすいようにと考えてセシルが用意したいと言って、アンと一緒に探してた。多分チョコもわざわざ特別なのを作ってもらったんだと思う。


「喜んでくれてよかったわね」


 セシルが嬉しそうにしてる。


「奥様と旦那様に先ほどのお嬢様の報告に行ってきてくれる」


「はい。いってきます」


 頭を下げて駆け足で行くセシルは本当に嬉しそうだ。


 私はお嬢様が気にしてた、本の作られた時期を調べに行こうかな。セバスさんに聞いて、大旦那様の目録を見せてもらわなきゃ。目録を見てわからなかったら、旦那様に聞くか大図書館の館長さんに聞きに行こう。


ーーーーー


「セバスさん!」


「マリザ?どうしました?」


「図書室の目録を拝見したいんですが、どこにあるかわからなくて」


「目録ですか。大旦那様が大切に保管されてたのを倉庫にしまいました」


 倉庫に案内してくれるみたいだ。


「なんの目録を見たいんですか?」


「コゼットお嬢様がギロチンにかけられた貴族名簿を読まれてて、いつ作られたか知りたいそうです」


「随分と激しい本を読んでますね」


「奥様と旦那様に確認は取りました」


「いつ作られたかを気にされるなんて、本がお好きなんですね」


「はい。大好きみたいです。図書室に住みたいって言われてました」


 静かに笑っておもしろそうにしてくれてる。


「ここに、目録をしまったはずです」


「ありがとうございます」


「私も一緒に探します」


 案内してもらえるだけで助かるのに、手伝ってもらえるなんて。とても忙しい人なのに。


ーーーー


「マリザ、ありましたよ」


 開いて何が書いてあるか確認しなきゃいけないので、かなり時間がかかると思ったんですが。


「ほら、ギロチンにかけられた貴族名簿1~3って書いてあります」


「3ですか?図書室で1と2は一緒に置いてあったんですが」


「3だけ別になってしまっているかもしれないね」


「いつの本か書いてありますか?」


「んー...200年ほど前の本です」


「かなり古い本ですね」


「書いてある貴族の名前もかなり古いと思います」


 セバスさんがめくりながら色々見てくれてると手がとまる。


「3は最近出たみたいです」


「50年前ってなってる」


「そんな最近までギロチンにかけられた人なんていましたか?」


「中を見たわけじゃないからわからないけど、もしかしたらいるのかもしれないね。いまも」


 表に出てこなくなった?でもギロチンは見せしめのような効果を求めると思ってたんだけど、違うのかな?


「お嬢様にお伝えしてきます」


「もう一冊あることも伝えるつもりですか?」


「はい。最近のものであるということも伝えます」


 お嬢様が知りたがってるんだから、隠したくない。後で見つけた時に、隠してたと思われるのも探し出せなかったって思われるのもどっちも嫌だ。


「ならマリザに任せるよ」


「ありがとうございます」


 目録を持っていっていいとも言ってもらえたので、目録と一緒にお嬢様の元へ帰る。

セバスさんとは大階段の前で別れる。



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