表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
琥珀  作者: 優希
第二章
PR
6/13


「五号という名前は、どうも機械くさくて駄目だよ」


「駄目ってお前、全否定かよ」


そう言いながら魚の骨と格闘していると、ひょいと皿が取られた。


「五号は不器用だね」


琥珀は、すいすいと骨を取っていく。


「琥珀は無駄に器用だな」


「無駄って…。他に言い方あるでしょう?」


琥珀は軽く溜め息を吐いてから、俺の前に皿を戻した。


「ていうか、骨くらい食べたら?機械でしょう?」


「嫌だ。喉に異物感を感じることが不快だ。そもそも、俺は食事なんか摂らなくてもいいんだが」


「摂ってもいいでしょう。五号はそう出来ているんだから」


そう言ってから、琥珀は気付いたように箸を止めた。


「五号って名前が機械っぽくて駄目なんだよ」


「だから何で全否定なんだよ」


機械として呼ばれていた名前なんだから、当然だろう。

続けようとした言葉は、琥珀の手を叩く音に掻き消された。


「ゴウ。ってどうだろう?」


「そっちを残すのかよ」


溜め息を吐く。

琥珀は変わった奴だ。

でも、もう数日の内に慣れてきてしまった。


「うん、決まり。これから、五号はゴウね」


子供のように無邪気に笑う姿も、もう見慣れた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ