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琥珀  作者: 優希
第三章
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真実


「…は?何言ってんだよ?」


ゴウは怪訝そうに私を見る。


「ゴウ、信じられないかもしれないけど…」


「信じるも何も、ただの冗談だろ?」


そう言って笑うゴウの顔は、いつもよりぎこちない。

ごめん、突然すぎるよね。

ずっと、言おうと思ってた。

でも…言えなかったんだ。

私は小さく深呼吸した。


「私は今から、ずっと話したかったことを話すよ」


「やめろって…」


「聞いて」


私は真剣な顔でゴウに向き合った。

ゴウの顔から、笑みはもう消えている。

困惑するような泣きそうな顔を見て、不器用だった”彼”を思い出す。

出来ることなら、”彼”にもこの真実を打ち明けたかった。


「おい、何なんだよ」


考え事をして黙り込んだ私に、ゴウは覚悟を決めたように聞く。


「今日死ぬって…そんなこと何で分かるんだよ」


「分かるよ」


そう答えた私は、自分の左胸に手を添える。


「私に与えられた時間は…今日で終わる。それは、この体が知っているから」


「与えられた時間って…寿命ってことか?そんなこと人間に分かるわけないだろ」


「私に与えられた時間は…十二万四千六百二十七年」


「…は?」


突然言った膨大な数字に、ゴウは顔をしかめる。

でも、すぐにハッと気付いた顔をした。


「お前…」


「ごめんね、ずっと黙っていて」


ゴウの声を遮り、私は自分の口から真実を告げた。


「私も機械なの」


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