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それ、ほんまに回るんかいね?……わし、なん?σ (°ロ°)?!!  作者: AZtoM183
1.それ、ほんまに回るんかいね?……わし、 なん? σ (°ロ°)?!!
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■ 第1章 解説:それ、ほんまに回るんかいね?……わしなん?

 長州は、まだ壊れてはいなかった。


 少なくとも――


 表向きは。


 藩はあり、役目はあり、命令もあった。

 武士は武士として並び、百姓は百姓として働く。


 誰が上で、誰が下か。


 何に従い、どこへ向かうのか。


 それは、生まれたときから決まっている。


 ――はずだった。


 だが。


 海の向こうから来た黒い船は、

 国だけでなく、人の中にあった“当たり前”まで揺らし始めていた。


 京では争いが起こり、

 江戸では決めきれず、

 藩の中でも、見る先が少しずつ食い違い始めていた。


 武士だけで、足りるのか。

 命令だけで、間に合うのか。

 身分だけで、守れるのか。


 まだ、誰も答えは持っていない。


 だが。


 “このままでは間に合わない”


 そう感じ始めた者たちがいた。


 一人は、火をつける男。


 思いついたら、もう止まらない。


 一人は、回らないものが気になる男――いや、女かもしれない。


 見えない違和感を、見過ごせない。


 そして、もう一人。


 まだ姿は見せぬが、

 人ではなく、仕組みで戦を見る男。


 この出会いが、


 止まり始めた時代を、


 少しずつ動かしていくことになる

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