第七話
第七話
顔合わせ予定の二人のことを聞いて私が黙っていられるわけがありませんわ!!
「美月、顔合わせの時に華麗なる魔法の連鎖を見せつけてやりますわよ!」
「良いけど、どうやって?」
「それは……それは、どうしましょうか?」
言ってみたは良いものの何も考えてませんでしたわね。
「そうですわ、魔法に名前をつけて叫びながら発動するというのはどうかしら! それならば視覚的にも聴覚的にもかっこいいですわよね!」
「魔法に名前?」
「良いと思いませんか美月! 早速つけましょうわよ!」
「私のはすでに教えてると思うけど?」
「あの物騒な奴ですわよね。名前っぽくはありませんわよね?」
「私はこれでいいんだけど?」
「美月がいいのでしたら、私は構いませんけれど問題は私の方ですわね」
私の魔法は毒で徐々に体内を侵食しあちらへ逝かせる魔法ですわ。
あちらは母上のいる楽園でもありますから……毒で手招きするとしまして
「楽園への誘い(スーサイド・パクト)と致しましょう! 美月感想をお願いしますわ!」
「感想と言われても?」
「今の美月に聞いたのが間違いでしたわ。もう少し話せるようになったらお願いしますわね、約束ですわよ! 指切りげんまん嘘ついたらハリセンボンの〜ます指切った」
なんだか、本当にお友達になれたみたいで嬉しいですわ〜!!
「強引だね、でもそこが葵の良いところだと思うよ?」
「はわわわ、美月が私を褒めましたわ。これは夢かしら……痛いですわね。現実ですわ〜!!」
母上もう少しで友達を紹介出来そうですわ!!
ですが、復讐を終えた後に美月を紹介致しますから、もう少しだけお待ちください
「ご存じですか美月、アイヴィスマートでお肉たっぷりのおにぎりが新しく発売されたみたいですわよ!」
「そうなんだ」
「それでは行きますわよ美月!!」
お肉が好きって聞けましたから大きな進歩ですわ!!
「いらっしゃいませぇぇぇぇ!!」
元気ですわね、この店員さん。
「美月そんなに怯えたようにしてどうしましたの?」
雰囲気がそんなふうに感じますが、美月どうなさったのかしら?
「ちょっと声が大きすぎて驚いただけ」
「そうですか? それなら良いのですけれど、これからは安心なさい。私がいつでも隣にいますわからどれだけ寄りかかっても大丈夫ですわ!」
美月と一緒におにぎりを選びましたわ!
私が塩おむすびとブロッコリーで、美月が肉爆弾握りですわ
「やはりおにぎりにはこれですわ!」
ぶすり
「ブロッコリーおむすびの完成ですわ!」
「それ突き刺しただけでしょ?」
「そこが芸術点が高いのですわよ! 分からないのでしたら語り合いますわよ!」
「遠慮しておくよ。それと魔法はどうするの?」
「…………! 私としたことが忘れてましたわ〜!!」
いつかは美月に本当の私を見せても良いのかなんて愚かなことを考えてしまう私がいますわね。
友達になれたとしても、本当の私を見せるのは…………まだ抵抗がありますわ。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




