第十一章「指導者の代償」
彼らは歩き続ける。
そして、一本の柱の脇を通り過ぎようとした、その時――
凄まじい亀裂音が、彼らの耳を貫いた!
すぐにリョウタは、崩れ落ちる岩の欠片が僅かに傾く動きを察知し、ある場所を手で指し示して叫ぶ。
「左!」
彼らは素早く彼についていき、その場所へ向かって走る。
一秒も経たないうちに、リョウタは最初の柱が倒れた場所の残骸を指し示し、叫んだ。
「動け! 急げ!」
今度は、誰一人としてためらうことなく、彼についていく……
そして、さらに一秒も経たないうちに――
彼らの背後から、凄まじい衝突音が響いた!
振り返る。
そこには、二本目の柱の残骸が地面に崩れ落ちていた。
だが今回は、先ほどのような衝撃が彼らの顔に浮かぶことはなかった。
それどころか――
リョウタの命令を実行するのが、一瞬でも遅れることへの恐怖に、彼らの身体は震えていた……
リョウタはそれに気づく。
だが、ただ一言だけ告げた。
「このまま進もう……」
そして実際――
彼らは同じパターンで、次々と罠を突破していった……
罠を一つ無事に乗り越えるたびに、アキラの心にはさらなる疑念と疑問が積み重なっていく。
あまりにも考え込んでいたため、一瞬だけ意識が逸れ、命令への反応が遅れてしまった。
危うく柱に直撃されるところだった。
だが――
最後の瞬間、ヒトシが彼を素早く引っ張った。
アキラは間一髪で助かった……
ヒトシが心配そうに尋ねる。
「大丈夫か……?」
アキラは頷く。
そしてすぐに、ヒトシの助けを借りて立ち上がり、二人は再び走り始める。
さらに数分が過ぎた頃には、彼らはすでに数多くの罠を突破し、最初の巨大な柱までの距離の半分以上を進んでいた。
そして、いつものように一本の柱の脇を通り過ぎようとした、その時――
何の前触れもなく……
リョウタの目が、眼窩から飛び出しそうなほど大きく見開かれた!
空気の動きに、僅かな乱れ。
僅かな亀裂音。
いくつかの岩の欠片が落下する。
リョウタは、それらすべてをほんの一瞬で察知した。
死の危険を告げる、凄まじい警告が彼の頭脳を打ち抜く!
そして、ほんの一瞬のうちに――
上を見上げることすらなく、リョウタは即座に悟った。
これは……柱の静かな落下だ!
何の前触れもなく、柱が倒れる!
そしてリョウタは、すぐさま群衆へ向かって声の限界まで叫んだ。
「離れろ!!」
だが……
すでに遅かった……
全員の反応が速いわけではない……
ほんの一瞬のうちに――
四人が……
落下した岩の下敷きになった。
彼らは死んだ……
生き残った者たちは、数瞬の間、その場に凍りついた。
まるで時間そのものが止まったかのように……
重い沈黙が、その場を覆い尽くす。
徐々に……
彼らは血に染まった自分たちの服を見る。
岩の残骸の間に散らばる、無惨な遺体を見る。
そして――
地面に散らばる、脳を構成していた白い物質を見る。
誰一人として、起きたことを信じることができない……
リョウタの表情が歪む。
血が滲み出そうなほど、彼は強く拳を握り締めた……
彼の頭脳は現実にしがみつき、この世界の残酷さを責める。
この不公平な試験で、全員が生き残ることなど不可能なのだと――
そう理解している。
それでも……
彼の心は、どんな言い訳があろうとも、彼らの死に対する責任を抱え続けていた。
やがてリョウタは数歩前へ進み、残骸の前に立つ。
両手を合わせ――
死者たちの魂を悼むため、しばしの間、黙って立ち尽くした。
アキラはそのすべてを目にし、これ以上沈黙に耐えられなくなった。
そして――
心の中にあったすべての疑念が怒りへと変わり、リョウタに向かって叫ぶ。
「お前の祈りで、彼らを生き返らせるとでもいうのか?!」
ヒトシがすぐに割って入り、アキラに向かって叫ぶ。
「やめろ、アキラ!」
「リョウタは悪くない!」
アキラ:
「なら、誰が悪いんだ?!」
「何も説明することをずっと拒み、俺たちに黙ってついてこいと言ったのは、あいつじゃないのか?!」
「そして最後には、命令を出すのまで遅れた!」
ヒトシ:
「お前には耳があるだろ。あの柱が倒れる前に、いつものような亀裂音がしなかったことも、よく分かっているはずだ。」
「それどころか、俺はリョウタがそれにあれほど早く気づき、あの瞬間に俺たちへ警告できたことにさえ驚いている!」
「あいつがいなければ、犠牲者の数はすでに倍になっていた!」
アキラ:
「もう、こんなのはうんざりだ……」
「状況の判断を誤ったせいで死ぬことも、重要な細部に気づけなかったせいで死ぬことも、俺は構わない。」
「なぜなら、その場合は俺自身の無能さが原因だからだ。」
「だが、自分の判断が本当に俺たちのためなのかどうかすら信頼できない指導者についていくことだけは、絶対に受け入れられない!」
ヒトシ:
「アキラ……!」
アキラは、彼の言葉を遮る。
「見ろ!」
「あいつは、俺たちの兄貴たちを死なせた後でさえ、説明することを拒んでいる!」
「それどころか、まるで何事もなかったかのように、俺たちに黙って受け入れろと言っている!」
ヒトシ:
「アキラ……お前……」
ヒトシは返す言葉を見つけられなかった。
いや――
正確には、この段階でリョウタをどう擁護すればいいのか分からなかったのだ。
自分自身の中にも、すでにいくつかの疑念を抱えていたからだ……!
結局、彼は黙り込んだ。
重い沈黙が、その場一帯を包み込む。
そして――
すべての視線がリョウタへ向けられる。
リョウタは依然として黙って立っていた。
その顔には、冷たい眼差しが浮かんでいる。
そして数瞬後……
感情の一切を失った乾いた表情で、リョウタはいつもの冷たい口調で話し始めた。
「少し前にお前たちに話した時、俺は全員が生き残ると約束した覚えはない。」
「それどころか、ある段階では犠牲者が必ず積み重なるとまで、俺ははっきりとお前たちに伝えた。」
「そして今、俺たちはその段階にいる……」
「俺は、お前たちと同じ、ただの学生にすぎない。」
「数分間アリーナを観察し、いくつかのことに気づいただけだ。」
「俺の視野だって、お前たちよりそれほど広かったわけじゃない。アリーナ全体を見ることなどできなかった。」
「俺の持っている情報は、ここまでだ……」
「だから、まだ俺についてくることを望む者がいるのなら、ルールは変わらない……」
「質問はなし……」
「異議もなし……」
「余計な話し合いもなし……」
「提案もなし……」
「ただ目を開き、周囲を見渡し、命令や危険が来るのを待て……」
しばしの間、沈黙がその場を支配する……
全員がリョウタを見る。
何人かは表情を強張らせた。
また何人かは、眼窩から飛び出しそうなほど目を見開いた。
さらに何人かは、衝撃のあまり頭を抱えた。
やがて――
アキラが嘲笑を浮かべながら沈黙を破り、別の方向へ歩き出して言った。
「もう、くだらない戯言は十分だ……」
そして実際――
さらに八人が群衆を離れ、アキラについていった。
ヒトシは彼らを止めようとする。
だが、失敗した。
そして、ついに限界に達し、彼らを説得する望みがないと悟ると――
ヒトシは一瞬目を閉じ、深く息を吸った。
それから、ゆっくりと剣を抜く。
そしてリョウタへ振り向き、歩みを速めながら彼の方へ進んでいく!
エヴァンダーが彼の行く手を遮り、自らも剣を抜きながら、鋭い口調で言う。
「ヒトシ、頭を冷やせ。無茶をするな……」
リョウタが彼の言葉を遮る。
「エヴァンダー!」
「放っておけ……」
エヴァンダーは後退する。
ヒトシはそのまま進み、リョウタの前まで到達すると、片膝をつき、剣をリョウタへ差し出して言った。
「この戦士は、偉大なる御方に心よりお詫び申し上げます。」
「どうか、この粗末な贈り物をお受け取りいただき、彼らの反逆をお許しください。そして、我々があなたについていくことをお許しください……」
リョウタは手を伸ばし、その剣を受け取って言う。
「そして、俺はお前たちを受け入れる。」
それから、ほぼ元の半分まで人数が減った群衆へ視線を向け、言った。
「お前たちに、こんなにも厳しい条件を課さなければならないことは、俺としても心苦しい。」
「お前たちが抱く疑念も、理解している。」
「だが残念ながら、これは過酷で不公平な試験だ。」
「それでも、もしお前たちに知っておいてほしいことが一つあるとすれば――俺はお前たちに危害を加えたいわけじゃない……」
そして、最初の巨大な柱へ視線を向け、前へ進みながら言う。
「このまま進み続けよう……」
そして、全員が黙って彼についていった。
.....................................................




