旅路Ⅱ-11
攻撃を行なっても周りに被害を受ける事になるパーティーや建物がない地形に陸上戦闘艦を走らせ辿り着く事に成功する。
これで、作戦の第一次計画は成功と言える。
ここからが、第二次計画の始まりといえるだろう。
「AI、「ゲイボルグT2」及び「アーマード対空ミサイル」の発射準備を!」
と告げる。
『了解!・・・発射準備完了!・・・いつでも撃てます』
即座に反応が返ってくる。
他のメンバーには、今回行なう作戦内容は概要を告げただけで反対意見があるかは聞いていないし受けてもいない。
反対意見が飛んでくるか?と思っていたのだがそれは一切なかった・・・それだけ、彼等彼女等から信用されていると受け取っても良いのだろう。
さて、話を替えてそれぞれのミサイルの使い道へと進めると・・・ミサイルが持つ特徴を利用して3次元的な行動「上下の回避行動・左右旋回による回避行動」に制限を加え逃げ道を塞ぎつつ、此方の狙った行動を取らせる、或いは飛行を出来なくさせる事にある。
「ゲイボルグT2」の使い方としては鋼針の雨を上空から降らせ撃破するというコンセプトの兵器であるこの特性を使い、『重爆撃ペリカン』の上空に撃ちの広範囲に降り注ぐ鋼針によって上空への回避行動を抑制し、更に「アーマード対空ミサイル」の特徴である、爆散によって飛び散る数多の破片によって攻撃を加えるという範囲型攻撃をもって左右横方向への回避行動を制限するという二段構えの牽制攻撃をもって敵(重爆撃ペリカン)に急降下へと強いる事で砲撃に際して狙いを付け易くするというのが根幹の作戦である。
地上爆撃に限定してではあるのだが、もっとも威力があるのはどの類か?と質問した場合返ってくる答えは絨毯爆撃と答える人が大半だろう。
が、精密な攻撃と絞れば答えに窮するであろうことは言うまでも無いことだろう。
その答えは、高高度からの急降下爆撃であると俺は思っている。
急降下から上昇へと切り替える直前で爆弾を機体から切り離す事で、高威力の運動エネルギーを爆弾に与えると共に、地表への着弾によって生じる爆発によって目標はいうに及ばず周囲にも広範囲の破壊を巻き起こす事が可能な攻撃方法だと言える。
しかしながら、この攻撃方法にも欠点は存在する。
急降下の最中に爆弾を落としたとしても、思った以上の運動エネルギーは得られない。
急降下から急上昇へと至る降下曲線を描き始める寸前に爆弾を落とさなければ意味は殆どないと言っても言い過ぎでは無いだろう。
つまり、重爆撃ペリカンが此方の牽制攻撃を回避しつつ、自身の攻撃手段である爆弾での攻撃を生かしつつ、更に自身が生き残る最大の方法として急降下を使った精密爆撃しか取れる手段はない。
それを、誘導するためにそれ等の高高度兵器を使おうという訳だ。
無論、狙い攻撃する為の手段として主砲である『PRC』を用いる事になる。
更に言えば、今回の攻撃で用いる攻撃方法は通常発射に拠るプラズマ弾ではなく「拡散照射モード」を使っての範囲攻撃を用いる。
何故なら、相手は飛行しているのだから急降下中であっても3次元的挙動は取れると思っていた方が良い。
主砲から放たれる攻撃が拡散照射されるプラズマなら多少の回避行動を無視して攻撃を加えられる為この拡散照射モードによる攻撃を採用した訳だ。
更に言えば、敵性体から放たれるであろう爆弾も砲撃の角度によっては同時破壊も可能となるであろう。
いってみれば二種類の高高度兵器の攻撃と主砲からの拡散照射砲撃による二段構えの攻撃。
それが、俺が行なおうとしている作戦の全容。
言い換えるなら、ハイリスク・ハイリターンの賭けと言っても良いかもしれない。
が、勝算は十分にあるし生き残る率も高いし、更に言えば、「重爆撃ペリカンは撃破しなければならない敵でもあるし飛行する敵性体に取れる攻撃手段がコレ位しか現状にはない以上行なうべき賭けであるだろう。
長らくお待たせしました最新話投稿です。
高高度ミサイル兵器の使い道考えていたものと違っていましたか?
予想を良い意味で裏切れたのなら幸いです
今後も当作品をよろしくお願い致します。
ネタを思いついた時に投稿しますので、当作品は不定期投稿となります事をご了承くださいませ!!




