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NPCの町-1

湖の沿岸を進み、都市跡から道路跡を発見してそれに沿って進むこと数日。

人が住んでいる町が、存在感を放って目の前に現れていた。


映像を通してみると、アチラコチラが壊れているが復興を必死に行っている様子が、映し出されている。


「さて、どうする?俺はこの町に寄ってみても良いと思うけど?」


映像に顔を向けたまま、二人へ尋ねてみると、二人もまた、この町に寄る事に賛成の声を挙げた。


ふねの環境が悪い訳ではない。

例え、NPCと言えども人と話が出来るのは嬉しいものなのだ。

3人だけの話だけでは、得られない情報もあるのだから。


町の入口にふねを寄せて止めると、ふねを3人で降りる。

無論、アニマル達も俺達に続いて降りる事になった。


「デケェのから降りてきたみてえだが、こりゃぁオメエらの持ちもんか?」


町の入口にいた門番らしき男が、掛けてきた第一声がそれだった。


「始まりの町って呼ばれる場所にいく筈だったのが、何故かこの大陸の端に跳ばされていたんだよな・・・3人ともね?」


苦笑混じりにそう門番の男に告げる。


「なんだ・・・渡りわたりびとか・・・そりゃぁ災難だったな」


どうやら、俺達プレイヤーはNPC達の社会では

世界を渡ってきた人々という単純な理由で渡りわたりびとと呼ばれているらしい。

凝った呼び名を使われなくて良かったと単純に思う。

凝った呼び名だと、いくらゲーム内限定と言えど気恥ずかしいものがあるのだ。


「この町にハンターオフィスはあるんです?」


門番の男に聞いてみると、この町にもハンターオフィスがある事が分かった。

只し、チュートリアルは行われている訳ではないが、賞金モンスターの討伐を報告する事で、ハンターランクを上げる為のポイントを貰えるらしいと分かった。


「それじゃぁ俺は、ハンターオフィスに顔を出して来ようと思ってるんだが・・・二人はどうする?」


町の門を潜り抜けて、メインストリートを歩きつつヒカルとイリスに問い掛けてみると、二人は俺に付いていくとの事なので、3人でハンターオフィスへと向かう事にする。

・・・無論アニマル達も同様に付いてきた・・・俺の護衛というより彼女達の護衛という意味で・・・

表通り(メインストリート)を進む事暫しばし、そこがハンターオフィスである事を現す看板が見えてきた。

二丁の銃が交差しXクロスを描いているのが、ハンターオフィスの看板である。

その看板の下にある入り口のスイングドアを潜れば、ハンターオフィスのカウンターがありその向こう側で職員が座って業務をしているのが見えた。


さてハンターライセンスカードは何処にあるか?というと、ステータス操作によってカードとして取り出せる仕組みが採用されている。

要するに、この世界に来た際に自動的にハンターとして登録が成され、ハンターライセンスカードが自動的に各個人のステータスへと配布される仕組みになっている訳だ。

ステータス操作でカード化を行い、カードを職員へと提出すると、討伐したミュータントモンスターの記録がカードから、オフィスの端末機へと送られポイントとして加算されていく。


「ポイントが一定値を超えましたので、ハンターランクが『ランクF』から『ランクD 』に上がります。ランクが2ランクアップした理由ですが、『カノン・ブル』の討伐成功が理由となります。

パーティーメンバーである、後ろのお二方もカードを提出下さいませ!パーティーメンバーで戦闘に協力しているならポイントがつけられますので。」


俺のハンターランクが上がったことを伝えると、俺の後ろにいたヒカルとイリスにもカードを提出する様に言う職員。

理由は同じパティーメンバーで、同じ車両載っていたのだから戦闘に協力していた筈でそれが故でポイントとして個人に加算されているだろうというのが理由らしい。


それを聞いて、二人もカードを提出しポイントを算出、加算して貰う。

結果として、二人もランクが2アップという形に収まる事となった。


職員にこの近隣に出現する賞金首モンスターの情報を教えて貰い、ハンターオフィスを後に。

そのまま、この町をぶらぶら歩く事になった。

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