表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/64

旅路-9

 辺境に飛ばされ、3人でパーティーを組んでから早、半月が流れただろうか?。


 俺達の旅路で最大の障害が目の前に現れていた。

 とはいっても、モンスターではなく地形が障害に為っている訳であるのだが・・・


 其処はリアル換算で南北に2000㎞程、東西で3500㎞程の距離で拡がる内海と呼んで差し支えない程広大な湖が俺達の前に存在している訳である。

 ふねのホバー機能を使えば直線的に進むことは出来るのだが、水中の敵から攻撃を受けた際、此方こちらの水上から水中への攻撃手段が乏しいので、直線的に進むのは苦労するだろう。

 更に言えば、ホバー機能の連続稼動時間に見合わない距離が横たわっている事も挙げられるだろう。

 湖の沿岸に沿って進むなら比較的安全に進めるが、直線的に進むのに比べ日数が懸かるのは間違いない。


 どちらの行程にもメリットとデメリットがあるのでどちらが正しい行程とは言い切れない。


 選ぶとなれば、俺個人の意見を通すよりも二人から意見をいて、どちらがよりマシか?を決める必要があるだろう。


 そう結論付けると、俺はリビングスペースへと足を向ける。


「まぁ、そんな理由で二人からも意見を聞きたいと思ってね?出向いて来たわけだ。」


 リビングスペースの中央にある大型テーブルに付近の地図を投影しつつ、ソファーを囲む様に座って現状で、ふねが足止めの状態に為っている理由を、ヒカルとイリスに告げる。


「はぁ~・・・成る程~・・・ホバー機能を使った直線ルートは日程は短めに行けるけど、敵には苦戦が予想されて~それでいて連続稼動時間と見合わない程距離があるっちゅうのと・・・苦戦はしないけど、帰還日程がある程度伸びるのは間違いない沿岸回りルートかぁ・・・厄介やねぇ~・・・」


 と、告げたのはイリス。

 ヒカルはと言えば・・・


「北回りルートか、直線ルートに南西回りルートの3パターンあるんだ・・・悩むよねぇ・・・」


 等と俺達が使うルートが複数存在している事を示唆してくれた訳なのだ。


 マップ情報にれば、この湖の何処どこかに水上都市が作られたらしいのだが現状俺達がいる場所からはかなり遠い様なので、俺達が見ている付近の地図には映ってはいない。


 更に言えば、俺達が見ている付近の地図には以前人が住んでいたと思われる跡が幾つか存在しているのだが、マップ情報で見る限りそこに辿り着いても何等なんらかの情報なりアイテムなりを取得しゅとく出来る可能性は低いだろう。


「さて、どのルートで進むのが良いだろうな?」


 と、一人呟いてみるも良い答えは出てこない。

 3人でルート選定を悩む事暫しばし出てきた案は、折衷せっちゅう案的な代物である。

 簡単にいうと、南西回りで沿岸沿いに進むルートを取るがホバー機能でショートカット出来る場所はショートカットしてしまおうという案だった。


 ルート中に対岸とおぼしき場所が見えるならホバー機能で水上を渡って日程の節約を図ろうという案であり、無難な言い方かは微妙だが「行き当たりバッタリ」とか、「臨機応変」が当てはまるルート選定である。


「よし・・・南西回りの沿岸を辿るルートを指定。対岸とおぼしき場所が在れば、ホバー機能を使って進む事も視野にして進む。」


 北回りルートを使わない理由は至極単純で、一部ルートでは水上を強制的に進まねば為らない地域が存在しているからである。

 更にいえば此方のホバー機能の連続稼動時間との兼ね合いもある。

 簡単にいえば、システム的な通行不能箇所が陸上に存在している為だ。

 選ぶにしても、水中の敵と戦う手段が乏しい現状では無理にそのルートを選ぶ必要はないとメンバー全員が同じ判断を下した為、そのルートは採用されなかった訳だ。


 水上を進むルートを選ばなかった理由は、水中の敵と戦う手段が乏しいのが一つ、ホバー機能の連続稼働時間と距離が合わない事が二つ目で、その二つの理由から却下と為った訳である。

 途中で島等が見つかる保障があるなら水上ルートもありだろうが、その保障も現状は確定ではないので無理に水上を進むルートは選ぶべきではない。


 消去法的に、南西回りのルートが選ばれた次第だが、理由も一応ある。

 付近に都市の跡が幾つかあると説明したが、そこから他の都市へのルートが作られた筈であるがシステムの都合上破壊されたルート跡として存在している可能性があるからというのが理由といえば理由になる


「始まりの町」に辿り着くには、後何日いくにちかかかるのやら・・・



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ