表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/64

旅路-5

「二人とも少し工作をしてくる。何かあったら連絡してくれ。」


取得アイテムを眺めていて、一つ武器を思い付いたので、そう切り出すと二人から了承して貰えた。


取得アイテムの整理もしたいので、工作室へ向かうのは都合が良かったりする。

何故なら、トランクルームは工作室の隣でありトランクルームに入れたアイテムを工作室からでも取り出せるからである。


艦内通路を1人で進み、トランクルームのカウンターにやってくる。

ウィンドウを開いてから、トランクルームとアクセスし、アイテムストレージに入っているアイテム類を入れていく。

トランクルームは各アイテム種類毎に自動で分類してくれるので、何が何処にあるかが判らなくなる事もない。


それが終わると、そのまま工作室へと足を踏み入れる。


工作室に入りまずやる事は、パーツ作りからだ。

必要なのは、高周波振動回路と小型動力炉、それから超高硬合金が一つ。

それから、各種金属パーツである。


取り敢えず、超高硬合金とそれより硬度の低い金属を合わせる事から始める。

合金を一部割って超高硬合金をその間に挟み込み、工作室に備えられた電熱炉に入れて熱する。

頃合いをみて、熱した合金をプレスハンマーで叩いて一つの板へと形成し、再び熱する。

熱した合金板を折り曲げて再びプレスハンマーで叩いて板へにする。

それを何度も繰り返し、満足のいく曹数に出来たら、再び炉に投入して熱する。


取り出した、合金板をプレスハンマーで叩きながら伸ばしいく。

板の幅と厚みは一定にしつつ叩き伸ばしていく。

満足のいく長さになったら、叩き伸ばすのを止め、叩き伸ばす元に為った部分だけを熱して折り切る。

この後は、工作室の機械に任せる事にして必要なデーターを機械へ入力する。


今まで作っていたのは、新たな武器にと考えていた高周波振動ブレードの刀身を作成していた訳だ。

入力が終れば、刀身を機械へセットし研ぎや柄の中へ入るなかごと謂われる部分の形成を任せる。


形成が終わる迄の間に柄となる部分の加工に入る。

高周波振動回路に小型動力炉を接続し、柄となる金属パーツに嵌め込むと鞘となる部分も金属パーツで成形する。

入力してある通りに、工作機械が各パーツを作り上げていき、パーツが一通り揃ったのを確認する。


後は、工作室の機材を用いてパーツを組んでいくだけだ。

なかごに高周波振動回路と小型動力炉を接続したパーツを接続し、高周波振動が刀身に加わる様にして、鍔を刀身に取り付けて回路を被うように柄を取り付ける。

回路が柄に内蔵される形にしたのは、故にあっての事だ。

この高周波振動ブレードは刀身が微細に上下運動をしてノコギリの様に物体を切り裂く事を目的に作った代物である。


初見で高周波振動ブレードと見破られる事は無いと思える。

見た目は、単なる太刀にしか見えない様にしたのも理由があっての事。

俺自身、剣というか西洋の両刃直剣を使った事がないからと言うのが理由だ。


太刀や刀といった剣術に馴染みがある為、両刃直剣の様な力や重さで斬る剣術を使えない為、太刀を作ったのだ。


動きで相手を眩惑し一撃で相手を切り裂く事を目的にしたわざは、太刀や刀を用いた剣術とも合う。


ステータスの筋力ごり押しで敵を切り裂くのも魅力的だが、慣れない方法を用いて死に戻りという結果は笑えないし、目下の目的はパーティー全員が、無事に「始まりの町」に辿り着く事。

それが第一優先だ。


覚えのあるわざを使える武器を優先に作るのは都合が良い。

パーティー的にも、個人的にも。



で、出来上がった武器のステータスがコレだ


『高周波振動ブレード』

レア度:uniqueユニーク

ATK:9000【+9000】

DEX:+500

AGI:+300

『高周波振動であらゆる物体切り裂く太刀。

高周波振動を発生させなくとも無類の切れ味を有している』

【】内数値は高周波振動による補正値



近接武器としては、破格の性能を持つに至った訳だが、レア度にuniqueユニークとあり、こういう事に為ったのは個人的な目論見としては完全に誤算でしかない。


切れ味の良い武器で慣れた形の武器を単に作り上げてみたかっただけなのだが・・・

パーツのメインになる高周波振動回路や小型動力炉は在庫が無いので現状作るのは出来ない。

当面はこのブレードがuniqueユニーク武装となるのは避けられない事だろう。


取り敢えず、目的とした武装を作り終えたのは間違い無い。

後は、工作室で細かい物を幾つか作り上げておく事にしようか?





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ