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旅路-4『WARNING-2』

『当艦の機能使用制限が今戦闘により解除されました。サブジュネレーター起動。サブジュネレーター起動により光学主砲及び光学迎撃兵装が使用可能になりました。PプラズマRレールCキャノンが使用可能になりました。』


ふねの武装で今まで使用が出来なかった武装を使用可能になった事を伝えるアナウンスがAIよりもたらされる。


「現在使用可能な全武装を起動!制御を渡せ!!」


と、AIに叫ぶ。

それと同時に、バイザーの内部に光学兵装の使用許可の有無を確認する標示が表れ、すかさずyesを選択し決定。

それと同時に、ふねの側面の一部が外れながら変形、伸長していく。

やがて、PプラズマRレールCキャノンがその全貌を顕にする。

片側二連の砲身を左右に備えた電磁加速で高温高圧のプラズマ塊を放つ凶悪な破壊力を持った兵装である。


バイザーに映し出されたターゲットレティクルと主砲となったPプラズマRレールCキャノンのターゲット標示と重ね、照準を同期させる為にトリガーを空引きする。

バイザーの標示には同期完了の標示が表れる。


「物理主砲の制御をAIに返還!使用判断は任せた!『了解!』イリス!速度を最大戦速に変更!速度で『カノン・ブル』を引っ掻き回す。ヒカル、内蔵兵装から地雷を選び出して奴の足元にばら蒔いてくれ!それで足止めする!」


煙幕の影響もあり、『カノン・ブル』が放つ砲撃はふねが位置している場所から大きく外れた場所へと着弾している。

この事から、『カノン・ブル』が生体の視覚のみで情報を獲ている事が分かった。


ふねが最大戦闘速度を持って『カノン・ブル』の周囲を轟音を立てて走り回る。

その音に紛れふねから地雷が多数撒かれていく。


煙幕が風の影響で流れ消える。

ここから第2Round開始となるが、此方は先程迄と大きく攻撃能力が上昇している。

更に、『カノン・ブル』の足元に地雷をバラ撒いていて、足止めが期待出来るだろう。

地雷の威力に依っては『転倒(タンブル』の状態異常デバフも期待出来るかもしれない。


最大戦闘速度での機動によって『カノン・ブル』が放ってくる砲撃は、此方こちらを直撃する事はなく、背後の地表に着弾し虚しく爆発音を鳴り響かせるのみだ。


「主砲発射ぁ!!」


バイザーのターゲット標示に『カノン・ブル』本体にあわせてトリガーを引く。


今やふねの主砲と為った、RレールCキャノンより電磁加速された高温高圧のプラズマ塊が音速を凌駕する速度で解き放たれ、『カノン・ブル』に直撃する。

刹那の拮抗をみせる事なく『カノン・ブル』の巨体を貫き、後方の地表に着弾。

威力の衰えぬプラズマが地表を焼き払い、閃光を発し、映し出される映像を白く染め上げる。


白く染め上げられた映像を眺める事、数秒の後映像が徐々に正常に戻ってくる。

『カノン・ブル』に注目してみれば、プラズマ塊に焼き貫かれてその巨体に風穴を開けた姿を晒している。

『カノン・ブル』のLPライフポイントゲージは5本全てが黒く染まっていて、それを俺達が見届けるとそのゲージ全てが砕け散る。


僅かな間を空けて、『カノン・ブル』の巨体もまた、爆散し数多あまたのポリゴンの欠片となり、消えていく。



【高額賞金首モンスター初回撃破報告】

高額賞金首モンスター『カノン・ブル』が撃破されました。

これにより『カノン・ブル』に懸けられていた賞金『3000万 Gギル』が撃破パーティーに報酬として贈られます。

ステータス確認画面より所持金を確認してください。


賞金首モンスター『カノン・ブル』はリアル時間換算で96時間後に初期金額状態で再出現します。出現場所は、ランダム配置と為ります。



【高額賞金首モンスター初回撃破パーティーへ連絡】


賞金と同時に以下が贈られます。


180㍉二連装砲 ×2【レア度5】

200㍉六連装ロケットランチャー ×1【レア度4】

55㍉パルスレーザーバルカン ×2【レア度5】

高周波振動回路 ×2【レア度7】

超小型マイクロ動力炉エネルギージュネレーター ×2【レア度7】

超高硬合金 ×8【レア度7】

軽量硬合金 ×8【レア度7】

流体金属装甲 ×2【レア度9】



戦闘結果を伝えるログが流れ、『カノン・ブル』の討伐に成功した事に安堵を我知らず溜め息を吐く。

イリスはどうかと顔を向ければ、いつ移動したのであろうか?ヒカルと共に抱き合いながら歓声を上げているのが伺えた。


その後、撃破報告のアナウンスと共に報告のログが流れ、報酬内容もログとして標示される。


獲られたアイテムを眺めていると、レア度が高い物が在ることに気が付く。


流体金属装甲【レア度9】がそれにあたる。

レア度9とも為れば、取得率は100万分の1であり装甲としては、物理攻撃の大半を無力化する破格性能を誇る。


それ以外のアイテムもそれなりに高いレア度の物ばかりだが、個々では役に立つ物ではない。


工作スペースも艦内にある事だし、アイテムを組み合わせて、何らかの武装を作り出しても良いかもしれない。


未踏地で高額賞金首モンスターの撃破の話題は掲示板をある程度沸かせる事になるだろうが、

熱が冷めるのも早い事だろう。


高額賞金首モンスターの撃破報酬は魅力的であろうが、攻略最前線を走る攻略組がいまだ到達していない辺境に出現する以上諦める他無いのが現状と言えるのだから。


俺達が「始まりの町」に到達する頃には攻略の最前線は拡がっているだろか?








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