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光と影  作者: 紗綾
『片鱗』  −天−
16/26

番外 1

ニコタの方で書いた落書きをあげます。

ショートすぎるショートストーリー。カキコさまでは掲載しない予定です。

#ウチの仲良し兄弟

【だいすき】with兄&雛

「おにいちゃん!」

「?どうした、雛。」

僕の妹は、僕に懐いてくれている。僕の料理が美味しいと無邪気に笑って擦り寄って。そうすると、僕のほうも愛着がわいて優しくする。するとまた、可愛らしく笑うのだ。今日も、彼女は笑顔でこちらによってきた。

「隣座っていい?」

「もちろん。おいで。」

そう言うと、彼女は弾んだ表情で隣に座った。足をぶらぶらさせ学校の話を色々伝えてきた。

「あのね!テスト順位、1位だったんだよ!」

「偉いね、雛。ご褒美に今度二人で食事にいこうか。」

「わあ!いいの!嬉しい!」

頭を撫でると、嬉しそうに目を細める雛。なんか犬に見えた。黙って撫でていると、彼女も黙って撫でられる。

「……おにいちゃん」

「なに?雛」

「だいすき。」

そういうと、はにかんだように笑った。マイナスイオンが漂っている。癒やされるなあ…

「…僕もだよ。雛。」


#うちの子の十年前十年後

【そっくり】with藤咲ファミリー

「紫ー!」

「はーいっ」

大きめの制服に身を包む紫。若干緊張している様で、顔が強張っている。

「…大丈夫だよ。紫。」

紫はもう、中学生になった。はやいもので、彼女はすっかり大人になり、紅に似た美人になった。

「空、きいた?」

「…なにが?」

入学式当日、隣にいる紅がひそりと話しかけてきた。

「…紫ったらね、幼い頃から仲良しの(ヨウ)君が好きみたいなのよ」

「えっ…」

紅が楽しそうに笑っている。

「…親は子に似るって本当だね」

「…うん」

「誰にでも優しい癖に恋愛に奥手なのも、貴方にそっくり」

「…変なところは敏いのに自分への好意になると鈍感すぎる所、紅にそっくりだね」

「怒るよ?」

「…こっちこそ」

今、再高に幸せだと、思うんだ。隣の君も、そう思ってますように。



【嫌いだ】with壱&荊

「…オマエなんか、嫌いだ」

本気で怒っていらっしゃる様子の壱の声がうしろで聞こえた。ただし俺はゲームで目が離せない。生憎だが聞き流す程度で終わらせたい。

「ん?なに?出来ればボス倒し終わったらにしてくれないかな…っとぉ!?」

ゲームが取り上げられる。酷い。今いいところまでいってたのに!ゲームオーバーの悲しい音が部屋に虚しく響いた。

「ちょっ…なに、今いいところまできてたんだけど!」

「ああ?ボクの言葉をきかないからだろ。死ぬの?」

渋々振り返ると、壱が仁王立ちして不機嫌げに睨みつけている。傍らには伝説の刀。ちょっ、なんなんですか。

「…ボクのプリン、食べたな」

「え?プリン?」

そういや昨日冷蔵庫にプリン入っていたから食べたっけ…

「あー、あれ壱さんのだったんすか?」

「そうだッ!」

「でも名前かいてないし、別に…」

「よくない!わざわざリスク犯して並んで買った限定ものだぞ?」

「あー、そりゃご馳走様でしたー」

「ふざけんなッ」

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