番外 1
ニコタの方で書いた落書きをあげます。
ショートすぎるショートストーリー。カキコさまでは掲載しない予定です。
#ウチの仲良し兄弟
【だいすき】with兄&雛
「おにいちゃん!」
「?どうした、雛。」
僕の妹は、僕に懐いてくれている。僕の料理が美味しいと無邪気に笑って擦り寄って。そうすると、僕のほうも愛着がわいて優しくする。するとまた、可愛らしく笑うのだ。今日も、彼女は笑顔でこちらによってきた。
「隣座っていい?」
「もちろん。おいで。」
そう言うと、彼女は弾んだ表情で隣に座った。足をぶらぶらさせ学校の話を色々伝えてきた。
「あのね!テスト順位、1位だったんだよ!」
「偉いね、雛。ご褒美に今度二人で食事にいこうか。」
「わあ!いいの!嬉しい!」
頭を撫でると、嬉しそうに目を細める雛。なんか犬に見えた。黙って撫でていると、彼女も黙って撫でられる。
「……おにいちゃん」
「なに?雛」
「だいすき。」
そういうと、はにかんだように笑った。マイナスイオンが漂っている。癒やされるなあ…
「…僕もだよ。雛。」
#うちの子の十年前十年後
【そっくり】with藤咲ファミリー
「紫ー!」
「はーいっ」
大きめの制服に身を包む紫。若干緊張している様で、顔が強張っている。
「…大丈夫だよ。紫。」
紫はもう、中学生になった。はやいもので、彼女はすっかり大人になり、紅に似た美人になった。
「空、きいた?」
「…なにが?」
入学式当日、隣にいる紅がひそりと話しかけてきた。
「…紫ったらね、幼い頃から仲良しの葉君が好きみたいなのよ」
「えっ…」
紅が楽しそうに笑っている。
「…親は子に似るって本当だね」
「…うん」
「誰にでも優しい癖に恋愛に奥手なのも、貴方にそっくり」
「…変なところは敏いのに自分への好意になると鈍感すぎる所、紅にそっくりだね」
「怒るよ?」
「…こっちこそ」
今、再高に幸せだと、思うんだ。隣の君も、そう思ってますように。
【嫌いだ】with壱&荊
「…オマエなんか、嫌いだ」
本気で怒っていらっしゃる様子の壱の声がうしろで聞こえた。ただし俺はゲームで目が離せない。生憎だが聞き流す程度で終わらせたい。
「ん?なに?出来ればボス倒し終わったらにしてくれないかな…っとぉ!?」
ゲームが取り上げられる。酷い。今いいところまでいってたのに!ゲームオーバーの悲しい音が部屋に虚しく響いた。
「ちょっ…なに、今いいところまできてたんだけど!」
「ああ?ボクの言葉をきかないからだろ。死ぬの?」
渋々振り返ると、壱が仁王立ちして不機嫌げに睨みつけている。傍らには伝説の刀。ちょっ、なんなんですか。
「…ボクのプリン、食べたな」
「え?プリン?」
そういや昨日冷蔵庫にプリン入っていたから食べたっけ…
「あー、あれ壱さんのだったんすか?」
「そうだッ!」
「でも名前かいてないし、別に…」
「よくない!わざわざリスク犯して並んで買った限定ものだぞ?」
「あー、そりゃご馳走様でしたー」
「ふざけんなッ」




