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偏差値20の頭脳戦~頭が全ての学校で誰よりも馬鹿なはずなのに、なぜか無双してモテてしまう~  作者: 松竹梅竹松
第2章 生徒会選挙

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第2章 第37話 正義のヒーローただいま見参!

「おいおい。去年のことを忘れたのか? お前に俺は撃てない」



 やはり穂火さんが大賀さんに渡した拳銃は本物のようだ。走っていた赤道さんが足を止め、それでも笑う。



「つかよ、俺を恨むこと自体が的外れだ。あの女を撃ったのは大賀、お前だろぉ?」

「……ガキ。聞いてろ」



 拳銃に本物の銃弾を込め、大賀さんは赤道さんへと銃口を向けた。ガキ、っていうのは俺のこと、だよな……。



「この学校はクソだ。こんなことが、許されてる」



 大賀さんの腕が震える。赤道さんの付近には誰もいない。が、これだけ震えてたら。本当に、殺してしまうことになるかもしれない。



「頭が全て? 聞いて呆れる。金と暴力の間違いだろ。それも頭脳戦の一種とか言いやがってんだこの学校は。高等教育の場としてこの学校は根本から間違ってんだよ」



 それでも赤道さんは銃口を赤道さんから外さない。強い覚悟を持って、言う。



「だからお前が変えろ。お前ら1年には無限の可能性がある。その道は、俺たち先輩が切り開く」



 そして一度大きく深呼吸し――。



「そこまでだ! 悪の手先めっ!」



 別の誰かが、また現れた。



 その誰かは……女子生徒。制服と妙にかわいらしい声からして女子生徒には間違いないのだが……鳥がモチーフっぽいヒーローものの仮面で顔を隠している。そして、



「たす、けて……」



 どこで拾ってきたのか、渡牙さんの頭に銃を突き付けていた。



「丸腰の相手に銃を使うとはなんて奴! この私が絶対に許さないっ!」

「……てめぇだけには言われたくねぇな」

「私はいいのさ! なぜなら正義の味方だからっ! 正義の味方に逆らうお前たちは悪の手先に違いないっ!」



 そして仮面の女子は、言う。



「第3学年生徒会会計、無堂虚(むどううつろ)ことエターナルヒーロー、フェニックスンがお前たちを成敗してくれるっ!」

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