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偏差値20の頭脳戦~頭が全ての学校で誰よりも馬鹿なはずなのに、なぜか無双してモテてしまう~  作者: 松竹梅竹松
第2章 生徒会選挙

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第2章 第20話 裏切り裏切り裏切り裏切り

「そろそろ当選者を発表しちゃおっかな!」



 暗い雰囲気に呑まれるステージ裏とは対照的に、表で穂火さんの明るい声が響く。



「第3位! 第2学年生徒会副会長、大賀蹴人推薦! 樹美季っ!」

「っし」

「嘘だろ……!?」



 その発表に、美季と斉賀が同時に声を上げる。



「どーよ斉賀! あんたの予想これで台無しだね! いやこんな小物より……霊御。あんたこれ、真剣にまずいんじゃない?」



 なんで美季が3位だと霊御さんがまずくなるんだ……?



「どうせわかってないだろうから教えてあげるけどね、蓮司。さっき同チームは順位が近くなるって言ったでしょ?」

「言ってた気がする……」


「あたしの予想的に、蓮司が指名した中での順位は龍華さん、蓮司、あたし、沙耶の順。龍華さんは霊御とよろしくやってたみたいだし、一番上。次に推薦者が割れている蓮司。その後あたしで、単純にまともに所信表明をしてない沙耶が来ると思ってた」

「あー……? それで?」


「つまりあたしが3位の時点で! 1位龍華さん、2位蓮司、4位沙耶は決定! 5位に霊御か斉賀だろうけど、まぁどっちでもいいよ。むかつく奴らが片方落っこちるんだからっ!」

「おー……」



 えーと……つまり……。



「俺たち全員当選ってことかきゃっほぉぉぉぉっ!」

「やったやったっ! 蓮司に賭けてよかったっ!」

「よがっだよぉぉぉぉ……! これでまたゲームやり放題だよぉぉぉぉ……!」



 俺たち3人で固まり、はしゃぎ回る。これで一安心だ。



「生徒会の権力は絶大っ! 霊御、今度はあたしがあんたを裸に剥いてやるからっ。覚悟しときなよっ!」

「ふふ。それは楽しみです」



 そう言われて尚、霊御さんの薄笑いは崩せない。美季を信じていないわけではないが、本当に大丈夫なのか……?



「よーし! じゃあ次は第1位! 発表しちゃおうかなっ!」



 次1位ってことは……龍華が1位だったら美季の説は立証ってことになる。



「第1位! 第3学年生徒会庶務、赤道天也推薦! 翠川龍華っ!」

「きたぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」



 結果が発表されると、龍華よりも誰よりも大きく、美季が声を上げた。



「これで今度こそ確定っ! こんな勝負で霊御が1位を譲るわけがない! あたしたちの完全勝利だよやったぁぁぁぁっ!」



 見たことがないくらいのハイテンションだ。もうここまで来たら、本当の本当に確定なのだろう。



「龍華……やったな」

「うん……蓮司くんのおかげだよ」



 霊御さんの隣で座ったままの龍華と微笑み合う。すると美季が少し悔しそうに俺に寄りかかってきた。



「でも蓮司を騙した奴が1位ってのも少しむかつくかな。まぁ蓮司を騙すくらい誰でもできるか」

「別に俺騙されてないけどな」


「騙されてたんだよ気づかない内に。聞いてたでしょ? 龍華さんは3年派。あたしたちの敵だったんだよ」

「樹さんの敵だったかもしれないけど、蓮司くんの敵っていうのは誓ってないよ。だってわたしと蓮司くんは友だちだもん」



 如月さんの前で言うのもどうかと思うが、これだけ気持ちよく作戦が成功したんだ。言わせてあげよう。



「わたしと蓮司くんはチームだった。ずっと、ずっとね」

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