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夜神が侵した少年少女  作者: (征服したい愛猫家。略して)征猫。
沙庭総合術師学園高等学校第一学年編
3/5

主人公って何でも出来ると格好いいけど、何もできなくて最後の方マジTUEEEEE的な展開の方が読んでて面白い気がしないでもない。

ロリコンの方歓喜の可能性あり。

星暦 443565年 シスイ国 首都イザギミ


「――ユキ?大丈夫ですか?」

「え?何?」

「はぁ、ですから大丈夫ですかと聞いてるんです」

ユキは少しボーっとしていたようで、ミウは心配と怒りが混じった眼で彼を見る。なんだかそのミウの表情はなんていうか可愛い。

「お前って可愛いな」

「え?ちょっ、何をいきなり言い出すんですか!?馬鹿なんですか!!」

ミウは顔を赤く染めてユキを軽く罵倒する。

ユキは褒めてるのにどうして怒るのだろう、と疑問に感じたが時計を見ると時間的に少々ヤバイのでそこはスルーする。


「さてと、とっとと準備して行こうか。入学式から遅刻なんて恥ずかしいしね」



 沙庭(さにわ)総合術師学園高等学校は、術師の術師による術師のための高等学校の名称だ。略してサニガクと言われている。

 教員は全て何らかの術師で構成されており、生徒も全て何らかの術師だ。

 サニガクの教育方針は、『習うより慣れろ』という格言みたいだが、優秀な術師を毎年数多く輩出している。その実績が評価され、創立から僅か五年でシスイ国における術師学校ランキングでスサツチ、ヤサクモの二校と同率一位となった。今年で創立二十年目という節目の年に、ユキとミウは入学する。

 ユキとミウはサニガクの校門をくぐり抜けるとそこには、トップ校とだけあって普通のそんじょそこらの学校では考えられないような光景が広がっていた。

「いやー何度みても凄いよなー」

「そうですか?普通より約十五倍の敷地面積の中に対術加工の施された体育館が六つと、こちらも対術加工の施されたグラウンドが八つ、またまた対術加工の施された教室が合計七百二十四室あるだけですよ?」

ミウはそう素っ気なく言うが「いやそれが凄いと言ってるんだけど」とユキは返す。「私は設備よりも」とミウは続ける。

「この綺麗な花達の方がいいです」とミウは花達を愛しそうに見つめる。

このサニガクの景観は、『平和』と形容していいほど静かだ。校門から一直線に校舎へとのびた大理石の一本道を中心に、赤黄桃紫白の花が順番に所せましと咲いていて、他にあるとすればいつも水の溢れている噴水くらい。でも、その景観は見るものを癒す効果があるといわれている。

「じゃあそろそろ行こうか」とユキはミウの頭の上に右手をポンッと置く。ミウは「はい」と答える。

 二人はサニガクの一本道を歩いていく。



「で、でけぇ…すげええええ!!!」

「うるせぇよ」

「ホント色んな意味で痛いわ…」

 サニガクの校門を開けた生徒がまたいた。人数は三人。

 一人は茶髪の短髪の手を大きく広げながら叫ぶ馬k……。否、アカ・マクトロ。彼は科学術師だ。

 もう一人はクールに「うるせぇよ」と言った黒髪を肩に掛かる程度伸ばした、俗に言う『イケメン』少年のマーク・ルーズ。こちらはユキと同じく魔法術師。

 三人目は唯一の少女、スーラ・マクトロ。その名の通り、馬鹿のアカの肉親だ。二人は双子で、彼女は順番的に馬鹿な兄に持ってしまった悲しい妹さん。こちらは珍しい呪術師兼科学術師。

「いや!でもだぞ!このデカイぶへっ!」

「うるせぇっていってんだよ!」

 マークがアカの顔面を殴る。見た感じアカの顔面が陥没しているような気がするが、この物語はフィクションだ。次喋るときには無傷で何事もなかったかのように喋りだすだろう。

「……………」

「アカー、もう行くよー、てか行ってるよー」

「え!?ちょっと待て!心配とかないのかよ!?」

 二人は馬鹿の発言を完全に無視し、サニガクの一本道を歩きだす。



 「ふふっ」と急にユキは笑いだす。

「どうかしましたか?ユキ、端からみたら気持ち悪い人みたいですよ」

「いやそれがね、後ろの人達楽しそうだなーって思ってね」

 後ろの人達、つまり馬鹿、イケメン、呪術師兼科学術師の三人組のことだ。

「なんか良いよな、あーゆーの」と何となく悲しい表情で呟くユキを見てミウは「そうですね」と言う。



 校舎の玄関の前に来たユキとミウ。

「玄関というより、門のような気が……」

 玄関は玄関という名の門だという印象を受ける。その門(玄関)の扉は高さはビル三階くらいの高さで、人と人が槍を持って何かをかき混ぜているようなレリーフが刻まれている。

「国産みか」とユキが呟くと、「その通り、これは伊邪岐(イザナギ)伊邪那美(イザナミ)の国産みの様子だ」とどこからともなく声がする。

「おーい、下々」と聞こえ下を向くとそこには真っ白なワンピースを着て、白髪で赤い目をした少女が立っていた。身体のようすからしてアルビノといわれる病気だろう。

「もしかして、学校の方ですか?」とユキは少女に聞くと、少女の口元がニヤリと笑う。

「その通りだ、お前が初めてだぞこの私を『迷子の子かい?』と声を掛けなかったのは。光栄に思うがいい」

 

はい、ロリです。でも合法ロリの可能性ありです。

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