初めての街
セナはキティンに案内され、ハーフェンオストの街を歩いていた。石畳の道には活気が溢れ、人々の声や商人の呼び込みが響いている。
セナは感心したように言った。
「すげぇ人の数だなぁ。」
キティンは微笑みながら答える。
「賑やかでしょ? ところでセナは、この後どうするの?」
セナは少し考えて答えた。
「んー、まだ決めてないんだ。ただ……強くなりたいんだよな。」
「それならギルドがおすすめですよ。」
「ギルド?」セナは首をかしげる。
キティンは説明した。
「魔物討伐や薬草の回収なんかを請け負う組織です。」
セナは目を輝かせた。
「おぉ、良さそうじゃん! 行こうぜ!」
二人はそのままギルドへ向かった。
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チャリン、と金属の飾りが鳴り、ギルドの扉が開いた。
受付の女性がにこやかに声をかける。
「ようこそギルドへ。ここでは冒険者登録や依頼の受注ができます。私は受付を担当している【レツェプツィオーン・ミア】です。」
セナは元気よく答えた。
「よろしくな、ミア! あ、俺も登録を頼む!」
「かしこまりました。では、まず武器や剣術の流派はありますか?」
「流派? 剣は習ったことないから、ないな。」
「なるほど。では剣技は初級からですね。次に魔法の適性を計ります。この『魔法鑑定書』に触れてください。」
セナが紙に触れた瞬間、光と音が走った。
キュフゥゥゥゥウ……
ミアは目を見開いた。
「えっ……? 温度、電気、水、岩……4大魔法に全部適性が!? しかも風魔法まで……! こ、これは緊急事態です! ギルドマスター!」
ギルド内がざわつく。
キティンがセナの肩に手を置いた。
「セナ、後でちょっと来てもらえる?」
セナは不安そうに頷いた。
「……あぁ。」
⸻
ほどなくして、ギルドマスターが現れる。大柄な熊の獣人だった。
「そんな奴いるわけねぇだろ……って、本当かよ?」
「はい、なんか……あるらしいです。」セナはぽかんとした顔で答える。
男は豪快に笑った。
「ははっ! 面白ぇ坊主だな! 俺は【リオンハルト・クロウフェル】。で、坊主の名前は?」
「俺はグビエット・セナ! 13歳! 17日後には14歳だ!」
「なるほど、13歳なら登録できるな……。だが、才能はとんでもねぇのに魔力量が少なすぎるぞ?」
セナはバツが悪そうに言った。
「修行とか全然してなかったからな……。」
「まぁ仕方ねぇな。ギルドランクはDからだ。いいか坊主、ギルドには階級がある。下から−E、E、−D、D、−C、−B、B、−A、A……それから特別級がある。Sランクって呼ばれてるやつだ。なれたのは歴史上ほんの数人だがな。」
「へぇ……!」セナは目を輝かせた。
リオンハルトは一枚の紙を取り出した。
「それじゃあこれを触れ。『レベル測定書』だ。1から20までで、お前の基礎レベルが分かる。」
セナが触れると、再び光が走った。
フュゥゥゥ……
リオンハルトは結果を確認し、うなずいた。
「ふむ……レベル2か。まぁ初期にしては上出来だろう。」
そう言ってギルドカードを差し出す。
「ほらよ坊主、これがお前のギルドカードだ。これがあれば他の大陸のギルドでも通用する。精々頑張れよ!」
セナは嬉しそうに受け取った。
「ありがとう! クロウフェルさん!」
リオンハルトは笑顔で返した。
「おう!」
レツェプツィオーン・ミア
彼女はしっかり者で仕事熱心だけどたまにうっかりのところや仕事に集中しすぎて婚期を逃しそうになってるのが少し傷ですね〜因みに彼女は熊の獣人にするつもりです
リオンハルト・クロウフェル
彼はかなりの大柄な男性で昔はかなり有名な冒険者だったんですよね実力もかなりあって街の人から慕われてるいい人なんですよ〜彼も熊の獣人にするつもりです




