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魔法使いと王女の時空飛行〜女子高生メリウスと王女ルシア〜大魔法で異世界を駆け抜ける〜  作者: 三日月未来(みかづきみらい)


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86/94

第85話 ザード大隊長の魔法スキル

参考メモ

⬜︎異世界に滞在中の湘南の4人⬜︎


小金崎隼人 東陽制作の番組ディレクターで菱田財閥の御曹司(46話)

早乙女沙織 女優、優翔玲子の同窓生で元演劇部の部長(46話)


南香織   小金崎の婚約者でスタッフ(48話)

山女京子  小金崎邸の家政婦(48話)


⬜︎異世界に滞在中の零の関係者⬜︎


夢月雫 零の双子の姉(58話)

朱雀茜 朝霧女学園剣道部顧問 玲子の同僚(62話)

夢月邸の五人の家政婦(60話)


ーーーーーーーーーー


第86話の下書き準備が完了しました。

「第85話 ザード大隊長の魔法スキル」を公開します。


 次話が準備出来次第、順次公開しています。

三日月未来

みかづきみらい

 朝霧女学園の新しい制服姿のメリウスが大きな欠伸をした。

隣にはルシア第2王女、妖精フェリカ、国王秘書クーニャの3人が港を眺めている。


 離れた場所にザード大隊長、ランティス王子、ティラミス王子がお茶を飲んでいた。

緊迫した張り詰めていた空気は消えている。


 魔法省が消えた港に優しく浦風が吹いて頬を撫でた。


⬜︎⬜︎⬜︎


 ルシアの水色髪のツインテールが風に揺れ空間に溶けて見える。

フェリカの緑髪が陽を浴び反射した。


クーニャの紫髪のポニーテールが海の反射でキラキラ光る。


 メリウスが立ち上がった。


「もう、パワーは回復しました」


「メリウス、心配していたわ」


「ルシア王女さま、ありがとうございます」


「メリウス、水臭いわよ」


「いいえ、そんなつもりじゃありません」


「冗談よ、メリウス」


「じゃあ、ルシアさま、そろそろ戻りませんか」


「メリウス、確認は終わったの」


 メリウスは厳しい表情に変わった。


⬜︎⬜︎⬜︎


 ドメーヌ城の非常時警戒は1段階緩和された。


 日本からの滞在者の行動制限も緩められる。


 湘南から来ている小金崎隼人は婚約者の南香織を連れてドメーヌ城に隣接するカフェに出向いている。


かつて侵入者たちの出入りを許したカフェだ。


 城の警備が数人、小金崎の処に足早で近付いて来る。


「小金崎さま、執事の命令であなたたちを警護します」


 警備は小金崎の言葉を受け入れてなかった。

筆頭執事スペードの命令だけが優先されている。


 小金崎は不快な表情を浮かべ乍ら香織に言った。


「メリウスさんたちは、湘南から持ち帰った車をどうしているのかな」


「隼人、メリウスさんは普通の女子高生じゃないわ」


「そうだね。取り越し苦労かーー 」


⬜︎⬜︎⬜︎


 小金崎の戯言に耳を傾けている男女の目が光った。


「今の話、どう思う」


「やばいかもねーー 」


 カフェで耳を傾けていた男女は魔法省の崩壊を知らない。


「連絡、あった」


「それがないの」


「やっぱり、繋がらない。変だね」


⬜︎⬜︎⬜︎


 ドメーヌ城の黄金の避難ルームでコットン第1王女は、双子の妹ルシア第2王女より連絡を受けた。


「ーー という訳でメリウスたちと一緒に戻るわ、お姉さま」


「じゃあ、まだ時間かかるわね」


「普通なら、数日掛かっても不思議じゃないんだけど」


「ルシア、けどってーー 意味ありげな言い方ね」


「お姉さま、お忘れになったの湘南旅行」


「覚えているわ。楽しかったわね」


「その時、内緒で頂いたプレゼントを覚えている」


「ーー 確か、御曹司の小金崎さんが見せてくれたもの」


「そうよ、今、私たちはその中にいるのよ」


「でも、どうやって」


「メリウスがアイテムボックスから取り出したの」


「じゃあ、馬車はどうするの」


「馬車はザード大隊長が私服兵に任せたわ」


⬜︎⬜︎⬜︎


 メリウスはザード大隊長に魔法スキルを付与した。


「メリウスさん、異世界の車など全然知らないんだけど」


「大丈夫、大隊長。魔法スキルを感じるでしょう」


「メリウスさん、なんか不思議な力を感じます」


 メリウスたちはザード大隊長の運転する車でドメーヌ城に向かった。


 お読みいただき、ありがとうございます!

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三日月未来(みかづきみらい)

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