第82話 朝霧女学園の制服女子高生
第83話の下書きが完了しました。
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次話が準備出来次第、順次公開します。
みかづきみらい
魔法省の港の沖に、ドメーヌ国の国旗を掲げた白い客船が停泊している。
デッキにシルバーグレーの軍服の男女が整列していた。
「ザード大隊長、あの船は」
「ルシア王女、あれは増援部隊の船です」
「でも、一般客船じゃないですか」
フェリカがルシアに呟く。
「魔法偽装していますね。王女様」
「なるほど、そういうこと」
ルシアは、ザードを見た。
「ルシア王女、あゝしないと敵が警戒します」
ルシアはザードの説明に頷きながら隣のメリウスに尋ねた。
「そうなの、メリウス」
「私は分かりません。ドメーヌ国のことは」
「そうよね。私だってわからないのだから」
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ドメーヌ城の黄金の地下避難室でルークはやきもきして右往左往していた。
「増援は到着したのか。スペード」
「はい、先程到着した知らせがございました」
「分かったが、財務部の分割は順調かな」
「はい、箱物は北港の近くに密かに準備が完了しています」
「スペード、その辺りには何も無いが」
「はい、地上には何もございません。地下に秘密がございます」
「ふむ、それで歳出部は、どうなる」
「権限が分割されます」
「どのくらい」
「10分割と聞いています
ーー その5割は既にドメーヌ城とシャメロン城に権限が移転されました」
「それで、残りの5割は」
「朝霧女学園、王立図書館など10の国家機関が管理します」
「歳入部はどうなる」
「5分割と聞いております」
「魔法図書館、魔法監視部、魔法管理部以外の国家機関に置かれます」
「そうだな、魔法省の二の舞を回避せねばならない」
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国王秘書クーニャは特殊任務でザード大隊長と行動していた。
「大隊長、そろそろタイミングが良いかと」
「分かった。メリウスと最終確認してからにしよう」
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ルシア第2王女はメリウスに疑問をぶつけた。
「ねえ、メリウス、罰を執行する前に確認したいことがあるの」
「ルシア王女、なんでも」
「魔法省にも良い人と悪い人がいると思うのね、メリウス」
「ルシアさま、そのことならフェリカが対応しています」
「フェリカ、そうなの」
「はい、善悪フィルターを波動しています」
「わからないわ」
「別名、自業自得フィルターとも呼ばれてます」
「それって、どう反応するの」
メリウスがフェリカの言葉を補足する。
「ルシアさま、自浄作用ってご存知ですか」
「なんとなく、分かるわ」
「自身の力で浄化させます」
「ということは悪い人にはそれが機能しないのね」
「はい、彼らには浄化作用が欠落していますから」
「それでメリウス、どうするの」
「自浄人間仕分をします」
「メリウス、もっと簡単に教えて」
「フェリカが役人に浄化魔法を仕掛けます」
「それで」
「悪に染まっていない人間は浄化され瞬間転移します」
「何処へ」
「再教育棟へです」
「なるほど、それで瞬間転移出来なかった人は」
「メリウスが対応します」
ルシア第2王女の顔から笑顔が消えた。
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メリウスは双子のランティス王子とティラミス王子にルシアの護衛をお願いした。
「ルシア王女、ちょっとだけ待っていてください」
朝霧女学園の制服女子高生はルシアの前から瞬間転移して消えた。
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三日月未来




