↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いと王女の時空飛行〜女子高生メリウスと王女ルシア〜大魔法で異世界を駆け抜ける〜  作者: 三日月未来(みかづきみらい)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
82/94

第81話 千切れた魔法省の旗

 第82話の下書きが出来ました。

「第81話 千切れた魔法省の旗」を公開します。


 次話準備が出来次第、順次公開しています。

みかづきみらい

 地下避難棟がある地下の黄金ルーム。

中央に置かれた会議テーブルに、ルーク・ドメーヌ国王陛下がシャメロン元陛下が厳しい表情で対峙している。


 シャロン嬢、コットン第1王女も最終確認に同席した。

国王秘書のたターニャとサーニャは筆頭執事スペードと端で待機する。


 クローラメイド長と部下は出入り口の私服兵の近くで警備に参加した。


⬜︎⬜︎⬜︎


「おそらく、今日を過ぎれば魔法省は消える。

ーー ただ、分割はうまくいくのか」


「ルーク、魔法省の機能は既に移管を完了しています」


「ということは」


「空っぽの箱物が悪人と残っているだけです」


「その厄介な悪人だが、どうする」


「ドメーヌ王国の法律では島流しです」


「謀叛に対して手緩くないか」


「ルーク、他に何かあれば」


「ドメーヌには切り札がある」


「というと、伝家の宝刀か」


「いいえ、朝霧女学園の女子高生」


「ーー 意味が分からないが」


⬜︎⬜︎⬜︎


 シャメロンの娘のシャロン嬢が口を挟む。


「お父様、その女子高生を知っているわ」


 コットン第1王女がシャロン嬢に言った。


「その女子高生は、今、妹のルシアと一緒にいるわよ」


「ええええ、第2王女様と一緒ですか」


 国王陛下が咳払いをした。


「コットン、その先は私がシャメロン兄上に説明しよう」


「ルーク、その女子高生は」


「姿だけ見ても分からないよ。彼女は我がドメーヌ王国の救世主だ」


「ルーク、冗談を言っている状況じゃないが」


「彼女は大魔法使いなのだよ」


「ーー 大魔法使いですか」


「時空をも飛び越える奇跡の魔法使いです」


「ーー なに禁忌の魔法じゃないか」


「禁忌でも彼女には敵わない。たとえ100万の軍隊でもな」


「ルーク、分かったけど。魔法省の悪人の島流しと繋がらないんだが」


「私も分からないがメリウスに任せている」


「メリウスって」


シャロン嬢が口を挟む。


「彼女が朝霧女学園の女子高生、メリウスよ」


⬜︎⬜︎⬜︎


「フェリカ、アレの準備はいいか」


「メリウスさん、タイミングが合えば大丈夫です」


「フェリカ、ルシア王女をお願い」


「メリウスさん、任せてください」


 メリウスはドメーヌ城の状況を確認しに瞬間転移魔法を発動した。


⬜︎⬜︎⬜︎


 避難棟の地下室にメリウスが現れる。


 シャメロンが目を白黒させ狼狽えた。

シャロン嬢が笑顔でメリウスに駆け寄る。


「メリウスさん、今、あなたのお話をしていたのよ」


「シャロン嬢、ちょっと今は」


「シャロン、メリウスは忙しいのよ。分かる」


「コットン王女、ありがとうございます」


 メリウスは挨拶して、スペードに確認した。


「メリウスさん、国王が計画を承認しました」


メリウスは国王を見て挨拶して尋ねた。


「悪人の処置ですが」


「メリウス、私はあなたに任せたい」


「私にですか」


「メリウスに任せる」


「私は、時空島流しを考えています」


「それは」


「時空間の溝を永遠にぐるぐる周回します」


「というと、時空間では時が停止しています」


「分からないのだが」


「永遠に抜け出せない空間です」


「それは中間世界か」


「いいえ、中間世界ではありません。中間世界は死者の世界ですから」


「メリウスは、最終確認に訪れたのじゃな」


「はい、包囲も避難も完了済みです」


「証拠は」


「特殊部隊が差押えたと報告を受けました」


「メリウス了解した。ルシアたちは大丈夫かな」


「妖精フェリカと一緒ですから問題ありません」


「分かった、あとで魔法通信できるか」


「多分、ザード大隊長が」


「そうか、それで良い」


「では、陛下失礼します」


 メリウスは瞬間転移して消えた。


⬜︎⬜︎⬜︎


「メリウス、何処に行ってたのよ。心配させないで」


「ルシア王女、陛下と最終確認をしました」


 メリウスの説明を受けたルシア。


「それって、まるで判決じゃない」


「いいえ、悪人には自業自得が待っています」


 傍でクーニャが笑った。


 魔法省の高い棟に陽射しが降り注いでいる。

浦風で魔法省の旗が千切れて青空に舞う。


 旗を見上げた警備の役人が指を差しながら呟いた。


「アレ、縁起悪くねえーー 」

 お読みいただき、ありがとうございます!

ブックマーク、評価を頂けると嬉しいです。

投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。


三日月未来(みかづきみらい)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。