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魔法使いと王女の時空飛行〜女子高生メリウスと王女ルシア〜大魔法で異世界を駆け抜ける〜  作者: 三日月未来(みかづきみらい)


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第79話 ルシア王女の円陣

80話の下書き準備を完了しました。

79話を公開します。

次話の準備後、順次公開しています。

みかづきみらい


ーーーーーーーーーー

(66話魔法暴走参照)

 メイド副長5人とメイド班長25人で30人になる。

班長は10名のメイドを従えているから250人。

副長と班長を加えれば280名の大所帯。


 クローラメイド長の下には、

10人のメイド班長と100人のメイドがいる。

110名とクローラの直属部下10名を加えた120人が直属精鋭部隊である。


 特別班のメイド服は鮮やかな濃い水色に白いストライプが入っていた。

 ドメーヌ城中央棟の国王室。

緑色の髪と瞳の国王秘書ターニャは同じ色のパンツスーツを着用して警戒を強めていた。


「国王陛下ーー 先程、ザード大隊長から応援要請が入りました」


「ターニャ、なんと」


「はい、応援要請です」


 ルーク・ドメーヌ国王は、もう1人の秘書サーニャを呼ぶようにターニャに指示を出す。


「分かりました。陛下」


 しばらくして、ピンク髪と同じ色の瞳のサーニャが同じ色のパンツスーツで足早に国王室に入って来る。

隣には、元国王のシャメロン・ドメーヌと元王女のシャロンがいた。


「サーニャ、ご苦労」


「シャメロン、魔法省の企てが明確になって来た」


シャメロンは少し考えた後、口を開く。


「ルーク、大鉈を振るしかない」


「兄上、それは」


「権力が集中し過ぎた。

ーー 目に余るほど、やりたい放題」


ルークは、その言葉の意味を理解した。


「ルーク、実は密かに新しい組織の準備が出来ている」


「それは」


「退位する頃から準備していた解体だよ」


「まさか」


「お父様、これを」


「シャロン、ありがとう」


 シャロンは計画の詳細が書かれた書類をシャメロン元国王に見せた。


 ルーク国王陛下は、筆頭執事スペードを呼んで特別警戒体制を命令する。


 メイド長クローラはスペードの指示を部下に伝えた。

鳳蝶のリボンのメイドが静かにドメーヌ城の迷路を移動している。


 400人の女性たちの汗ばんだ体臭が廊下に漂う。


⬜︎⬜︎⬜︎


 ドメーヌ城から虹色の狼煙が上がった。

その後、濃い紫色の狼煙が3回上がる。


 紫色3回が赤色の狼煙を意味する。

それを知る者はドメーヌ王国の限られた幹部だけだった。


⬜︎⬜︎⬜︎


 朝霧女学園正門前。


「お母様、お城に狼煙が見えるわ」


「まあ、あの虹色はお祭りかしら」


⬜︎⬜︎⬜︎


魔法省の警備室。


「城から虹色の狼煙が上がってます」


「いい気なもんだ。また貴族のお祭りか」


「最近、多いな」


「道楽が好きなんでしょう」


⬜︎⬜︎⬜︎


 朝陽が魔法省の港でキラキラ輝いている。

メリウスとルシア王女たちは、直ぐに動かず朝を待った。


「ルシア王女、狼煙が上がりました」


「ザード、じゃあ、城の準備は出来ているのね」


「はい、あとはこちら側だけです」


私服兵がザードに報告する。


「大隊長、増員300人の配置が朝までに完了しました」


「ありがとう」


ルシア王女がザードに確認する。


「城のセキュリティは大丈夫」


「紫の狼煙は国王陛下の狼煙です。既に準備は大丈夫かと」


「今頃はクローラが精鋭部隊を動かして鼻を高くしているでしょうね」


 メリウスと妖精フェリカがルシア王女の身辺を見守っている。


「メリウス、魔法省が動き出しました」


「フェリカ、ありがとう。ここは私服兵の包囲を縮めよう」


「メリウスさん、一網打尽作戦ですか」


「いいえ、時空間に送るのもいいと思わないフェリカ」


「それは島流しより大変なことになりませんか」


「フェリカ、悪事には代償が必要よ」

ルシア王女が腕組みして女子高生姿のフェリカを諭す。


「ルシア王女の言う通りね」


「クーニャ、まだ油断は禁物よ」


「分かっているわ」


ルイ・ザード大隊長は全員に告げた。


「ドメーヌ城の狼煙は紫3回だ。みんな分かってくれるな」


「大隊長、国王陛下のために成功します」


⬜︎⬜︎⬜︎


「メリウス、フェリカ、クーニャ、ザード、ランティス、ティラミス、みんなドメーヌのために」


 ルシア王女は円陣の中心で最終確認をした。


「もうじきよ。コットンお姉さん」


 ルシアの呟きは爆発音に消された。

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投稿後、加筆と脱字を修正をする場合があります。


三日月未来(みかづきみらい)

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