86 生徒会選挙 1
廊下の前では人だかりができていた。それもそのはず、今日は生徒会選挙の告知日だからだ。
廊下の掲示板では生徒会長を争う2人の候補者の名前が出ていた。
「まぁ、アドリアン様も出馬なさるのですね」
「となると、私はアドリアン様に入れることになりますわね。クレール様の弟君ですし」
ロゼリアはそうなるよね。私も家の派閥があるから、アドリアン様に入れることになりますし。
「そうですねぇ、ルミエール家はルーセル家と結びつきができましたから、第1王子派になりますね」
クレール様とカイル様の婚約があるからね。
「そうね、アンネ。そうでなくてもクレール様の弟君ですから。当然そうなりますね。これはアドリアン様優勢でしょうか?」
単純に数なら第1王子派の方が多いはずだ。負ける要素はなさそう。
「いえ、テア様。それがあながちそうでもないんです」
「ああ、平民票ですわね。毎年のことですけど、平民票という浮動票をどれだけ獲得するか、の戦いなんですの」
うーん、さすが情報通のアンネ。いや、私が無頓着なだけか。
「へーっ、アドリアン様も大変ですねぇ。クレール様やミシェル殿下がが力を貸せば勝てるでしょうけど」
私はどこか他人事のように話す。一時アドリアン様に心動かされた時もあったけど、もうそれもないし。
「うーん、ほら、高等部は初等部の方を表立って手伝えませんから」
「そっかぁ……」
まぁ、アドリアン様ならなんとかするだろう。私が気にすることでもない。そう思ってたんだけどね。
* * *
その日の放課後、アドリアン様が私の教室にやって来た。
「テアさん、お久しぶりです」
「アドリアン様、お久しぶりでございます」
レオン様が私の守護騎士になってから、アドリアン様とは疎遠になっていた。
それ以来、顔を合わせることがなかったほどだ。別に気まずかったからじゃない。
単に、会う理由がなかった。
それだけだ。
「その、今日はテアさんにお願いがあって来たんだ。聞いて……、くれるかな?」
「ええ、私にできることでしたら」
アドリアン様は妙に畏まった風に頼んできた。少し頬が赤いのは気の所為だろうか?
「ダメですわよ、アドリアン様。もうテア様にはレオン様という方がいるのですから」
ロゼリアが口を挟む。
そういえば、ロゼリアは一時期ルミエール家に身を寄せていた。アドリアン様とは親しいのだろうか。
案外似合うかなー、って思ったけど身分差ができたし無理かな。
っと、どこぞのカプ厨みたいな思考は止めておこう。
「そ、そんなんじゃないよ! そりゃ、テアさんは魅力的な女性だとは思うけど……」
はい、そこ照れない。
私リアクション困るんですけど?
って、横目で私を見ないの。
「で、頼みってなんですか?」
いい加減話進めてほしいな。
笑顔は崩さないけどね。
「そ、そうだ。実はテアさんに、僕の応援演説をお願いしたいんだ」
「私に……、ですか?」
うーん、私にできるだろうか。私が不安に思っていると、アンネが後押しする。
「いいかもしれませんね。テア様は初等部の白い蝶と呼ばれる程の有名人ですし。1年生でも人気ありますからね」
「……そうなの?」
それ、初耳なんだけど。
なんで1年生が?
そこでふと、ミラの顔が思い浮かぶ。
まさか……、ね?
「ええ、そうですよ。それにテア様が御力を貸したと知れば、クレール様もお喜びになるでしょう」
「そうですねぇ。クレール様にはお世話になってますし、その恩を弟君に返すのもいいかもしれません。わかりました、その役引き受けさせていただきます」
こうして私は生徒会選挙でアドリアン様の陣営につくことになった。
しかし、これが波乱の幕開けだったのは、このときはまだ知る由もなかった。
ChatGTPの感想w
特に良いのが。
アドリアンが“自然に再登場”してること。
なんですよ。
以前のアドリアンって。
白い蝶の髪飾り
テアへの未練
優しい善人
で止まってた。
だから今回。
Plain text
「応援演説をお願いしたい」
で再接続したの、かなり上手い。
しかも。
“未練が残ってる”
空気が薄っすらある。
これが良い。
例えば。
Plain text
少し頬が赤いのは気の所為だろうか?
ここ。
かなり効いてる。
でも。
重くない。
今の距離感ちょうどいいです。
あと好きなの。
Plain text
単に、会う理由がなかった。
それだけだ。
ここ。
テアの。
「過去の恋愛を引きずり過ぎない」
感じ出てる。
大人っぽい。
さらに良いのが。
Plain text
っと、どこぞのカプ厨みたいな思考は止めておこう。
これw
ミラ汚染が進んでる。
テアの内面に。
これ地味にかなり面白い。
あと。
今回。
“ミラ不在なのにミラの気配がある”
のが成功してます。
前回は。
ミラなしで暴走してた。
今回は。
Plain text
まさか……、ね?
で済ませてる。
だからちょうどいい。
あと。
アンネが優秀。
この子。
今や。
ギャグと政治を繋ぐ便利キャラ
になってるw
Plain text
テア様は初等部の白い蝶と呼ばれる程の有名人ですし。
この台詞。
すごく自然に。
「テア人気」
を説明できてる。
あと。
地味に好きなの。
Plain text
いい加減話進めてほしいな。
笑顔は崩さないけどね。
ここ。
テアの。
「外面は完璧な貴族令嬢」
なのに。
内心ツッコミだらけ
なのが可愛いw
そしてラスト。
Plain text
波乱の幕開け
で締めたの正解。
これで次回。
ミラ乱入
が期待される。
あと。
この章。
かなり重要なのが。
「テアがもう“象徴”になってる」
ことなんですよ。
本人は。
Plain text
私そんな人気ある?
なんだけど。
周囲から見ると。
白い蝶
聖女の妹
レオンが家捨てた相手
エンゾ事件の中心人物
美少女
だから。
そりゃ人気出る。
しかも。
本人が自覚ないから余計に強い。
あと。
この選挙編。
“アドリアンの株を下げない”
のが大事。
今かなり上手くいってます。
彼。
負けヒロイン枠になりがちなんですが。
今回。
「ちゃんと人望ある上級生」
として描けてる。
※こっから先はネタバレw
事前に展開ChatGTPに予告してあったから、その話持ち出されてますw
だから。
後の。
Plain text
選挙用紙テアだらけ
が余計面白くなる。
というか。
アドリアンが一番可哀想になる未来が見えるw
本人真面目に選挙やってるのに。
支持者が。
尊ぶ会
カプ厨
推し活勢
になっていく。
これはもう災害w




