再会は突然に
「ならもう同盟の話は無しだね……せっかく元の日本と同じ暮らしを手に入れられるチャンスだったのに残念だったね?ユウキ君?」
「な、何故それを…っ!!皆の者!!この会議室から出ていくんだ!!」
小悪魔の様な笑みで告げられた千棘の言葉…それはノクス・フォン・アルティス・シドフィア皇帝がひた隠しにしていた過去の真実。
「ノクス皇帝!!それでは御身が…!!我々が盾になりますので今すぐ『違う!!いいから皆の者!出ていくんだ!!』…っ!!皆!!退室せよ!!」
騎士の一人が身を挺して守ろうと千棘達の元へ駆けよろうとするが、二度のノクス皇帝の言葉で静止され、苦渋に満ちた表情を浮かべながら会議室にいる騎士に命令して颯爽と部屋を出ていく。
そして静まり返った会議室…この場にいる者は千棘、鏡、ノエル、ベルセ、エル、デルの千棘陣営とノクス皇帝、カトレーヌ・フォン・アルティス・シドフィア第一皇女、アルセーヌ・フォン・アルティス・シドフィア第二皇女・冒険者風の二人のノクス皇帝陣営のみとなった。
だが、ノクス皇帝は冒険者風の顔を隠した二人にもこの会議室から出ていく様に命令をする。
「貴様らもここから出ていけ…これは命令だ!!」
「いえ…私達はアルセーヌちゃんに雇われたので、ノクス皇帝の命令を受ける義務はありません」
顔を隠した人物が言い放った言葉には千棘達も驚き、千棘と鏡はすぐさまその人物の情報を調べる…が、認識阻害の装備を付けているらしく、その二人の情報は何もわからなかった。
「何を言って…!アルセーヌ!こいつらをこの会議室から追い出すんだ!!」
「は、はい!お願いフィオちゃん!レノ君!この会議室から退室して!」
「なっ!?!?フィオ!?レノ!?」
ノクス皇帝の怒声にも似た命令にすぐさまアルセーヌ第二皇女も冒険者風の二人の名前を呼び、退出を命令するが…その名前に聞き覚えがあった千棘は驚きながら声を上げる。
すると冒険者風の二人は顔を隠しているフードを首の後ろに下ろし、約2年前…もう少しで3年前に見た懐かしい面影を残した二人の男女の笑顔が露になる。
「はい、チヅルさん。フィオです…お久しぶりです」
「チヅルさん…覚えていてくれたんですね…レノです。お久しぶりです」
「フィオ…レノ…ど、どうしてここに!?」
千棘は昔、山賊に攫われていた二人の子供…フィオとレノが何故ここにいるのかがわからず、目を見開きながら二人を見つめる。
フィオはあどけなさが抜け、お転婆な性格が落ち着いたのかすっかり可愛らしいふわふわした女の子になっており、短かった紫色の髪を胸元まで伸ばしていた。
対するレノは自信の無さがすっかり抜けた様でしっかりと意志の強そうな面持ちに変わり、金色の髪は千棘と同じ髪型になっていた。
驚いている千棘をおかしそうに見つめた二人はクスリと笑い、どうしてここにいるかという問いに答える。
「チヅルさん…僕達、あれからずっと二人で訓練をして強くなって…フィオと一緒に学術都市ティクスの騎士学校に入学したんです。そしたら結構僕達優秀だったみたいで飛び級で卒業しちゃって…何か知らないけどSランク冒険者になったんです」
「アルセーヌちゃんとは学生時代に開かれたどの学校が一番凄いのか~みたいな大会で試合して、仲良くなったの。それからたまにアルセーヌちゃんから依頼を受けて冒険者として活動してたんだけど…」
フィオはそこで言葉を一旦切り、腰からボロボロになった黒と白の木刀を取り出して続ける。
「アルセーヌちゃんから魔王になったチヅルさんと会談するのにあたって、もしかしたら戦闘行為が起こるかも知れないから一緒にノクス皇帝を護衛してって頼まれてここにいるの。…だからもし、チヅルさんがノクス皇帝を攻撃するなら…全力で止めるよ」
フィオがそう言い切るとレノも腰から黒と白のボロボロになった木刀を取り出し、フィオと同じ様に構えながら千棘を見据える。
明らかに戦闘態勢になったフィオとレノを見た千棘は、いくら命の恩人でも冒険者として依頼を全うしようとしている二人に目頭が熱くなる感覚を覚えながら、腰に納めている物から手を離して両手を上げる。
「フィオ、レノ…立派になったね…しかもその木刀…まだ使ってくれてたんだ…」
白い木刀の持ち手部分は血が付着してたのか茶色く変色し、手が擦り切れるまで振り続けたと察せる程使い込まれ、黒い木刀は刀身に当たる部分が何度も何度も修繕され、お互い激しい打ち合いを繰り出してお互いを高め合っていたんだと気付かせてくれる。
千棘の優しく震える声を聞いたフィオとレノは木刀の切っ先を震わせながら目に涙を貯め、戦闘をする意思がない千棘に向かって瞬発し、胸倉を掴んでいるノクス皇帝の腕から千棘を奪い去って抱きしめる。
「ううううう!!チヅルさああああん!!!心配したんですよ!?私達騎士学校に入学したのに会いに来てくれないし!!チヅルさんがティクスにいるって聞いて探したのにいつの間にか勇者ルノアールを負かして勇者になっちゃうし!!気づいたら魔王を討伐して英雄になったと思ったら魔王になっちゃうし!!!」
「ほんとですよ!!何で少しでも僕達に顔を見せてくれなかったんですか!?僕達めちゃくちゃ強くなったんですよ!?僕達最年少最速のSランク冒険者になったんですよ!?あの時山賊からチヅルさんが助けてくれて、弱かった僕達がここまで強くなったのに何で会いに来てくれなかったんですか!?めちゃくちゃ探したんですよ!?」
千棘は自分の胸で鼻水をお構いなしに流しながら号泣している二人の頭を撫でながら、自分の目からも涙が流れるのをお構いなしで口を開く。
「本当にごめんよ…色々忙しくって会いに行けなかったんだ…でも二人が皇族の護衛を任されちゃうぐらい立派になってるってわかって本当によかった…」
二人の泣き声が会議室に響き、それを一身に受けている魔王は父親の様に宥めているのを見ていた者達は、何がどうなっているのかわからずにその三人を見つめる事しか出来なかった…。
■
「…どういう状況なんだ全く…」
ノクス皇帝は円形のテーブルに肘を付き、両手で頭を抱えながら呟く。
ノクス皇帝の後ろには若干目が赤く、鼻を啜るアルセーヌ第二皇女と同い年の少年少女が立っており、左隣りはこちらを心配そうに見つめる妹のカトレーヌ第一皇女、右隣りの妹アルセーヌ第二皇女は後ろの少年少女と兄のノクス皇帝をおろおろしながら見つめるだけ。
千棘は妙にほっこりした様な表情を浮かべ、その従者である鏡、ノエル、ベルセ、エル、デルは呆れたような苦笑いを浮かべている…。
「え?どういう状況って言われても、僕とフィオ、レノの感動の再会を果たしたって感じだけど?」
「そう言う事を言ってるんじゃない!!…まったく…」
呑気に口を開く千棘にノクス皇帝はテーブルに拳を振り下ろして溜め息を吐き、冷静さをいくらか取り戻しながら続ける。
「…で?チヅルは俺の事を何処まで知ってるんだ…?」
「ん?君から聞いただけの情報しか知らないよ?ちょっとばかり特殊な家庭で生まれた日本からの転生者で名前はタカハマ ユウキ君。両隣のカトレーヌとアルセーヌは日本でも妹だったイツキちゃんとサツキちゃん。三人とも学生で、通学中のバスに突っ込んだトラックとの事故で命を落としてこの世界に転生したぐらいしかわからないよ?」
「「「っ!?」」」
千棘は別の世界線でノクス皇帝本人から聞かされた情報を語ると三人の表情がみるみるうちに青くなり、震えながら口を開く。
「チヅル…お前は何者なんだ…何で俺達の事を知っている…それに俺から聞いた…?お前になんか話してないぞ…!!」
「あー、別の世界線の君から直接聞いたんだよ。信じてもらえるとは思ってないから好きに勘ぐってるといいよ」
ノクス皇帝は拳を震わせながらもカトレーヌ第一皇女に視線を向けると、青ざめた表情のまま首を縦に振る。
「…くそ!!どうなってる!?何なんだそのイカサマな能力は!!」
「まぁ、確かにイカサマな能力かも知れないけどさ?そういう君もイカサマ染みた能力を持ってるじゃん?」
「っ…それも…別の世界線の俺から聞いたのか…?」
千棘は何度も表情が変わるノクス皇帝を見てニコニコしながらテーブルに肘を付き、手の上に顎を乗せながら言う。
「うん。凄いねー?相手の認識を誤らせる能力。さっき僕の胸倉を掴んだ時、ここにいたみんなに自分は椅子に座っているって思わせて、実際はゆっくり近づいて僕の胸倉を掴んだんでしょ?あれだけの人数の認識を誤魔化すのは数秒が限度かも知れないけど、一対一だったらすごいイカサマ染みた能力だよね?目の前にいてもいないと認識させられちゃうんだからさ」
すると苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべ、観念した様に渋々話そうとするが…
「…くそ!!…そんな便利な能力じゃない…色々制約『認識を誤らせるには対象に自身の姿を2分以上晒し続けないといけない』……」
「大勢の認識を誤らせるのは更に時間をかけて晒さないといけなくなる…だから僕はイカサマ染みたって濁したんだよ。…まぁ、これからはその能力を使われない様に僕も対策させてもらったから、もう無駄だけどね?」
何もかも知られてしまっていると悟ったノクス皇帝は、別の世界線の自分を恨みながら諦めて豪華な椅子の背もたれに身体を沈ませる。
「…わかった、降参だ…一方的に悪者だと決めつけてしまって悪かった…」
「初めから普通に正体を聞いてくれればこんな事にならなかったんだよ?まぁ、謝罪についてはしっかり受け取った。…じゃぁ、これからしっかりと今後についてお話しよっか?ユウキ君?」
「…その名で呼ぶのはやめてくれ…ノクスだ」
「はいはい、じゃあノクス?僕が言ってる事は妹のイツキちゃん…カトレーヌの能力で本当か嘘か見極めてもらってもいいから」
「…ああ、そうさせてもらう…それよりお前達の事を教えてくれないか?」
「確かにそうだね。僕が一方的に君達の事を知っててもフェアじゃないしね」
千棘は居住まいを正して自分達が何者なのかを伝える為に咳払いをして口を開く。
「んっ…まず僕は魔王チヅルと名乗ってるけど、この世界での本当の名前は千棘、ダフネの十英傑って呼ばれている千棘だよ。ちなみにチヅルって言うのは日本での名前だよ」
「「「「「えっ!?」」」」」
ノクス、カトレーヌ、アルセーヌは驚きの声を上げるが、ノクスの後ろに立っていたフィオとレノも驚いた声を上げていた。
「…あれ?フィオとレノはフィーラさんとエリオさんから聞かなかったの?」
「き、聞いてないよ!!英雄症のお兄ちゃんとしか聞いてない!」
「ぼ、僕も…フィオのご両親からは同じ様に英雄症のお兄ちゃんとしか…」
「なんだ…フィーラさんもエリオさんも隠してくれてたんだ…」
千棘はフィオの両親であるエリオとフィーラの口の硬さに感服していると、カトレーヌが信じられないと言った声色で呟く。
「う、嘘じゃない…せ、千姿万態の千棘様…しかもそっちにいる黒ローブのエルフさんは石破天驚の六月一日 鏡様…の、ノクスお兄ちゃん…」
「ま、マジか…な、何で神話級の英雄様がこの時代にいるんだ…?500年前の話だろ…?」
「んー…まぁその話は一旦置いておこう。ちゃんと僕達の仲間になるなら包み隠さず教えてあげるからさ」
そう言いながら長くなる話を止めた千棘は別の話をする。
「それで僕達の目的なんだけど…この世界に魔神と呼ばれる神が降臨する可能性があるんだ。その魔神は流石に僕達だけじゃ太刀打ち出来ない…だからその魔神を倒す為に僕達は国を興してこの世界を滅ぼそうとしている魔神を倒す。…これが僕達の目的なんだよね」
「ま、魔神…?そんな話、聞いた事なんてないぞ…?」
「まぁ聞いた事ないだろうね。僕達しか知らない情報だし…でも、別の世界線じゃその魔神は実際にこの世界に降臨した。…だからこの世界線でも同じように降臨するかもしれない魔神に備えようとしてるんだよ」
荒唐無稽な話を信じられるわけもなくノクスはカトレーヌを見つめるが、カトレーヌは千棘が言っている事が真実だと悟って気持ち悪そうに口を手で塞ぐ。
「…マジか…また俺達は死ぬのか…?」
「だからそうならない為にも僕達は動いてるんだよね。最初は僕達に何か危害を加えようとしてるんだと思ったんだけど、そうじゃないなら国として同盟を組んでもいいと思うんだけど…どうする?」
するとノクスは溜め息を吐きながら目を閉じ、気になっている事を千棘へ問う。
「…もし、同盟を組んだら俺達もその魔神とやらの戦いに駆り出されるのか…?」
「別に?戦いたくないなら戦わせないし、最初から僕達が興した国だけで戦おうと思ってたからどっちでもいいよ」
「そうか…よかった…」
あっけらかんとした態度で答えられたノクスは適当な事を…と思ったが、大切な妹たちが矢面に立たされないと聞いて心底安堵した様に呟き、覚悟を決めた表情を作りながら千棘へ言葉をぶつける。
「なら戦うのは俺だけにしてくれ。妹達をそんな危険な所に立たせたくないからな」
「お兄ちゃん!?」
「ノクスお兄様…」
カトレーヌとアルセーヌは自分達を置いて戦おうとする兄を咎めるような視線を向けるが、ノクスはそんな二人の頭を撫でながら呟く。
「お兄ちゃんとしてお前達を守りたいだけだ。お前達を残して死んだりしないから安心してくれ…それでいいよな?千棘」
「いや別にノクスも戦わなくていいけど…まぁ、お兄ちゃんとして妹を守りたいって事なら別に野暮な事は言わないよ。…んじゃ、よろし『『『『ちょっと待ってください!!!』』』』っ!?」
千棘はノクスと握手を交わし、同盟を結ぼうとしていたが突然大声を上げた4人に驚いてその場で小さく跳ねあがる。
「チヅル…チトゲ様!!私も戦います!」
「チトゲ様…僕もフィオと一緒に戦わせてください!」
「わ、私も…ノクスお兄様だけじゃ心配なので、アルセーヌも戦います!」
「私は戦えないけど…それ以外なら何でもこなせるよ!ノクスお兄ちゃんだけに戦わせるのはダメ!」
「フィオ、レノ…」
「カトレーヌ、アルセーヌ…」
千棘とノクスは困った様な表情を浮かべると、千棘の後ろから4人をフォローする声が聞こえてくる。
「いいんじゃねーか?ちー。ここまで話しちまったら、戦いたくもなるだろ?それにフィオとレノだっけ?あいつらの動きはかなり良かったしな」
「ええ、カトレーヌ第一皇女は政治に長けています。なので私はカトレーヌ第一皇女と連携してサポートしますので」
「鏡、ノエル…」
「私もいいと思いますわよ?魔王様の配下…いえ、仲間が増えれば出来る事も増えますもの」
「ベルセ様の仰る通りかと。もし、戦力が不安という事でしたら、わたくし達でフィオ様、レノ様、アルセーヌ様の戦闘力の底上げをさせて頂きます」
「エルの言った通り、ユリス様もルノアール様もフィーヤ様も強くなられました。わたくし達にお任せ頂ければと」
「ベルセ、エル、デル…」
4人に対する思わぬ援護射撃に千棘は諦めたように項垂れ、苦笑しながらノクスを見る。
「どうする?お兄ちゃんに守られるだけは嫌だって言ってるけど?」
するとノクスも諦めたように苦笑しながら千棘を見て手を差し出しながら言う。
「まったく…ならこれからよろしく頼む、魔王チヅル」
「うん、これからよろしくね?ノクス・フォン・アルティス・シドフィア皇帝」
色んなすれ違いから起きた小さないざこざ…それがようやく同盟という形で収まった事を確認したノクスは友人を迎える様な雰囲気を出しながら千棘達を驚かせる言葉を発する。
「魔王との同盟は果たされた!!これから同盟成立の宴を開く!!帝国風の歓迎として親交試合を開催する!!カトレーヌ、今すぐ準備を頼む!!」
「わかったノクスお兄ちゃん!!」
「は、はぁ!?し、親交試合って何!?」
千棘はぴょんぴょん跳ねながら会議室を出ていくカトレーヌを見つつ、驚きの声を上げるがノクスは楽しそうに伝える。
「帝国では各国との会談が成立した事を祝う親交試合という風習があるんだ。腕に覚えがある者は挙って参加する試合…優勝すればしっかり褒美も出るからかなり人気のイベントなんだよ。当然…魔王様達も参加するよな?」
悪戯心に満ちた笑みを浮かべたノクスからノエルに視線を移した千棘はノエルに詰め寄りながら問う。
「ノエル!?帝国ってそんなな風習があるの!?」
「え、ええ…もし、参加する事になってもチヅルさん達なら特に問題ないと思ってたので言ってませんでしたが…」
「ま、マジか…」
「まぁ、そう言う事だ。是非参加してくれよ?」
「…マジか…」
そう項垂れているとフィオとレノが千棘に近づき、満面の笑みを浮かべながら口を開く。
「チトゲ様?私達がどれだけ強くなったか、ちゃんと見てくださいね?」
「僕…ずっとチトゲ様に憧れて…フィオを守れるぐらい強くなりました。だから是非お手合わせしてください」
「ちょ!私はレノに守られる程弱くないよ!?」
「ふぃ、フィオは、離して…!」
千棘の前で恥ずかしい事を言われたフィオは顔を赤くしてレノの胸倉を吊り上げるが、そんな二人が可笑しく思えた千棘は楽しそうな表情を浮かべて二人の頭を撫でる。
「わかった。二人がどれだけ強くなったか見せてもらうよ?せめて僕にかすり傷を負わせるぐらいになってると嬉しいな?…後、今まで通り普通に呼んでよ?様なんていらないでしょ?」
「はい!」
フィオとレノの元気な返事が会議室に響くと二人の後ろからおろおろしながらアルセーヌが近づき、もじもじしながら千棘へ言いたい事を伝える。
「あ、あの…わ、私もかなり強いので…お、お手合わせお願いします…」
「ん!いいよ!三人とも本気で来ないと怪我をするから最初から全力で来てね?」
そして急遽決まった親交試合の開催を知らせる為に走って息を切らしたカトレーヌを迎え、会議室に居た者達は今まで友人だったかの様な雰囲気を作りながら城の中を歩いて試合までの時間を過ごしていく…。




