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その箱を開けた世界で  作者: ナガズボン
第1章 鳳凰院 蓮火(仮題)
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特待生の基準と幼女の心配事

よろしくお願いいたします!

「基準は3つあるのじゃ」


 幼女は指を三本立てる。


「1つは特性」


 薬指を折った。


「ダンジョン攻略に役立つものなのか、戦闘の役に立つものなのか。単純ではあるが、それが実力に寄与するものなのかを見るためのものじゃ」


 そして二つ目。

 中指を曲げた。


「魔法の適正の高さじゃ。基本的に魔法の適正が高ければ高いほど、強い威力が出るようになっておるからな。これも冒険者らしい実力主義的な側面があるものじゃ」


 箱明けの魔法を使ってもらう。

 幼女は適正の高さを見る方法を示した。


「最後の3つ目じゃ」


 最後に残っていた人さし指を折り曲げる。


「ペーパーテスト。バカに特待生の待遇はせん、ということじゃな」


「はっきりと言うんですね」


 幼女のぶっちゃけた発言に、リストは少し苦笑した。


「バカに身分を持たせると何をしでかすか分からんからな」


 あ、そうじゃ。

 一つ忘れておった。


 幼女はさらに付け加える。


「性格を見る上で、面接も行うようになっているのじゃ!」


 左右のグー手をそれぞれの腰にかけた幼女がふんぞり返った。


「なるほど。まあ、もう面接は終わっているようなものでしょう。こんなに話しているのだから」


「それもそうじゃな」


 幼女はリストの言葉に頷いた。


「もちろん合格でしょう?」


「何でお主はそんなに自信満々なのじゃ?」


 幼女はジトーっとした目でリストを見やった。


「ダメなんですか?」


 本気で不思議そうな顔をして、リストが幼女に確認する。


 リストの様子を見て幼女は益々、苦みばしった顔をした。


「すごくダメというわけではないのじゃが、お主にオーケーを出してもいいものなのかと不安に思っておる」


「暴れるぞ?」


「そういうところじゃ!」


 冗談です。

 機械のような無表情でリストがペロッと舌を出した。


 それが余計に幼女の不安を掻き立てる。


「と、とにかくじゃ。この3つ、面接を含めると4つを点数化し、合格点に達したら特待生じゃ!」


「分かりました」


「本当に分かっておるのじゃろうな……」


 特待生の許可を与えないと本当に暴れそうな感じがして、気が気ではなくなる幼女なのだった。

お読みいただきありがとうございました!


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感想もお待ちしております!辛口希望!


よろしくお願いいたします!

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